寡雪の立山初滑り 1日目:雷鳥沢滑走
今年も行ってきました立山初滑り。11月の立山通いは2007年から始めて毎年続けています。いつも11月後半の連休前の平日に休暇を取って入山しています。平日なのでアルペンルートも山小屋も混雑していないのがよいです。その立山通いの中では2009年の積雪量が一番少なかったのですが、今年はさらに少ない感じでした。天気も良い日が多かったので、雪の状態もそれは悪くなります。それでも楽しめるのが立山です。まずは1日目の報告です。
【日程】2014年11月20日(土)〜22日(日)
【山域】北アルプス立山
【場所】立山
【メンバー】マメゾウムシ、Kさん
【装備】テレマーク1、ATスキー1
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1日目(11月20日):雷鳥沢滑走
【天候】曇り
【コースタイム】みくりが池温泉10:52~雷鳥荘11:10-19~雷鳥平11:27-37~雷鳥沢2630m付近12:54-13:15~雷鳥平13:38-55~雷鳥荘14:19-41~みくりが池温泉15:13
今回の同行者は富山のKさん。ハードなアルパインクライミングもこなす女性スキーヤーです。3日間の天気は悪くないことがわかっているので、楽で安い富山側から入山。
あらかじめ積雪量が少ないことがわかっているので、私の選んだ板はオールラウンドに使えるセンター幅96mmのカルフストームBC。
Kさんはテレマーカーでもあるのですが、新兵器NTNの納入が間に合わなかったので、ATスキーでの出陣です。
室堂に到着すると、天気はあまりよくないではありませんか! 上部はガスの中で,気温も低い。室堂山は地雷だらけという感じで、岩が出ています。それでも滑る人がいる。
とりあえず、余計な荷物を今宵の宿であるみくりが池温泉にデポし、大走り方面の様子を見に行くことにする。
雷鳥荘前のゲレンデと呼ばれる斜面でシールを外して今シーズンの初滑走。
いつもながら初滑走は緊張しますが、転けることもなくうまく滑れました。ただし、シュプールだらけの斜面の雪は重く、とてもパウダーとは言えない。
大走り尾根の雪の付き方が悪かったので、雷鳥沢を上がってみることにする。
前日は晴れだったそうですが、今日は太陽が出ず気温が低いこともあり、雪の表面はクラストしモナカ状態。快適な滑りは期待できなそうだ。下界は天気が悪くないようで、能登半島はしっかり見えているが。
シーズン最初で初日ということもあり、体が重い。天気も雪の状態もイマイチなので、標高2630m付近から滑ることにする。
まずは雷鳥沢に向けて滑走。パック気味だけど悪くはない滑り!
沢が深く狭くなる所から、尾根のスキーヤーズライト側へトラバース気味に滑り、広めのオープンバーンへ。ところが、ここは見事なモナカ状態で、今シーズン初の転倒となりました。
後は無理をせずに慎重に高度を下げて、本日の滑走は終了! 初日ですから無理はせずに。雷鳥荘へ登り返し、今滑ってきた雷鳥沢を振り返る。
みくりが池温泉に戻る頃には上部のガスも取れ、雄山がくっきりと姿を現していた。明日の天気に期待しましょう!
雷鳥沢滑走の動画はYouTubeにアップしてあります。
寡雪の立山初滑り 2日目に続く
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