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May 28, 2015

白山スキー:縦溝も気にならない大斜面滑走

先週末は関西のテレ仲間総勢12名で白山に1泊2日のスキーツアーに行ってきました。他の山域と同様に白山も例年より雪は少なかったですが、それでも豪快に滑れる大斜面がまだ残されていました。

【日程】2015年5月23日(土)〜24日(日)
【山域】北陸
【場所】白山
【メンバー】A川さん、雪だるまさん、Sayaちゃん、Oもとさん、しんちゃん、Iさん、Aさん、Eさん、Kさん、Oぐらさん、Hくん、マメゾウムシ
【天候】5/23 晴れのち曇り、5/10 晴れ時々曇り
【装備】テレマーク12
【コースタイム】
5/23 市ノ瀬6:21〜別当出合8:04-49〜中飯場9:22-51〜シール登行開始地点(1630m)10:15-31〜甚之助避難小屋12:16-49〜南竜山荘14:30-15:41〜標高2500m付近17:10-25〜南竜山荘18:04
5/24 南竜山荘5:56〜室堂7:04〜御前峰8:04〜大汝山西面2580m付近9:33〜2380m付近10:16〜室堂11:41〜南竜山荘12:45-13:19〜甚之助避難小屋14:12〜滑走終了地点(1660m)14:32〜中飯場15:00-16〜別当出合15:45-16:02〜市ノ瀬18:00

GPSログは、バッテリー切れのため、別当出合手前で切れています。

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1日目(5月23日):市ノ瀬から南竜へ

早朝の市ノ瀬に関西からテレマーカーが12名も集まりました。前夜遅くに大阪を発った大阪組3人(Sayaちゃん、Hくん、私)は少しの仮眠だけで眠い目をこすりながらの市ノ瀬出発となった。

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市ノ瀬のゲートはまだ開いておらず、別当出合までの5kmほどの林道を、スキー、ブーツ、1泊分の荷を背負って延々と歩きます。ちなみに私はトレランシューズで歩きました。

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12人もいるとペースもいろいろ。のんびり行きますが、重荷が肩に食い込む!

別当出合を通過!

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中飯場からは雪が出てきたので、テレブーツに履き替えます。ブーツ2足分が軽くなった!

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標高1630m付近より雪がつながり出したので、シール登行に切り替えます。これで板2本分が軽くなった!

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Eさん、シール登行に慣れていないのか、遅れ気味。キックターンのアドバイスをしながら一緒に登る。ストックがうまく使えていないようだ。よく見るとストックが短すぎる。滑走時よりも長くしてもらうと、だいぶよくなりました。登りはストックをうまく使って4駆で行かないとね。あとは慣れですよ!

甚之助避難小屋前のベンチで大休止。手前は関西のテレギャル3人です!

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甚之助避難小屋上の急斜面を滑落に気を付けながら登る。

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南竜へのトラバース道は雪が途切れていました。

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ようやく南竜山荘が見えました。これで重荷から解放です。

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ほんのちょっとの滑走で南竜山荘冬季小屋に到着しました。

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小屋に余分な荷物をデポして滑りに行きましょうか! その前に記念撮影!

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南竜山荘上の雪斜面に取り付きます。

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例年より幅が狭いですが、なんとか雪はつながっていました。ただし、ルート取り次第ではスキーを1回脱がなければなりません。

急斜面を登り切ると、御前峰が目の前に現れた。ちょっと上部はガスってきましたね。

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標高2500m付近まで登って、往路を南竜山荘まで滑走しました。滑走シーンについては以下の動画リンクをご覧下さい。

小屋に戻ったらもう18時。今晩は我々だけの貸し切り状態。早速、夕食の準備。そして宴へと夜は続いたのでした。

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2日目(5月24日):山頂部大斜面の滑走から帰路へ

天気予報では夜から明け方にかけて雨が降るとのことしたが、降雨もなかったようで、まずまずの天気の朝を迎えました。

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前日と同じルートで。

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室堂を越えて。

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雪だるまさんが休憩もせずにどんどんと進むので、私たちも続く。

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白山の最高峰である御前峰直下でようやく休憩!

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12人もいるとさすがにペースがばらけます。先に着いた6名で御前峰山頂まで登ってきました。

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北アルプス方面!

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いまだ噴煙の上がる御嶽山!

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室堂方面を見下ろす!

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全員が山頂直下まで登って来たところで、大汝山の西面に回り込む。そこには大斜面がありました。

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縦溝はありましたが、そんなのは気にならないぐらいの大斜面滑走を楽しみました。詳細については2日目の記録動画をご覧下さい。

A川さんに撮っていただいた自分の滑走シーン!

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効率の良いルート取りで室堂に登り返す。

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南竜山荘に戻る途中では、石川県テレマークスキー連絡協議会のTaroさんたち3人とバッタリ出会う!

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南竜山荘の荷物を撤収して帰路につきましょう!

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万才谷はまだ滑れそうでしたが、凹凸激しそう!

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甚之助避難小屋の上部から最後の滑走。急にガスが出てきましたが、すぐに回復しました。

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標高1660m地点で滑走を諦めて、スキーを背負っての下山に。

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あとは重荷に耐えながら、ひたすら歩き続ける。下山に時間はかかりましたが、12人全員が無事市ノ瀬へ下山しました。

下山時の重荷を背負っての滑走は慣れないと大変と思いますが、皆さんよく頑張りましたね。また来年も行きましょう!

以下は2日目の記録動画です。

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May 22, 2015

針ノ木大雪渓で豪快に標高差1200m滑走!

乗鞍岳の翌日は針ノ木大雪渓を滑走しました。これで三大雪渓の滑走は完了です!

【日程】2015年5月17日(日)
【山域】北アルプス後立山
【場所】針ノ木岳
【メンバー】Nさん、Kさん、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【装備】テレマーク3
【コースタイム】扇沢駅無料駐車場6:23〜作業道入口6:52〜マヤクボ沢出合8:58〜2540m平坦地10:08-38〜稜線(コル)11:16-46〜針ノ木岳11:56-12:13〜稜線(コル)12:21-13:10〜滑走終了地点(1560m)13:51〜扇沢無料駐車場14:36

前夜は道の駅安曇野松川で車中泊し、早朝に扇沢駅に移動。5時台にもかかわらず、すでに無料駐車場は満車状態でかろうじて駐められました。

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今日は富山からKさんとそのお友達のNさんが同行します。彼らもなんとか駐車できました。

スキーを担いで出発。途中までは夏道を行きましたが、藪がうるさかったので、林道を行く方がよいです。

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途中から作業道を進み、針ノ木大雪渓に出ます。

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雪がつながったところで、シール登行に切り替えます。

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水が流れる堰堤!

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登って行くにつれて傾斜も増していきます。

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マヤクボ沢へ入り、針ノ木岳の山頂を目指します。

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傾斜もさらに急となるため、念のため、私はクトーをスキーに取り付けた。NさんとKさんはこの急斜面をシールだけで登行。さすが!

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稜線に出たと思ったら、まだ標高2540mの平坦地でした。

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休むのによい所なので、ここでNさんとKさんが登ってくるのを待つ。

稜線へはさらに一登り!

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コルに到着。

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ここにスキーとザックをデポして、アイゼン・ピッケルスタイルで山頂へ。

針ノ木岳山頂にて3人で記念撮影!

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正面に立山と黒部湖! 右手には剱岳! いい眺めです!

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コルに戻ってランチタイム!

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ビールが欲しかったですね!

さて、いよいよ長大な針ノ木大雪渓の滑走です。

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上部はフラットで、実に快適な滑走でした。

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下部は縦溝が出てきましたが、さほど深くないので滑走には問題ありませんでした。滑走の様子は記録動画をご覧下さい。

豪快に標高差1200mの滑走でした。滑走終了地点からはスキーを担いで、コゴミを採りながら下山しました。

よいコンディションで素晴らしい滑りができた実に満足な1日でした! 以下、記録動画へのリンクです。

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天気の回復が見込めれば乗鞍岳!

先週末ですが、土曜日は朝のうちは雨で正午には回復するとの天気予報。そういう時はお手軽に春山バスで行ける乗鞍岳です。天気の回復が遅れた場合は位ヶ原山荘で待機もできる。以下、報告です。

【日程】2015年5月16日(土)
【山域】北アルプス南部
【場所】乗鞍岳
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】雨のち曇り
【装備】テレマーク
【コースタイム】位ヶ原山荘10:21〜肩ノ小屋口11:11〜剣ヶ峰12:39〜蚕玉だけ12:51-13:11〜ツアーコース出口13:27-42〜三本滝駐車場14:28

明け方近くに三本滝駐車場に到着。仮眠中に雨が降り出す。春山バスの始発時間になっても雨はしっかり降り続いていた。

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始発便は見送り、第2便のバスで位ヶ原山荘まで上がることにする。その分、睡眠時間が長くなるので悪いことではない。

その第2便のバスが出発する時間でも雨は降っていたが、位ヶ原山荘にバスが着いたときには止んでいた。

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早速、シールを板に貼って登るとしましょう。

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肩ノ小屋口のトイレを越えて、雪渓に取り付く。しかし融雪が進んでいるため、ハイマツの出ている部分が多い。昨年より2週間は早く融雪が進んでいる感じだ。上部はまだガスの中。

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登っていた雪渓が途中で途切れてしまったので、仕方なく板を脱ぐ。もう少し早めに左から回り込めば、板を脱ぐ必要はなかったが、これも視界不良のせい。

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すぐに再び雪渓上に出て、板を履く。上部に先行者が1名見える。

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視界もだいぶよくなった。途中、再び板を脱ぐ箇所があったが、少しの距離だけだった。

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稜線は風が強かった。蚕玉岳で板とザックをデポし、空身で剣ヶ峰へ向かう。

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剣ヶ峰の山頂!

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蚕玉岳まで戻って、軽く腹ごしらえしてから滑走へ。再び視界が悪くなったが、強風のためドロップすることに。詳細については記録動画を観て下さい!

いつも滑る剣ヶ峰と蚕玉岳の間の沢を滑走。そこそこ斜度があるが、雪はザラメで悪くない。除雪中の乗鞍エコーラインを回り込んで、ツアーコースへ。

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ちょっと休憩してから、ツアーコースを滑って行く。

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途中、雪が途切れかけているところが何ヶ所かあったが、なんとかツアーコース入口の急斜面上部まで滑れた。

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ただし、ここまで。スキーを担いで、急斜面を徒歩で下りたが、少々の藪漕ぎで済んだ。来週はもうツアーコースは通れませんね。

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あとはゲレンデを歩いて。

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三本滝駐車場に到着。

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こういう天気の時は、乗鞍岳はお手軽でよいですね。

下山後はいつもの湯けむり館で汗を流してから、翌日の目的地である針ノ木岳方面へ移動となりました。

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以下は、今回の記録動画へのリンクです。

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May 14, 2015

黒部源流周回スキー5:中俣乗越〜北ノ俣岳〜飛越新道

5月連休に行った黒部源流周回スキーの5日目(最終日)の報告です。コースタイムや天気などの概要については速報をご覧下さい。

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3日目(5月6日):中俣乗越〜北ノ俣岳〜飛越新道

いよいよ下山日の朝を迎えた。この日も天気がよかった。山行期間の5日中4日が晴れたのはよい方だろう。

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北ノ俣岳への広大な稜線をトラバース気味に進み、途中にあるピークの赤木岳などは巻いてしまった。

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出発してから1時間半もかからずに北ノ俣岳に到着。ここを起点に5日間かけて黒部源流を周回してきた。

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剱岳!

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槍ヶ岳!

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名残惜しいが、下山しなければ!

北ノ俣岳からの下りはスキーを担いで素直に夏道を下った。ここは初日に無理して雪をつないで登って、ひどい藪漕ぎになったところなので。

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途中でお腹が痛くなり、ハイマツの影で... 後半2日間はお腹を下していました。

雪がつながり出したら、スキーを履いて滑走! 例年ならば山頂から滑れるのだが...

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北ノ俣避難小屋を過ぎて、樹林帯に入る。

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寺地山への登り返しだが、途中から南側を巻いた。

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寺地山を過ぎたら、滑るだけ。シール無しスキーでの歩行は多かったが...

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途中にいくつかある小ピークはA川さんのナビゲーションでうまく巻いた。

飛越トンネルへ下りる斜面はすでに滑走できる状態ではなかったので、スキーを担いで下った。

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トンネル前には正午過ぎに到着。

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林道上で滑れたのは最初だけ。

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すぐに雪は切れ切れになり、スキーを担いでの林道歩き。

すでにトンネルの2km手前まで車が入ってこられるほど融雪は進んでいた。

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下山後は神岡から富山側に少し行った所にある割石温泉で汗を流してから、帰路についた。

5日間も続けて山に入ったのは実に久しぶりのことである。日帰り山行を5〜10日間続けたことはあったが、山中泊では2年前に行ったオートルートスキー縦走の4日間が最近では最長である。今回はその時のオートルート縦走と同等かそれ以上に充実したスキー山行だった。力の揃ったよい仲間と行けたことも重要。黒部源流域は以前にトレランで日帰り周回したことがあるが(2012年8月の記録)、さすがに残雪期と言えど、この時期は4日〜5日はかけないと周回できない奥深いエリアだ。そのこともあり、立山や白馬に比べると黒部源流域はスキーヤーや登山者はだいぶ少ない。入山できた者だけがよい山と斜面を独占できるのだ。私はどうやら黒部源流の魅力に取り憑かれてしまったようだ。しばらく通い続けることだろう。

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黒部源流周回スキー4:三俣山荘〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳

5月連休に行った黒部源流周回スキーの4日目の報告です。コースタイムや天気などの概要については速報をご覧下さい。

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4日目(5月5日):三俣山荘〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳

悪天の翌朝は見事に天気が回復してました。朝から登山者やスキーヤーが小屋の前を通っていく。しかし、目の前の鷲羽岳は雪が少なすぎ!

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しかし、雨の後の明け方の冷え込みで雪はカチカチ。こういう時は滑落の危険があるため、無理せずに、雪が緩む頃を見計らって出発するべき。9時過ぎに小屋を後にし、三俣蓮華岳へシール登行開始。

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三俣蓮華岳の山頂までぶなの会のメンバー2名と一緒でした。新穂高から入山し、高天原温泉まで行って戻ってきたとのこと。彼らに我々3人の写真を撮っていただいた。

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槍ヶ岳のアップ! 飛騨沢の雪は肩まではつながっていない!

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今日は黒部五郎岳を越える。黒部五郎小舎へ向けて滑走!

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三俣蓮華岳の北西斜面を2670mまで滑走。4日目ともなると荷物がだいぶ軽くなっているので、滑りの方も楽しむだけの余裕が出てきます。

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それからトラバース気味に稜線に戻る。

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そして黒部五郎小舎への気持ちよい斜面を滑走!

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下部は縦溝が深くなり、つい油断して縦溝に板を取られて1回転倒。小屋前にいたギャラリーに見られたな!

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黒部五郎小舎では、神岡カラコルムクラブのsinoyosiさんとお会いした。太郎平小屋で2泊して、今日は太郎平小屋から双六小屋へ縦走中とのこと。話題のNewmarkビンディングを見せていただいた。これは軽い!

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いよいよ黒部五郎岳への長い登りに入る。カールからではなく尾根から山頂を目指す。その方が雪がつながっていそうということで。

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途中、急斜面のトラバースを強いられた。緩んではいたが滑落したら、かなり下まで落ちるだろう。ヒヤヒヤ!

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ついに登り切った。黒部五郎小舎から2時間半ほどかかった。

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ここまで来れば一安心! 明日は下山できます。

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いよいよ本日最後の滑走!

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縦溝のないフラットな斜面を気持ちよく滑走!

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中俣乗越手前のコルまで滑って、そこを今晩の幕営地とした。雪融け水の流れがあり、雪を溶かさずに済んだのは助かった。

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最後の晩はSayaちゃんが持ってきた黒霧島250ccを3人で分けて、お湯大量のお湯割にして大切にチビチビ飲みました。

黒部源流周回スキー5:中俣乗越〜北ノ俣岳〜飛越新道につづく

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黒部源流周回スキー3:岩苔小谷〜三俣山荘

5月連休に行った黒部源流周回スキーの3日目の報告です。コースタイムや天気などの概要については速報をご覧下さい。

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3日目(5月4日):岩苔小谷〜三俣山荘

天気予報では5月4日は午後からが本格的な雨との予報だったので、その日は早めに行動を開始し、できれば黒部五郎小舎まで行って、快適な冬季小屋で悪天をやり過ごすつもりだった。しかし夜のうちから雨は降り出し、起床時には小雨で上部は霧の中であった。

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雨がいったん止んだ時点で出発。最悪、黒部五郎小舎まで行けなくても、距離の近い三俣山荘まで行ければ、そこの冬季小屋は利用できる。視界の悪い岩苔小谷を岩苔乗越まで登り返す。

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岩苔乗越は風雨のため長居せずに。シールを外して、黒部源流へ本日唯一の滑走!

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視界は悪かったけど、酔うほどではなかった!

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黒部源流付近まで滑ったら、三俣山荘へ登り返す。

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視界が悪く、近くまで来ても三俣山荘の冬季小屋が見つからず。GPSを頼りに進んだらありました!

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このあたりから雨が本降りとなってきた。この状態で三俣蓮華岳を越えるのはきつい。まだ2時間半しか行動していないが、ここの冬季小屋で停滞し、悪天をやり過ごすことにする。

冬季小屋のドア前の雪を除雪して、冬季小屋の中に入ると、なんとえらい狭いではありませんか! 我々3人でちょうど一杯! 屋根と壁の間に隙間が空いていて、風も入ってくる! おまけに雨漏りも! それでも「ポットラックよりは快適」と妥協した我々でした。

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風雨は次第に強くなり、夜まで悪天が続きました。幸いなことに、この日は他には誰も来なかったため、狭いスペースでも割と快適に長い1日を小屋で過ごすことができました。お酒が充分にあれば、より充実した小屋ライフとなっていたでしょうが、軽量化のため限られた量しかない焼酎をチビチビやる程度でした。天気予報通り、明け方には雨は上がりました。

黒部源流周回スキー4:三俣山荘〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳につづく

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May 13, 2015

黒部源流周回スキー2:赤木平〜雲ノ平〜祖父岳〜岩苔小谷

5月連休に行った黒部源流周回スキーの2日目の報告です。コースタイムや天気などの概要については速報をご覧下さい。

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2日目(5月3日):赤木平〜雲ノ平〜祖父岳〜岩苔小谷

2日目も天気は良好。1日目は10時間行動となったが、この日も水晶岳を越える予定なので行程は長い。気合い入れていきましょう!

まずは赤木平北側のピークへ登るが、標高差は100mにも満たない。

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ここから薬師沢小屋方面へ滑走します。

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薬師岳です。

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当初の予定は金作谷を滑って、黒部川を横断し、薬師見平へ行く予定でしたが、金作谷出合のスノーブリッジはすでにないということで、黒部川を確実に横断できる薬師沢小屋へのルートに変更しました。

それでは薬師沢小屋へ向けてドロップ!

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木の少ない滑りやすい斜面でした。朝から気温が高めのため、雪は十分に緩んでおり、浅い縦溝は問題ありませんでした。

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薬師沢小屋が近づくと尾根が細くなり、スキーを脱いで下ることに。

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薬師沢小屋に着きました。

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黒部川を渡る吊り橋はケーブルが切れているのか、傾いているし、底板は雪のためかグチャグチャでした。おまけに対岸は雪壁!

せっかく沢へ下りたので、水の補充。Sayaちゃんはテンカラ竿を出してみることに。

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残念ながら、アタリなし。やはりこの時期は毛針を沈めないとダメかな?

問題は吊り橋の通過!

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傾いた吊り橋を渡るのは、ボルダリングのトラバースみたいなものでしたが、重荷で腕がパンプ!

次の試練は対岸の雪壁です。ロープを出すこともなく、ピッケル・アイゼンスタイルで無事登れました。

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本日の核心部を越えたら、再びシール登行。

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雲ノ平への登りは結構急です。キックターンを繰り返しながら登っていくわけですが、Sayaちゃんのシールが剥がれてしまうというトラブルが発生!

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ガムテープを巻いたりして、3時間かけてなんとか雲ノ平まで登り切った。

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正面に水晶岳と雲ノ平山荘!

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祖父岳を目指すが、すでに15時近くになっていた!

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当初の予定では、水晶岳の東面を滑って東沢谷の中で幕営の予定だったが、時間的に厳しい。祖父岳の途中から北面を滑走し、岩苔小谷の中にある台地状地形で幕営に計画変更。水晶岳の稜線には雪がついていないしね!

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祖父岳北面は結構な急斜面!

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雪は緩んでいるので問題ありませんよ!

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岩苔小谷との合流点近くに適当な台地があったので、そこで幕営。今日は誰とも会わない我々3人だけの静かな1日だった。翌日は午後から雨の予定だが、果たして行動できるだろうか?

黒部源流周回スキー3:岩苔小谷〜三俣山荘につづく

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黒部源流周回スキー1:飛越トンネル〜北ノ俣岳〜赤木平

5月連休に行った黒部源流周回スキーの1日目の報告です。コースタイムや天気などの概要については速報をご覧下さい。

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1日目(5月2日):飛越トンネル〜北ノ俣岳〜赤木平

前夜遅くに大阪を出発したテレ仲間3人は、神岡に3時頃に到着。道の駅スカイドーム神岡で仮眠して、明るくなってから飛越トンネルへ向かった。

車は飛越トンネル手前3.1kmまで入ることができた。ここで岡山のテレマーカーIさんら3人と遭遇。彼らは太郎平小屋をベースに3泊して周囲を滑るそうだ。

林道は最初のうちは雪がつながっていなかったので、まずはスキーを背負って歩く。4泊分の幕営装備が肩にグッと食い込み、足取りも重い。先週は腰痛で苦しんでいたこともあり、少々腰が不安。それでも3人とも50Lザックに装備一式が収まったのは、軽量化を頑張ったため。

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トンネル2.1km手前のデブリ地点から雪がつながり出したので、シール登行に切り替える。スキーを担がないだけでもだいぶ楽になる。

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飛越トンネルの右側の急登を登る。結構藪が出ていて、ぎりぎりシール登行ができた。帰る頃にはスキーでは下りられなくなっているだろう。尾根に出た所で休憩。

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神岡新道と合流すると傾斜の緩い尾根歩きとなる。

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寺地山は山頂の南側を巻いた。

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北ノ俣岳の姿が現れた。天気はよいけど、ちょっと暑い!

北ノ俣避難小屋を過ぎると、北ノ俣岳への長大な登りに入る。ここから山頂までは標高差600mだ。

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山頂までは雪がつながっていないようだ。大部分の人たちは夏道をスキーを担いで登っている。我々は山頂の最も近くまで伸びる左側の雪渓を詰めて、なるべく雪の上をシールで進むことにする。

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これが失敗で、最後は見事なハイマツ漕ぎとなった。

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ブーツが地につかない空中戦となり、スキー板はハイマツの枝に引っかかって進もうとするのを妨げる。本当にわずかしか進めない。時間的にも16時をまわっていた。なんとかハイマツを抜けて、北ノ俣岳北側ピーク近くに出た時にはヘロヘロにバテてました。

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本日の幕営予定地は薬師沢小屋近くの台地。既に時刻は17時。急ごう!

北ノ俣岳東側の広大な斜面を、赤木平へ向けて本日最初の滑走。

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夕暮れの滑走はなかなかいいものでしたが、疲れた体での重荷滑走はきつかった。縦溝にも気を付けなければならない。

滑り下りた赤木平がいい平坦地だったので、ここで幕営することに。

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3人の住居はファイントラックのポットラック。支柱にはスキーのストックが使えるので軽量化できます。基本的に大型のツエルトみたいなもので、グランドシートはなく、隙間風は入ってくるので、就寝中は結構寒いです。

初日は10時間行動となり、寝不足と腰痛明けの体には結構きつかった。入山祝い用のビール1缶で入山を乾杯し、あとは焼酎をチビチビ。21時には就寝となりました。

黒部源流周回スキー2:赤木平〜薬師沢小屋〜雲ノ平〜祖父岳〜岩苔小谷につづく

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May 12, 2015

立山カルデラアドベンチャースキー:立山温泉新湯・吹雪・藪漕ぎ・地雷原・危ういスノーブリッジ・クマ遭遇

黒部源流周回スキーの詳細な報告を後回しにして、先週末に行った立山カルデラへのどM系バックカントリーツアーの報告を先にしておきます。

このツアーの目的地は立山カルデラ内にある立山温泉新湯。1973年に廃湯となった立山温泉の上流部に存在する温泉で、富山県郷土史会(1976)によると、安政の飛越地震(1856年)以来、冷泉から温泉に変わったようだ。ちなみにこの時に立山温泉は土石流によって壊滅したが、1869年に復興された。高橋・他(2007)(立山カルデラ研究紀要第8号,pp.1-4)によると、新湯の泉質は平均68℃、PH3.5で、湧泉は間欠泉である。

このツアーのリーダーであるA川さんが2010年にここをスキーで訪れており、その時は巨大な温泉の池から滝となって流れ落ちるお湯をためると、絶妙に適温となって入浴できたとのこと。この時の記録はソウルスライド2011とブログに掲載されています。それでまたぜひ行ってみようということになったのでした。さて、結果は...

【日程】2015年5月9日(土)〜10日(日)
【山域】北アルプス・立山
【場所】立山カルデラ
【メンバー】A川さん、Kさん、ケイさん、しんちゃん、Sayaちゃん、マメゾウムシ
【天候】5/9 雪のち雨、5/10 曇り時々晴れ
【装備】テレマーク4、ATスキー1、スプリットボード1
【コースタイム】
5/9 立山室堂9:07〜一ノ越9:58-10:22〜(滑走)〜雄山谷2500m10:32〜龍王岳と鬼岳の間のコル2660m11:09〜(徒歩)〜コル西側の谷2540m11:40-59〜(滑走)〜湯川1590m12:50-13:56〜新湯1610m幕営地14:21
5/10 新湯1610m幕営地8:22〜松尾谷9:18〜松尾峠への登り返し地点1520m9:55-10:26〜松尾峠1960m12:46-13:14〜大観台14:28〜滝見台15:39〜滑走終了地点1100m16:41〜美女平駅17:10

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1日目(5月9日):立山室堂から立山カルデラ内へ

今回のツアーメンバーは、黒部に一緒に行ったA川さんとSayaちゃんに、テレ仲間のしんちゃん、A川さんの友人のKさん、そしてネパール帰りのアルパインクライマーのケイさんが加わった。黒部メンバーは下山してから中2日での出発であった。

早朝に立山駅に集合した6人は、始発で室堂に上がった。室堂は、3月以来の久しぶりの雪でした。

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私がリーダーだったら、中止してしまうかもしれない悪天でしたが、とりあえず一ノ越へ上がってみる。

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一ノ越は見事な吹雪で、視界不良。ここまで来たら行くしかないでしょう!

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雄山谷を標高2500mまで滑走し、龍王岳と鬼岳の間のコルを目指して登り返します。ここまでは2年前に行ったオートルートで経験済み。

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コルから西側の谷を滑走して行く予定だったが、雪がついていない! ちなみにここが立山カルデラへ侵入する唯一のポイント。ザラ峠からという手もあるが距離が長くなる。

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スキーを担いで、新雪のうっすら積もったハイマツを漕ぎながら、雪がつながり出す所まで、高度を落とすことに。

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標高差120mを下った所で、スキーが履けました。

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それでは滑走!

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アレ! 新雪が悪雪と化していて、テクニカルな滑りが要求された。

高度を落としていくと、雪から雨に変わり、雪質も快適ザラメへと変わった。

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途中、落石がひどく、地雷原の中のスキーとなった。

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ザラ峠からの谷と合流したところで、ようやく地雷原を抜けたが、板が...

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標高差1000mほどを滑った所で、立山温泉新湯から上がる水蒸気を確認。

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新湯の手前で行く手を阻む沢割れ。危ういスノーブリッジ通過のためにルート工作をするケイさん。さすがにこういう作業には慣れていますね!

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ロープで確保して1人ずつスノーブリッジを通過。

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しっかり整地して、台地上に今宵の宿を確保。

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温泉湧出地の湯釜。

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あれ? 水位が低い! 湯は湯釜から溢れ出してないので、滝ができてないよ!

流れ込みの水を活用して、雨の中で試行錯誤してみたが、入浴できるようなものは作れず、かろうじて足湯ができる程度の水たまりをつくるのが精一杯だった。

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温泉卵はいい具合にできましたが...

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全身入浴はできなかったが、まあ呑みましょう!

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さすがに1泊程度だとお酒や食糧は贅沢にもって来られますね。黒部ではお酒が無くなりひもじかったが、この点では満足な宴となりました。

標高が低かった割には、夜は寒く、エアマットの空気が抜けていたこともあり、あまり眠れなかった...

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2日目(5月10日):立山カルデラ脱出と美女平までのフラットスキー

翌日は5時に起床。天気は回復していたが、雲が多い。この日は立山カルデラを脱出しなければならない。行く手には沢割れや激しい藪漕ぎなどの困難が待っているに違いない。

テン場からのカルデラ内の風景。

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沢筋は進めないので、まずはスキーを背負ってテン場の対岸にある台地に上がることに。

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テン場のすぐ近くにクマの新鮮な糞を発見。こんな状態のものを5回以上も見かけたが、ついに...

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対岸をトラバース気味に進み。

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ちょっと藪漕ぎして。

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台地に上がりました。

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上がりきったら、松尾峠への登り返し地点まで滑走。

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この先のブナの木の上にクマがいた! ブナの新芽を食べていたようだ。クマは我々に気が付くと、素速く木から下りて、一目散に逃げていった。あの図体で上部の細い枝の部分まで登るとは。クマの木登りの上手さを目のアタリにしました。残念ながら写真を撮るほどの余裕はなかった。

松尾峠への登りの準備。ここがカルデラからの唯一の脱出口であり、本日の核心部である。

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もちろん急登のため、スキーを担いでピッケル・アイゼン装備。

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雪はつながっていなかった!  スキー板が木の枝に引っかかって大変! きつい藪漕ぎに!

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スキーを背負っての急登もつらい!

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立山カルデラ内を振り返る。

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2時間半ほどをかけて、標高差440mをようやく登り切りました! これで帰れます!

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あとは滑走のみ!

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アルペンルート沿いに滑るのだが、傾斜が弱いので、スプリットボードのKさんが苦労する。ボードでは滑らないので、スキーモードで滑るのだが、慣れていないため、時間がかかる。それでもKさん、頑張りました!

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立山杉の中を滑る!

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滝見台への降り口は雪壁となっていたので、スコップでステップを切って下りる。

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称名の滝!

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ブナの新緑が見事!

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なんとか雪を繋いで、標高1100mまで滑れました。

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30分ほど道路を歩いて、17時をまわった時刻に美女平駅に無事到着。弥陀ヶ原から結構、時間がかかってしまった。普通は美女平まで滑りませんよね!

ケーブルカーで立山駅に下山後は、亀谷温泉で汗を流してから解散となりました。

今回はかなりどMでアドベンチャー的要素の強いツアーでしたが、実に楽しかった。これも全員がどM、もとい、力が揃っていたからですね。このメンバーでまたバックカントリーに行きたくなりました!

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May 08, 2015

黒部源流周回スキー(速報)

5月連休は5日間をフルに使って、黒部源流域をスキーで周回してきました。まずは概要を速報として報告しておきます。

【日程】2015年5月2日(土)〜6日(水)
【山域】北アルプス南部
【場所】黒部川源流域
【メンバー】A川さん、Sayaちゃん、マメゾウムシ
【天候】5/2 晴れ、5/3 晴れのち曇り、5/4 雨、5/5 晴れ、5/6 晴れ
【装備】テレマーク3
【コースタイム】
5/2 飛越トンネル手前3.1km地点7:37〜飛越トンネル8:45〜神岡新道分岐11:15〜寺地山直下12:01〜北ノ俣避難小屋13:07〜北ノ俣岳北側ピーク16:36-17:01〜赤木平2390m地点17:22
5/3 赤木平2390m地点8:18〜赤木平北側ピーク2460m8:33〜薬師沢小屋9:27-10:20〜雲ノ平山荘14:31〜祖父岳2750m地点15:42〜祖父岳北面滑走〜岩苔小谷2480m地点16:19
5/4 岩苔小谷2480m地点7:03〜岩苔乗越7:56〜黒部源流付近2400m8:34〜三俣山荘9:33
5/5 三俣山荘9:08〜三俣蓮華岳10:05-50〜黒部五郎小舎11:40-12:16〜黒部五郎岳14:55-15:35〜黒部五郎岳と2570m小ピークの間のコル2510m15:56
5/6 黒部五郎岳と2570m小ピークの間のコル2510m7:19〜中俣乗越7:38〜北ノ俣岳8:37〜徒歩〜夏道2410m地点9:24〜寺地山直下10:26〜神岡新道分岐付近11:11〜飛越トンネル12:27〜飛越トンネルから林道2.1km地点13:15

稜線上の雪は少なく、北ノ俣岳は山頂まで雪がつながっていませんでした。

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薬師沢小屋の吊り橋はワイヤーが切れているのか橋が傾いていて、渡るのに苦労しました。

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当初の予定では水晶岳と鷲羽岳からの滑走も予定していましたが、稜線上に雪がなく、5月4日の悪天などによる日程の遅れもあり、計画からカットしました。

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宿泊はファイントラックのポットラックを使った幕営。ポットラックは大型のツエルトです。支柱はスキーのストックを使うことで軽量化できます。

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5月4日は悪天が予想されたので、この日の宿泊のみ三俣山荘の冬季小屋を使用しました。この冬季小屋は3人入ったら一杯になるぐらいの狭さで、隙間風が吹き込むだけでなく、雨漏りまでする始末。それでも悪天時はポットラックよりは快適でした。

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どの斜面も縦溝が発達していました。ただし黒部五郎岳の北面上部はフラットで快適な斜面でした。

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重荷に苦しみましたが、よい仲間と充実した5日間を過ごせました。

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記録の詳細について以下のリンクからご覧下さい。

黒部源流周回スキー1:飛越トンネル〜北ノ俣岳〜赤木平
黒部源流周回スキー2:赤木平〜雲ノ平〜祖父岳〜岩苔小谷
黒部源流周回スキー3:岩苔小谷〜三俣山荘
黒部源流周回スキー4:三俣山荘〜三俣蓮華岳〜黒部五郎岳
黒部源流周回スキー5:中俣乗越〜北ノ俣岳〜飛越新道

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