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February 14, 2014

雪洞泊で佐渡山・乙妻山:晴れが2日続いても極上パウダー

野谷荘司山を滑った翌日は私とSAYAちゃんは休暇を取っていました。そうです。4連休にしていたのです。せっかくの機会ですから、年始に日帰りで行った乙妻山に今度は雪洞泊で行ってきました。正直なところ南岸低気圧が通過した後に晴れが2日も続いたので、雪には期待していませんでしたが、極上のパウダーが維持されていました。乙妻山は裏切りませんね!

【日程】2014年2月10日(月)〜11日(火)
【山域】北信
【場所】佐渡山・乙妻山
【メンバー】マメゾウムシ、SAYAちゃん
【天候】両日とも晴れ
【装備】テレマーク2
【コー スタイム】
2/10 大橋7:51〜林道黒姫分岐8:38〜佐渡山南のコルへの尾根取り付き9:08〜佐渡山南のコル10:19(雪洞構築)12:41〜佐渡山稜線13:10〜佐渡山13:44-56〜佐渡山南のコル14:28(雪洞泊)
2/11 佐渡山南のコル6:54〜氷沢川台地7:38〜北東斜面取り付き8:30〜稜線11:56〜乙妻山 12:23-41〜北東斜面滑走終了点13:13〜氷沢川台地14:21〜佐渡山南のコル15:11-42〜林道16:00〜大橋16:11

1日目(大橋〜佐渡山南のコル〜佐渡山〜佐渡山南のコル(雪洞泊)

今回はSAYAちゃんの雪洞泊をしたいというご希望で乙妻山をチョイスしました。雪洞泊することにより、佐渡山でも遊んで、確実に乙妻山の山頂を踏むという魂胆です。

SAYAちゃんは私よりも20歳以上も歳が若いテレマーカーで、娘みたいなもの。私も山屋スキーヤーとしてはそろそろベテランの域になっていますから、自分が得た経験や技術を若い人に伝えていくことも使命かなと思い始めています。

昨日のうちに白川郷から新井に移動し、夜は道の駅あらいのきときと寿司で宴会し、朝はすき家でしっかり朝食を食べてから戸隠の大橋へ向かった。7時過ぎに到着したにもかかわらず、平日だけあり、車は我々の1台のみ。天気予報では曇り一時雪のはずが、青空が広がり始めていました。

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林道上に残っていたトレースには新雪が積もっていたが、この程度ならばラッセルというレベルではない。黙々と林道を歩き、黒姫分岐を左に。

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前回は佐渡山南のコルへの尾根の末端から取り付いたが、今回はなるべく最短距離を狙って、うまく沢を渡り、尾根に取り付いた。クマ棚がありますな。

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尾根にはトレース跡は残っていなかったので、完全なラッセルとなる。雪洞泊といえ、日帰りよりは重荷となるので、ラッセルはきつい。おまけに重雪であった。それでも尾根に取り付いてから1時間ちょっとで佐渡山南のコルに着いた。

まずは住居を作ること。五地蔵山側にちょうど雪の吹きだまりがあったので、そこに雪洞を掘ることに決定。スノーソーをうまく使いながらブロックを切り出す感じで穴を掘っていく。

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雪洞を掘る経験は万が一の時のビバークにも役立つものです。2人が余裕で横になれる広さになったら完成です。2時間ほどかかりました。

時間はまだ十分にありますので、空身で佐渡山へ。佐渡山の稜線に出ると正面に黒姫山が姿を現した。

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佐渡山山頂は稜線を進んだところ。

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山頂は少々風があったが、耐えられるほど。妙高・火打が見えます。

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明日登る乙妻山も高妻山の右側に見える。北東斜面は一番右側になります。

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山頂にて記念撮影。

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いよいよ滑走。稜線をしばらく戻ってからコルへ滑り込む。空身で快適に滑走。雪は悪くなかったですよ!

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距離が短く、ちょっと斜度が緩かったが、翌日に備えてこんなところでしょうか。

担ぎ上げたビールで乾杯して、暗くなったら快適雪洞宴会です。

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外は−10℃以下でも、雪洞内は3.7℃もありました。

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2日目(佐渡山南のコル〜乙妻山〜佐渡山南のコル〜大橋)

翌朝もいい天気でしたが、さすがに寒い。−20℃ぐらいまでは冷え込んでいたでしょう。

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モルゲンロートに輝く山々はいいです。

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7時前に余計な荷物をデポして出発。コルからは傾斜が緩むところまで滑走し、あとはシールをつけて氷沢川の台地へ。そこからは沢沿いに進むが、前回同様に時々沢割れで行き詰まったりして、少々登り返したりなどして、北東斜面の取り付きへ。

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ちょっと雪は重めでラッセルはきつめ。2人で交替しながらラッセルをし、高度を上げていく。目の前に北東斜面が現れた。

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急斜面でのラッセルのきつさに後半は息が上がりまくり。前回単独で来た時よりもかなりラッセルはハードであった。雪の軽さが多少違うだけでもラッセルの大変さは随分と変わるものだ。

下方には数人のパーティーが登り始めているのが見えた。早朝出発の日帰りのパーティーだろう。取り付いてから3時間半でなんとか稜線まで上がった。

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乙妻山山頂までもう少しだ。

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今シーズン2度目の山頂。SAYAちゃんにとっては初めての山頂。

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360℃の眺めでした。山頂に着いたのが、前回の単独の時とさほど時間が変わらなかったのは、ラッセルの大変さを物語っている。

前回同様、稜線をしばらく戻ったところからの本格的な滑走。重ラッセルだったので、正直あまり期待していなかった滑走ですが、滑ってみたら極上のパウダーでした。

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キレのある滑りができました。SAYAちゃんも快適な滑走ができたようだ。後続のパーティーは山頂を諦めて途中から滑走を始めていた。それでも上部の斜面は我々2人の独占であった。

あとは往路を戻り、佐渡山南のコルでデポした荷をパッキングし、大橋へ滑走。

コルからの斜面はモナカ状態で重荷でのスキーの操作は難しかったが、アルペンターンでやりこなせた。林道に出たらジェットコ−スター状態で、あっという間に大橋に到着。

ロングルートで疲れたけど、乙妻山の裏切らない極上のパウダーを堪能できた感動はそれ以上のものだった。今シーズン乙妻レベルのパウダーを味わう機会はまだあるかな?

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Comments

乙妻山は、若干内陸部なのと標高が高めだから、雪が乾きやすいですかね。
妙高周辺は、例年よりも雪が不足気味らしいですけど、乙妻山のほうはどうなんでしょう?

Posted by: CIMA | February 14, 2014 at 07:51 AM

CIMAさん、どうもです。
乙妻山の北東斜面の雪質がいいのは、斜面が北面で、標高が高く気温が低く、内陸で乾きやすいからかもしれませんね。

後から登って来たパーティーは「乙妻にはよく来る」と言っていましたが、「雪は例年よりも少ない」とも言っておりました。

Posted by: マメゾウムシ | February 14, 2014 at 12:48 PM

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