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May 13, 2013

日本オートルート4日目:双六小屋〜新穂高温泉(最高の秩父沢滑走!)

日本オートルート4日目(5月6日):双六小屋〜新穂高温泉(最高の秩父沢滑走!)

【天 気】晴れ
【コースタイム】双六小屋6:49〜(双六谷滑走)〜滑走終了地点7:01〜大ノマ乗越8:22〜(秩父沢滑走)〜林道9:00〜ワサビ平小屋9:14〜新穂高温泉10:53

最終日の朝は晴れていたが風があった。昨日なんとか滑り下りてきた私のシュプールがなぜかはっきり斜面についている。

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午後は天候悪化との予報なので、西鎌尾根から槍ヶ岳へは諦め、大ノマ乗越経由で新穂高へ下山することにする。同宿の青年も同じく新穂高へ向かうが、彼は稜線通しに弓折岳経由で下山するそうだ。新穂高で会えればということで、別れて出発した。結果としては、私の方が早く新穂高に着いたようだ。

双六谷はカリカリのアイスバーンであったが、緩斜面のため問題はなかった。谷なので風はないのがよい。

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大ノマ乗越への登りはアイスバーンのため、クトーを使ったが、結構な急斜面のため、滑落しないかヒヤヒヤものだった。ヒーヒー言いながら、なんとか登り切った。

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大ノマ乗越からはこれから滑る秩父沢の大斜面が見渡せる。槍ヶ岳もこれが最後の姿だろう。その姿を目に焼き付ける。飛騨沢にはトレースやシュプールが見える。結構入山者は多かったようだ。

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いよいよ最後の滑りだ。秩父沢は適度に雪が緩んでいて、4日間で最もよい滑走ができた。

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下部に人が見えたので、小屋で同宿の青年かと思ったが、別の登山者が下山中であった。その横をテレマークターンを決めながら通り過ぎた。

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デブリが何ヶ所かあった。

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林道まではあっという間であった。雪はワサビ平小屋の下まで付いていた。雪が無くなったところで、スキーを担ぐ。途中、フキノトウがたくさん出ていたので、少し取らせてもらう。

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林道は再び雪がつながりだしたので、再びスキーを履いて楽をさせてもらった。その後は諦めてスキーを再び担いだが、結構滑れた。

新穂高に着いたら、ロープウェイの喫茶で早速生ビールで1人乾杯をした。お腹も空いていたのでラーメンも食べた。

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ビールを飲んで油断したのか、この時、デジカメを忘れてしまった。幸いなことにデジカメはすぐに見つかり、後日、着払いで送っていただいた。新穂高ロープウェイの職員さんたちに大変感謝である。

高山行きの路線バスには私は始発のロープウェイ前から乗車したが、次の新穂高温泉バス停で、双六小屋で同宿だった青年と途中で追い抜いた登山者が乗車してきた。私は栃尾温泉で富山行きのバスに乗り換えなければならない。青年に別れを告げてバスを下車した。

今回は軽量化のため靴はテレブーツしか持って来なかったし、着替えも持って来なかった。立山駅まで悪臭を漂わせながらテレブーツのまま戻ったが、きっと周囲の視線を集めたにちがいない。幸いだったのは、バスも富山地鉄も空いていたことだった。

念願だった、オートルートを新穂高まで行くことができた。たくさん歩いたという感じで、滑りはそんなに堪能できなかったが、達成感はなかなか大きなものであった。今でも余韻に浸っている。残念ながら槍ヶ岳には行けなかったが、生きて帰ることが重要だ。槍ヶ岳はそのうちに飛騨沢からでも往復しようと思う。

今回は寒気の影響で天気が不安定で、危うい状況に追い込まれたりしたため、死を意識したこともあった。このGW期間は例年よりもかなり多くの命が山で失われた。その多くが滑落によるものだった。気温が低かったため、雪はクラストしてカリカリのことが多かった。雪山に登る以上は、どんな状況になっても対応できる力は必要と思う。技術の習得、体力の向上、そして経験を積むことが大切ではないだろうか。

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Comments

3日は、ともかくとして4日は下界では全く問題無しの天気でしたが、標高の高い所では違うんですね。
気圧の谷が通過する時は、安全側に立てば標高の高い山は、避けたほうが良いということでしょうか。
それにしても、黒部五郎の写真から察っするに、積雪は昨年の同時期よりも多いでしょうかね。

Posted by: CIMA | May 13, 2013 at 05:13 PM

CIMAさん、コメント有り難うございます。
確かに高い山は気圧の谷が通過する時は避けた方がよいかもしれません。
4月に入ってからの降雪と低温で、むしろ積雪が増えてしまったようです。
これからはどんどん溶けていくでしょうが、今年はまだまだ楽しめるように思います。
今週末は木曽御嶽の予定ですが、天気がちょっと心配です。

Posted by: マメゾウムシ | May 13, 2013 at 06:46 PM

 写真付き日本オートルート、拝見させていただきました。今年は雪質が落ち着かず、せっかくのスキーが十分活用できなかったのは痛かったでしょうね。
 前半は本当に厳しかったみたいですね。立山とどれくらい時間差が有ったか判りませんが、6日はマメゾウさんなら天気が崩れる前に槍経由で下山できたかも?
 厳しさとしてはとても比較になりませんが、もう40年ほど前の夏山小屋泊まりで全昼飯は持参でしたが、岳沢から入り 黒部五郎や 雲の平らで遊び、剱岳まで一人で歩き通した時、太郎平の小屋でもう止めて有峰に下山してしまおうか?と小一時間へたり込んでいた事を思い出させていただきました。
 そうそう、もうご覧かも知れませんが、JunRinaさんの太郎平周辺での行動やJunさんの写真が最近のブログに出ていますね。
 UTMBの手続き、上手く行きます様に。
 高は月末頃の松本乗鞍で今シーズンを終わるつもりです。

Posted by: 高です | May 14, 2013 at 11:07 PM

高さん、いつもどうもです。
前半で悪天にあれだけ苦労しましたので、最終日は早々と槍は諦めました。
40年前ですか、結構な大縦走ですね。
きつさは想像できます。

JunRinaさんのブログは拝見させていただきました。
たぶん黒部五郎まで一緒だったパーティーの気がします。
今週末は木曽御嶽、来週末は再び黒部源流に行ってきます。

Posted by: マメゾウムシ | May 16, 2013 at 05:16 PM

 すみません、またまたコメントにします。
 木曽御岳、良かったですね。明日は天気が微妙そうですが乗鞍ですか?

Posted by: 高です | May 18, 2013 at 08:23 PM

高さん、ようやく5月らしい雪にめぐりあいました。
昨日はなんとか午前中は天気がもってくれたので、剣ヶ峰直下からツアーコース入口まで滑ることができました。
あとはスキーを担ぎましたが、そこまで滑られれば、担ぐ距離は短く、比較的楽でした。
今週末のツアーコースはぎりぎり滑り降りられるかどうかという状態になるだろうと思います。

Posted by: マメゾウムシ | May 20, 2013 at 12:38 PM

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