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May 11, 2013

日本オートルートスキーツアー2日目:五色ヶ原〜太郎平小屋(風雪の薬師岳越え)

日本オートルート2日目(5月4日):五色ヶ原〜太郎平小屋(風雪の薬師岳越え)

【天 気】風雪のち晴れのち風雪
【コースタイム】五色ヶ原6:01〜鳶山6:41〜(次の小ピークよりコルまで滑走)〜越中沢岳8:26〜スゴの頭手前のコル9:27-45〜(西側の谷をスゴ乗越方面へトラバース気味に滑走)〜スゴ乗越10:19〜スゴ乗越小屋11:19〜間山12:39〜北薬師岳14:16〜薬師岳16:00〜(滑走)〜薬師岳小屋16:48〜(滑走)〜薬師峠17:19〜太郎平小屋17:47(小屋泊)

起床時も前日と同じく視界不良であった。ゆっくりと支度をしたが、一向に視界がよくならないので、ガスが取れることを信じ、ホワイトアウトの中をGPSを頼りに出発した。ちょっと進むと五色ヶ原山荘がいきなり目の前に現れた。

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先行者のトレースも見つかった。3人ぐらいが先行しているようである。

鳶山より視界がよくなり、晴れてきた。五色ヶ原がどんな所だったのかが、それで明らかになった。

P5040119 P5040118_3

鳶山の先の小ピークから越中沢岳との間のコルまでは滑ることができた。ただし、尾根は狭いので、慎重な滑りが必要だ。

コルから越中沢岳までは尾根が広いので、シールを付けて登った。

P5040120

越中沢岳からスゴの頭までは尾根が細く、雪が風で飛ばされて岩も出ているので、スキーを担いだ。スキーを担ぐと一気に重量が増えるので、肩にザックが食い込む。

P5040122

スゴの頭を登り返すのが嫌だったので、手前のコルより、西側の谷を滑走し、トラバース気味にスゴ乗越直下まで滑り込んだ。そこから稜線に登り返し、薬師岳を目指して進む。

スゴ乗越から滑った谷を眺める。

P5040123_2

スゴ乗越からスゴ乗越小屋までは思ったより距離を感じた。スゴ乗越小屋は雪に埋もれていた。

P5040125

間山より再びガスが出て視界が悪くなり出した。スゴ乗越小屋まで戻ることも考えたが、進むことにした。

北薬師岳手前より、完全な風雪ホワイトアウトとなり、GPSに頼って進むしかなくなった。ただしGPSは時々変な方角を指すことがあるので、念のためコンパスでも進む方角を確認した。場合によってはビバークも考えた。ハイドレーションはまたもや使用不能となった。間山から北薬師岳まではかなり長く感じた。

北薬師と薬師岳の間の大部分はスキーを担ぐことになるのだが、視界不良で地形がわからないため、判断を誤ることが多かった。シール登行に切り替えたら、すぐにまた板を担ぐなどかなり無駄な時間を費やした。

薬師岳には16時に到着。

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薬師岳から黒部五郎岳の間は去年のGWに経験したところだ。視界がある中を滑ればすぐに薬師峠なのだが、今はそうは行かない。GPSに頼って少しずつ高度を下げるしかない。

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ホワイトアウトの中の滑りに酔いながらも、なんとか真っ暗になる前に薬師峠に着けた。これで助かると思った。あとは太郎平小屋までのトレースを追うだけだ。

太郎平小屋には18時前に到着できた。昨年も受付でお世話になった従業員に、「五色ヶ原からこの天気の中よく来られましたね」と驚かれた。前日の寒いツエルト泊からすると、太郎平小屋は天国であった。風雪のホワイトアウトの中では水も行動食もあまり口にできなかったこともあり、太郎平小屋の夕食は獣のようにありついてしまった。ビールも最高にうまかった。一ノ越から太郎平小屋の間は人には会わなかったが、前日のものと思われるトレースは付いていた。

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