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August 13, 2013

槍ヶ岳西鎌尾根周回トレラン

先週はUTMBのための実戦トレーニングとして、槍・穂高をそれぞれ日帰りトレランしてきました。まずは槍ヶ岳周回トレランの報告です。

【山域】槍ヶ岳
【場所】岐阜県・長野県
【日時】2013年8月8日(木)
【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 晴れ時々曇り
【コースタイム】鍋平駐車場2:47〜新穂高温泉バス停3:22〜わさび平4:21〜鏡平6:20〜双六小屋7:48-57〜縦沢岳8:23〜千丈沢乗越10:14〜槍の肩11:09〜槍ヶ岳山頂11:30〜槍の肩11:54〜槍平小屋13:32〜白出沢14:53〜新穂高温泉バス停15:48〜鏡平駐車場16:32

5月のオートルートスキー縦走の時に、悪天が予想されたため、行かなかった西鎌尾根。今回はその西鎌尾根を登りにとり、飛騨沢を下るという周回コースとしました。

新穂高には2時ぐらいに着きましたが、すでに登山者用駐車場は満車で、仕方なく鍋平に駐車。これで片道にして、標高差150m、距離にして3.5kmほど長くなる。まあ、たくさん走れるということでよしとしよう。

今日の行程は長いので、支度ができたら、すぐに出発のはずだったが、ハイドレーションに穴が開いていることが判明。急遽、2Lのペッドボトルで代用することにする。

これでちょっと意気消沈したが、まあなんとかなるだろうと気持ちを入れ替えて、ヘッドライトを点けて出発した。

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行程は長いが、登りなので、走らずに早足で進む。わさび平を過ぎ、小池新道に入った辺りから、明るくなり出した。

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オートルートスキー縦走の時に、最後に滑った秩父沢を渡る。まだ上部は雪渓が残っている。

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鏡平に到着。朝日に槍ヶ岳がまぶしく聳える。まだまだ遠い!

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稜線に出ても、槍ヶ岳は遠い!

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双六小屋に到着。5月のオートルートスキー縦走の時に冬季小屋を使わしてもらったので、その料金(1泊分1,000円)を支払う。ついでにコーラも購入して飲む。いよいよ西鎌尾根に取り付く。

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高度を上げていくと、5月にモナカ雪の滑走で苦しんだ双六岳が背後に。

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縦沢岳を通過。

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ここから西鎌尾根のアップダウンが続くが、槍ヶ岳はまだ遠く感じる。

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下りは走るが、無理はしない。それでも進めば、槍ヶ岳は少しずつ近づいてくる。

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千丈沢乗越を過ぎると飛騨沢を見渡せる。来年こそは、ここをスキーで滑りたい。

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ついに槍の肩まで来た。ここまで8時間半近くかかったが、なんとか正午前には着いた。

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思ったほど、穂先を目指している登山者が多くなかったので、私も穂先を踏むことにする。

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3回目の穂先であったが、次々と登山者が上がってくるので、すぐに下山開始。槍ヶ岳山荘の前で大休止をしてから、飛騨沢の下りに入る。あとは下りだけだし、日没にも余裕で間に合いそうだ。

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飛騨沢の下りは岩がゴロゴロしていて、いまいち走りにくい。ここは落石を起こさないよう、慎重に下ることにする。

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森林限界より下がった辺りで、登山道の真ん中にでかいクマ糞が。クマがいるところではあるが、あまりに堂々とされているのには驚く。

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槍平山荘でコーラを飲んで休憩はしたが、高校生が多くて混んでいたので先を急ぐ。白出沢まで来れば、あとは林道を走るだけ。

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新穂高からはロープウエィで鍋平まで戻ることも考えたが、バス停前からの登山道で戻ることにする。これが結構、急な道で、疲れた足には堪えた。鍋平まで45分かかった。

14時間ほどの行動となったが、体力的には余裕が残っていた。登りは歩きで、下りは走る。ただし、落石の危険のあるところは慎重に下る。とりあえずUTMBは完走できればいいので、こんな感じでよいのかもしれません。

ただし、ハイドレーションの水漏れは痛い失敗であった。自由に好きな時に水が飲めないのは、パフォーマンスの低下につながった。今度からは予備のハイドレーションも用意することにしよう。これがUTMB本番だったら、大変なところだったが、不幸中の幸いというところだろうか。

この日は、車に着いてすぐにビールを飲んで、ダウンとなってしまった。やはり寝不足はきつい。温泉にも行けずであった。果たして、翌日は穂高岳周回ができるだろうか?

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