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May 08, 2013

日本オートルートスキーツアー(速報)

ゴールデンウィーク後半で、日本版オートルートに再挑戦してきました。
前半の2日間は、不安定な天候で危うい状況に追い込まれたりもしましたが、なんとか双六岳までスキーで縦走し、4日目に新穂高に無事下山できました。
槍ヶ岳まで行けなかったのは残念ですが、単独行ですので無理は禁物です。
生きて帰ることこそ重要です。

縦走中の貴重な記録が入ったデジカメを新穂高ロープウェイの喫茶に忘れてくるという失態を最後にしてしまったので、残念ながらこの速報では写真はなしです。

幸いなことにデジカメは無事見つかり、後日、着払いで送っていただけるとのこと。
いや〜、よかった!
新穂高ロープウェイの職員の方々に感謝です。

以下に、4日間の概要を記しておきます。
詳細な報告はまた後日にアップする予定です。

【山域】北アルプスオートルート(立山〜薬師岳〜黒部五郎岳〜三股蓮華岳〜双六岳〜新穂高温泉)
【場所】富山県・長野県・岐阜県

【日時】2013年5月3日(金)〜6日(月)

【メンバー】マメゾウムシ単独
【天 気】 5/3 晴れのち風雪、5/4 晴れのち風雪、5/5 晴れ、5/6 晴れ
【コースタイムと概要】
5/3 立山室堂8:25〜一ノ越9:18-27〜(滑走)〜雄山谷2500m地点9:34-48〜龍王岳と鬼岳のコル10:21〜獅子岳12:31-13:13〜ザラ峠14:21〜五色ヶ原山荘近く15:46(ツエルト泊)

獅子岳の登りはカリカリで急登のため、シール・クトーでは登れず滑落しかける。そのため、スキーを担ぎ、ピッケル・アイゼンスタイルにてアイゼンの前爪を効かせて登る。
獅子岳山頂付近より視界が悪くなる。
ザラ峠への急な下りはスキーを使ったが、視界不良とカリカリのクラストのため、GPSだけを頼りに慎重にゆっくりと下った。
五色ヶ原では完全なホワイトアウトとなり、余裕があるうちに雪面を掘り、ブロックを積み、ツエルトを張った。
ツエルトの中では霜が降りまくり、朝起きたら、シュラフが霜に埋もれていた。

5/4 五色ヶ原6:01〜鳶山6:41〜(次の小ピークよりコルまで滑走)〜越中沢岳8:26〜スゴの頭手前のコル9:27-45〜(西側の谷をスゴ乗越方面へトラバース気味に滑走)〜スゴ乗越10:19〜スゴ乗越小屋11:19〜間山12:39〜北薬師岳14:16〜薬師岳16:00〜(滑走)〜薬師岳小屋16:48〜(滑走)〜薬師峠17:19〜太郎平小屋17:47(小屋泊)

ガスが取れることを信じ、ホワイトアウトの中をGPSを頼りに出発。
鳶山より視界がよくなり、晴れてくる。
越中沢岳からスゴの頭手前まではスキーを担ぐ。
スゴの頭手前より、西側の谷を滑走し、トラバース気味にスゴ乗越直下まで進む。
間山より再び視界が悪くなる。
北薬師岳手前より、完全な風雪ホワイトアウトとなり、GPSに頼って進む。
北薬師と薬師岳の間はほとんどスキーを担ぐが、視界不良で地形がわからないため、判断を誤ることも多く、無駄な時間を費やした。
薬師岳からはGPSに頼って少しずつ高度を下げた。
薬師峠に着いた時は、これで助かると思った。
前日の寒いツエルト泊からすると、太郎平小屋は天国であった。
風雪ホワイトアウトでは水も行動食もあまり口にできなかったこともあり、太郎平小屋の夕食は獣のようにありついてしまった。
一ノ越から太郎平小屋の間は人には会わなかったが、前日のものと思われるトレースは付いていた。

5/5 太郎平小屋7:02〜北ノ俣岳8:38-48〜(滑走)〜中俣乗越9:22〜黒部五郎岳11:16-29〜(カール滑走)〜黒部五郎小舎11:45-12:00〜三俣蓮華岳14:20〜双六岳15:23〜(滑走)〜双六小屋15:55(冬季小屋泊)

一転してよい天気の朝だった。太郎平小屋には多くの人が宿泊していて、一斉に薬師や北ノ俣方面へ出発していった。
赤木岳の斜面には大きな亀裂があったため、少し登り返してから滑走した。
初めて気温が高くなり、クトーとアイゼンを使わないで済んだ。
黒部五郎のカールの滑走はよかったが、湿雪と重荷にも揺らされて1回転倒してしまった。
双六岳からの滑走はモナカでまともに滑れる状態ではなかった。
双六小屋の冬季小屋は中にトイレもあり、大変綺麗でよかった。宿泊者は1人かなと思ったら、16時過ぎにスキーヤーの青年が1名到着した。彼は雪が無くなれば沢を専門にするという逍遙渓稜会の会員で、前日は高天原泊だったとのこと。

5/6 双六小屋6:49〜(双六谷滑走)〜滑走終了地点7:01〜大ノマ乗越8:22〜(秩父沢滑走)〜林道9:00〜ワサビ平小屋9:14〜新穂高温泉10:53

午後は天候悪化との予報なので、西鎌尾根から槍ヶ岳へは諦め、大ノマ乗越経由で下山することにする。
朝は晴れていたが風があった。
青年も私も新穂高へ向かうが、私は双六谷経由、青年は弓折岳経由と別ルートで。私の方が早く新穂高に着いたようだ。
双六谷はカリカリのアイスバーンであったが、緩斜面のため問題はなかった。
大ノマ乗越への登りはアイスバーンのため、クトーを使ったが、結構な急斜面のため、滑落しないかヒヤヒヤものだった。
秩父沢は適度に雪が緩んでいて、4日間で最もよい滑走ができた。
雪はワサビ平小屋の下まで付いていた。少しスキーを担げばまた滑っていけるところもあった。
新穂高ロープウェイの喫茶で生ビールで1人乾杯。
新穂高からのバスでは双六小屋で同宿だった青年と一緒になった。私は栃尾温泉で下車して、富山行きに乗り換えた。車の回収のため立山駅までテレブーツのまま戻った。

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Comments

GW前半は、宿泊およびブログでの宣伝ありがとうございました。
まぁ、あの時は交通機関が動いていてもしんどかったですね!
そして後半は、まずまずの天候だったよう。無事下山、おめでとうございます。

Posted by: わがや かわじり | May 09, 2013 at 08:22 PM

 槍ヶ岳までは届かなかった様ですが、無事で何よりです。でも凄いの一言です。写真付き更新を楽しみにしています。
 今年のGWの天気は寒暖,降雪,強風で厳しかったみたいですね。
 高は6日~9日迄春の立山に初めて入っていました。6日も午後から荒れて視界不良でせっかく別山乗越まで登ったのに、滑りと景色は残念賞お疲れ様でした。
 下山は一ノ越から御山谷を快適に下りましたが、ダムに降りてからロッジくろよんまでは難儀しました。

 今は湘南から近ち所にいらっしゃるんですね。天気が残念ですが、楽しんでください。

Posted by: 高です | May 11, 2013 at 05:57 PM

かわじりさん

コメントどうもありがとうございます。
もし交通機関が動いていて、無理して入山しいたならば、おそらく危険な目に遭っていたでしょう。
あの時は不幸中の幸いと思います。
後半はまあちょっと危ういこともありましたが、なんとか双六岳まで行くことができました。
機会がありましたら、また泊まらせていただきます。
その際はまた飲みましょう!

Posted by: マメゾウムシ | May 13, 2013 at 06:40 PM

高さん

いつもコメント有り難うございます。
6日の午後はやはり悪天でしたか。
槍に行かなかったのは正解でした。

Oxfam Trailwalkerも100kmをなんとか完走しました。

今年はシーズンが長くなりそうですね。
まだ私は滑りに行くつもりです。

Posted by: マメゾウムシ | May 13, 2013 at 06:42 PM

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