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March 24, 2014

猿ヶ馬場山:単独ラッセルは時間切れ!

何度か計画したが、悪天等で行けないでいた猿ヶ馬場山。大雪の翌日は穏やかな天気になりましたが、終始1人ラッセルに、村営駐車場の営業時間にも縛られ、途中敗退となりました。
以下、記録です。

【日程】2014年3月22日(土)
【山域】白山
【場所】猿ヶ馬場山
【メンバー】マメゾウムシ
【天候】晴れ時々曇り
【装備】テレマーク
【コー スタイム】村営駐車場7:40〜宮谷林道交点9:45〜帰雲山12:30〜1680m撤退地点13:08〜帰雲山13:51〜宮谷林道交点15:08〜村営駐車場15:39

白川郷の村営駐車場の営業時間は8時〜17時とのことで、9時間での行動の完結が求められる。この情報をそのまま信じてしまったのが間違いで、入場はもっと早い時間にできるようだ。一応、もしやと思い7時過ぎぐらいに行ったら、あっけなく入れた。知っていれば遅くとも6時には駐車場に入っていたはずだったのに!

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駐車場の案内係のおじさんには、「5時までには帰ってくるように」と念を押される。そこまで言われると強引なことはできなくなってしまいます。登る尾根を目視で確認する。

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京都から来たという夫婦のスキーヤーも猿ヶ馬場山へ行くとのことだが、お先に行かせてもらいます。スキーを担いで、であい橋を渡り、合掌集落の中をまっすぐ進む。

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T字路に出たら、右にしばらく進むと、駐車厳禁の看板がある。

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ここからシール登行の開始となる。あとはGPSに入れたルートでも見てスピーディーに進もうと思ったが、なんとルートをGPSに入れていなかった。まあ、天気もよいから地図とコンパスだけでも十分にル−トファインディングはできるだろう。地図を見て、この尾根を登るんだなとルートを頭の中に思い描いた。

しばらくは林道に沿って進む。一部ショートカットもできるが、雪がつながっていなかったりするので、よく状況を確認しないといけない。途中で杉林の中をまっすぐに進む道があるので、林道から別れてそちらへ進む。

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トレイルだか林道だかわからない道をしばらく進み、適当なところから尾根に取り付いた。あとで他の人たちの記録を見てみると、そのままその道らしきところを進んで、尾根のスキーヤーズライト側の谷を進んでいる場合が多い。確かに登りやすそうな適度に等高線の開いた谷で、尾根を行くよりも楽かもしれない。ただ、問題なのは大量降雪の後ということだ。地形の罠である谷状地形の登りはこういう時は避けた方がよいだろう。前日には栂池で雪崩による死亡事故があったばかり。基本的に猿ヶ馬場山は樹林帯なので大丈夫とは思うが、初めてのところでもあるので、注意するに越したことはない。

尾根はそれほど狭くはないので、登りにくくはなかった。最初は杉中心の林であった。

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ラッセルはそれほどきつくはない。雪質も前日に比べると悪くはなかった。スタートしてから2時間ほどで宮谷林道にぶつかった。そのまま尾根に忠実に行ったら、小ピークに登りすぎてしまった。なかなかこのあたりはルートファインディングが難しい。1178の小ピークは宮谷側をちょっと巻いたが、谷ルートから上がってくれば、このあたりの無駄な登り返しはなさそうである。

1336あたりから傾斜がゆるくなってくる。樹氷がきれいだ。

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1472.3と1528の小ピークはうまく巻いたつもりだったが、アップダウンは回避できなかった。帰りのことを考えるとステップソール向きの山かもしれない。1528の近くにはこんな施設があった。

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帰雲山到着は12時半で、スタートしてから5時間近くが経過していた。

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ここまでずっと1人でのラッセルで、だいぶ疲れてきた。猿ヶ馬場山の山頂まで行くのがだいぶ厳しくなってきた。とりあえず13時半をリミットと考えて、行けるところまで行くことにした。

1662の小ピーク近くの1680m地点で13時を越えた。まだダラダラとした登りが結構続くことを考えると、ここで引き返すべきと判断する。猿ヶ馬場山を正面に見たところで、滑走の準備に入る。

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帰雲山の下まであっという間の滑走を楽しむ。そこからはシールを付けて帰雲山へ登り返す。帰雲山にはスノーシューらしいトレースとスキーのシュプールがが残っていた、どうやら駐車場であったスキーヤー2名に加えて、一般の登山者もここまで来た模様。私も再び滑走に入る。

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帰雲山から下ると、アップダウンが繰り返されるので再びシールを付ける。無理してそのまま行くよりは、潔くシールを付けた方が速いだろう。そしてまたシールを剥がして滑走。やはりステップソール向きの山だ。

先に引き返した登山者もスキーヤーも、私の登りのトレースを行きも帰りも忠実になぞっている。雪山ではあまり先行者を信じない方がいいと思うんだけどね。

上部の斜面はそれなりに雪質もよく、いい滑りができました。

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宮谷林道を越えてからは尾根が狭く急になり、杉林なので木も密になる。おまけに雪は湿雪重雪と化す。場所によっては新雪の下のクラストがガリッとなる。なかなかテクニカルな滑りとなった。

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やはり他の記録にあるように谷ルートを取った方が正解だったに違いない。途中で悪雪滑りに苦労している京都のスキーヤー2名を、最後に登山者2名も追い抜くことができた。

駐車厳禁の看板のところからはスキーを担いで、合掌集落の中を駐車場へ徒歩で戻るのだが、あまりの観光客の多さに驚く。

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観光客から奇異な目で見らる中を下山。外国人なんかは声を出して驚く。俗っぽい観光客とバックカントリースキーヤーはどっちが合掌集落に合わないでしょうか?

山頂に行けなかったのは残念ですが、全体的に悪くはない山でした。次は力の揃ったメンバーでリベンジしたいと思います。

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Comments

マメゾウさん、今晩は。私も今シーズンのラストで猿ヶ馬場山に賞味期限ギリギリ覚悟で行ってきました。マメゾウさんのレポとは風景がまたったく逆ですが。谷を進みましたが、新雪時のソロで頂上までは時間的にちょっと自信無いですね。(^_^;) 何せ日帰り藪山スキーヤーなもんで。来シーズンも参考にさせてもらいます。

Posted by: 湖南オヤジ | March 30, 2014 at 10:14 PM

報告とても参考になりました。
帰雲山-猿ヶ馬場山縦走のルートはいつか登ろうと思っていますが
なかなかチャンスがありません。
3月後半にもなると日の出も早いですから
アップダウンと距離のある山は早朝出発したいところですが
駐車場がネックですね。

Posted by: 週末山紀行 | March 31, 2014 at 12:16 AM

湖南オヤジさん、どうもです。
猿ヶ馬場山に山頂まで行ってきたんですね。
帰雲山を迂回する谷ルートを取ったようですが、新雪の時期だと雪崩のリスクはどうでしょうか?
リベンジのために参考にさせていただきます。

Posted by: マメゾウムシ | April 01, 2014 at 08:09 AM

週末山紀行さん、コメント有り難うございます。
私も来シーズンにはリベンジしたいと思います。
やはり早立ちでしょうが、問題は駐車場ですね。
厳冬期だと除雪の関係もあるでしょうから、そう早く入場もできないかもしれません。
なんとか条件のよい時を狙いたいものです。

Posted by: マメゾウムシ | April 01, 2014 at 08:12 AM

はじめまして。いつも拝見しています。

2月16日に宮谷コースから往復しましたが,7時くらいに行ったら,駐車場の人から,営業は8時からだし除雪中なので,駐車できない。国道156号の北側(駐車場から国道に登っていき,国道を渡った反対側)にある大きな除雪済みスペースに駐車するように言われました。行くとすでに何台か駐めてありました。無料駐車場としていつも解放している場所なのかどうか不明ですが,このときは,そういう指示でした。ここなら,時間の制約はなさそうです。登山口まで少し遠くなりますが。

Posted by: のーきょー | April 01, 2014 at 03:01 PM

のーきょーさん、貴重な情報どうも有り難うございます。
確かに除雪中は駐車場に入れてもらえないとも聞いておりますので、その駐車スペースが使えるのであれば早立ちができます。
道の駅から歩くことも考えていましたが、それよりはだいぶ近いですね。
とりあえず早朝でもダメ元で駐車場に行ってみて、そこで案内の人に指示を仰ぐのがよさそうですね。

Posted by: マメゾウムシ | April 01, 2014 at 03:26 PM

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