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May 29, 2013

再び黒部五郎岳へ!

先週末はOutside Ski Clubの精鋭9名と黒部五郎岳へ滑りに行ってきました。
1泊2日の強行軍でしたが、天気に恵まれて、最高の滑りができました。

【山域】黒部五郎岳
【場所】岐阜県・富山県

【日時】2013年5月25日(土)〜26日(日)

【メンバー】Outside Ski Clubメンバー9名、マメゾウムシ

黒部五郎岳は今年のGWオートルートツアーの時も山頂を踏み、去年のGWもウマ沢を滑走し夏にはトレランで通過し、この2年間で4回も山頂を踏んだ山です。いつ来ても本当に素晴らしい場所です。

1日目(5月25日):北ノ俣岳を越える

【天 気】 晴れのち曇り
【コースタイム】飛越トンネル7:45〜神岡新道分岐手前のコル付近(シール登行開始地点)9:23〜神岡新道分岐9:54〜寺地山11:11〜北ノ俣避難小屋付近12:36〜北ノ俣岳15:27〜中俣乗越16:05

6時に道の駅宙ドーム神岡に集合し、飛越トンネルに移動。さすがにこの時期はトンネルまで車で入れます。雪はありませんので、スキーを担いで出発する。

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しばらく進むと雪は出てきますが、なかなかつながってくれない。泊まり装備にスキーを担ぐと、重荷が肩に食い込む。天気はよいのだが、気温が高く、汗が次々と出てくる。

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ようやくシール登行を開始できたのは、出発してから1時間半以上経ってからで、神岡新道分岐手前のコルを過ぎたあたりからだった。

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寺地山が近づくと、目的の黒部五郎岳が見えた。

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寺地山を通過すると下りになる。

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尾根は細くなって、シールを付けたままの下降は結構テクニカルであった。

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北ノ俣避難小屋付近の雪融け水で体を冷やしたら、いよいよ北ノ俣岳への長い登りだ。

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10人もいれば、結構差がつくものだが、さすがにOutside Ski Clubの精鋭だけあって、そんなにバラバラにならずに、みんなしっかり登ってくる。

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稜線に出ると薬師岳が目の前に現れた。

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北ノ俣岳山頂から、明日登る黒部五郎岳を眺める。このあたりからガスが出てきて、視界が悪くなってきた。

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そういう時に出てくるのがライチョウだ。

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日本一気持ちよい斜滑降になるはずの中俣乗越までの滑り。しかしながら、スキーがいまいち走らない雪で、視界も悪く、単にトラバースしただけという感じで終わってしまった。

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中俣乗越にテントを設営。ファイントラックのポットラックですが、これは軽くてよいです。スキーのストックを支柱として使えます。

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設営後は当然ながら宴会です!

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ちょっと飲み過ぎて、駄じゃれを連発してしまったようです。

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2日目(5月26日):黒部五郎岳ウマ沢滑走

【天 気】 晴れ
【コースタイム】中俣乗越7:27〜黒部五郎岳9:01-47〜ウマ沢2360m付近10:23〜中俣乗越11:04-43〜北ノ俣岳12:41-13:04〜北ノ俣避難小屋13:45-14:14〜寺地山15:07〜神岡新道分岐付近の滑走終了点16:30〜飛越トンネル17:53

翌朝はよい天気でしたが、私は3時くらいに目が覚めてから、寒くてそのまま眠れずでした。モンベルのシュラフ#4にもかかわらず、薄着で寝てしまったのと、飲み過ぎが原因。

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宿泊装備はそのままデポして、黒部五郎岳へ登ります。

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二日酔い気味で体は重かったが、なんとかみんなと同じペースで登れました。

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槍ヶ岳方面。いつ来ても写真に納めたくなる。

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GWに重荷を背負って滑走したカールです。

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ウマ沢へ向けて滑走開始。

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一部、デコボコ部分もありましたが、フラットの部分も結構あり、総合的にはgoodでした。

テントを撤収したら、北ノ俣岳へ登り返します。行きに滑ったのと同じところをトラバースして登っていきます。

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1時間ほどで北ノ俣岳へ登り返せました。

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最後の大斜面の滑走に入ります。寺地山からは木をかきわけながらの滑走になるので、思いっきり滑れるのは北ノ俣岳の斜面が最後になります。

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私の滑りです。

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滑走が終了したら、北ノ俣避難小屋付近からシールを付けて、寺地山に登り返す。寺地山からは多少滑れますが、木をかきわけながらのテクニカルな滑りを強いられた。雪が途切れだしたところからは、スキーを担ぎ、全員無事に飛越トンネルの駐車スペースに戻れました。ただ時間は18時近くになっていた。

神岡の割石温泉で汗を流してから、帰路についたが、自宅に着いたのは1時を回っていた。1泊2日ではちょっと強行軍だった気もする。

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May 23, 2013

UTMBに向けてトレラン練習始動!:葛城山・金剛山周回トレラン

UTMBまで100日を切りました。
そろそろバックカントリースキーモードからトレランモードに体をシフトしていかなければなりません。
バックカントリースキーは登りがありますので、トレランのクロストレーニングにはなりますが、やはりトレランとは筋肉の使い方が違います。
オックスファムトレイルウォーカーで早々と足が痙ってしまったのは、トレイルをしばらく走っていなかったことが原因と思います。

これからはロードだけでなく、トレイルでの練習も増やしていきます。
ということで、久しぶりに平日の早朝5時起床で、青崩起点の葛城山・金剛山周回トレランをしてきました。

今回は、先日ALPSTATION心斎橋で購入したINNOV-8のMUDROC 290も試してみました。

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いつもの通りに国道309号線から水越峠に向かう旧道に入ってすぐの所に路駐し、まずは天狗谷ルートから葛城山に登ります。走って下りてきた人がいましたが、トレイルランナーか?

山頂までの距離3.5km、標高差570mを50分を切れたので、まあまあの調子です。朝日を浴びてのトレランは実に爽快感があって、気持ちがいいです。

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山頂からダイヤモンドトレイル沿いに水越峠まで標高差450mを下ります。途中にツツジ園があります。多くの観光客が訪れるところですが、残念ながらツツジの開花ピークには1週間ほど遅かった感じです。

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水越峠から金剛山の山頂までは距離5km、標高差600mです。60分を切れたので、調子は悪くないです。

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トレイルランナーにも1名会いました。

INNOV-8のMUDROC 290は実にフィット感があり、足と一体という感じです。グリップもよく効き、下りでも安心して飛ばせました。

山頂からは青崩道で起点の青崩に下山します。総距離17km、累積標高差1050mを2時間45分で行けました。3時間切れれば、まずまずの調子です。Oxfamで100km完走した後に超回復でも起こったか!

こんな感じで、トレイルでの練習をこれから増やしていきます。

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May 21, 2013

再び乗鞍岳!

木曽御嶽山スキーの翌日は乗鞍にハシゴしました。乗鞍岳はGW前半にも滑りましたが、その時は気温が低く、上部はカチカチでした。今回は快適ザラメを楽しめました。

【山域】乗鞍岳
【場所】長野県

【日時】2013年5月19日(日)

【メンバー】Hさん、マメゾウムシ
【天 気】 晴れのち曇り
【コースタイム】位ヶ原山荘8:26〜大雪渓下9:04〜剣ヶ峰直下のドロップ地点10:09-18〜位ヶ原ツアーコース最上部10:49〜ツアーコース入口11:03〜三本滝駐車場11:25

日曜日は午後から天気が悪くなるようなので、最初から午前中のみの行動ということで乗鞍岳の剣ヶ峰を目指しました。同行者は前日の御嶽と同じくHさんです。

午前中のみの行動と言っても、スキーバスを使えば急ぐ必要はありません。三本滝駐車場から標高2350mの位ヶ原山荘まで運んでもらえます。あとは標高差700m弱を登るだけなので楽ちんです。

位ヶ原山荘からエコーラインをちょっと進んだ所からシール登行開始です。

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いきなり急登ですが、そこを登り切れば、しばらく緩斜面になります。

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目指す剣ヶ峰と滑走予定の雪渓です。

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大雪渓下からの登りですが、この時期は進路を間違えると雪がつながっていなかったりします。そんなことが1回あって、ちょっと戻ってから再び登り返す。

スタートしてから2時間もかからずに、剣ヶ峰直下のドロップ地点に着きました。

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剣ヶ峰まで雪すでにつながっていません。特に山頂へのこだわりはありませんので、これで登りは終わりです。

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ちょっとコブ気味になっていましたが、適度にゆるんだザラメで悪くない滑りができました。

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そのまんまツアーコースへ滑り込む。

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かなりコブコブしていましたが、問題ありませんでした。

ツアーコースの入口までは問題なく滑れましたが、その先で藪に阻まれる。そこからスキーを担ぎましたが、三本滝駐車場までそんなに歩かずに済みました。

最後はゲレンデに残った雪の上を無理矢理滑って、三本滝駐車場の横に滑り込みました。

当初の長期予報では日曜日は雨で滑れないのではという感じでしたが、2日とも滑れて実に満足です。オートルートとオックスファムの疲れもこれで取れたような爽快感です。今週末は黒部源流域にまたも滑りに行ってきます。

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May 20, 2013

ポカポカ陽気の木曽御嶽山

毎年のように滑りに行っている木曽御嶽山(過去の記録:2007年2008年2010年2011年2012年)。今年も行ってきました。

【山域】木曽御嶽山
【場所】長野県

【日時】2013年5月18日(土)

【メンバー】Hさん、Tさん、マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】中の湯駐車場6:30〜行場小屋7:30〜女人堂9:12〜稜線10:43〜剣ヶ峰11:14-12:21〜女人堂13:04〜行場小屋13:28〜中の湯駐車場14:01

本当はこの日は富士山に滑りに行く予定だったのですが、いろいろあって中止に。その代わりにということで計画したのが木曽御嶽山スキーでした。一緒に行ったのは関西のテレマーク仲間のHさんとTさんです。

長期予報ではこの週末は天気があまりよくないのではということでしたが、まったく正反対の天気になりました。今年のゴールデンウィークの天気予報にしても、長期予報はあまりあてになりませんでしたね。

Hさんの車で、中の湯駐車場に4時に到着。2時間ほど仮眠をしたら、起床して出発準備です。雲1つ無い快晴です。中京方面からのTさんは前日からの車中泊だったそうです。

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雪がつながり出すまでは、スキーを背負っての登りです。登り始めてから30分ほどで雪がつながり出したので、シール登行に切り替えます。

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スキーを背負うと結構な重さが肩にかかってきますが、シール登行に切り替えると実に楽になります。つぼ足だと雪を踏み抜くことも多々ありますが、それもなくなります。

森林限界を越えると、青空の中に山頂部分が見えてきます。緩斜面のように見えますが、実際に登ると結構斜度を感じます。

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このあたりからTさんはお疲れ気味。「休んでから行く」と言ううので、Hさんと先に行くことに。稜線直下の大斜面を登ります。気温が高いので汗が噴き出します。

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稜線に出ると二の池が見えます。三の池と間違えていました。

まったりとしたペースで、スタートしてから4時間45分で剣ヶ峰に到着しました。ちなみに去年は同じルートを4時間20分ほどで登っていました。

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翌日に行く予定の乗鞍岳とその後方に北アルプスが見えています。槍ヶ岳も見えています。

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富士山もよく見えていました。

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標高3000mの山頂にもかかわらず、ポカポカな陽気でした。まだ登ってこないTさんをのんびりと待つことに。Hさんはあまりの気持ちの良さに昼寝していました。

ところが1時間経ってもTさんは現れません。当初の予定では、三の池まで滑走して、再び稜線に登り返してくる予定でしたが、往路を戻ることに変更。

剣ヶ峰からちょっと下ったところから、滑走開始。ちょうど稜線から雪渓に入る手前で、休んでいるTさんと無事合流できました。かなりお疲れのようで、Tさんもここから滑走に入ることになりました。

快適なザラメ斜面が続きます。

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さすがにスキーは速いです。Tさんはだいぶ足にきているようでしたが、それでも速い。あっという間に樹林帯に突入。だんだんと木と藪が濃くなっていきます。途中から雪が切れだし、さすがにスキーを担いだ方が速いだろうというところで、無駄な抵抗をやめて、スキーをようやく担ぎました。そこからはさほど時間もかからず、中の湯駐車場に戻れました。

標高差1200mのうち、1000mも滑ることができました。去年の同じ時期も同じくらい滑られましたが、この時期にこれだけ滑られることは実は貴重なことです。年によってはこんなに滑れない年もありました。

下山後は木曽温泉で汗を流してから、翌日に行動に備えて乗鞍高原の三本滝駐車場へ移動しました。もちろん到着後は宴会をしたことは言うまでもありませんが、寝不足ということもあり、早めの就寝となりました。

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May 16, 2013

トレイルラン・テストセンター富士吉田に行ってきました!

オックスファム・トレイルウォーカーのゴール後に、4月に富士吉田にオープンしたばかりのトレイルランニングの専門店トレイルラン・テストセンターに行ってきました。

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ゴール地点の山中湖からは車で15分ぐらいだったかな。

店主の加藤淳一さんは今年のハセツネ30Kの優勝者です。
去年の秋に栂池高原で行われたモンチュラ・トレランミーティングに参加した時には、加藤さんには講師としてご指導いただきました。
4月に私が参加した山岳スキー競技大会にも参加しています。

奥さんの倫子さんとお2人でお店を開いているのですが、残念ながら倫子さんは富士見高原でのレースに参加とのことでご不在でした。
倫子さんはトレラン以外に、山岳スキーやテレマークスキーでも活躍されています。

このお店の特徴は、シューズなどのギアがテスト出来て、さらに店主、加藤淳一さんのパーソナルレッスンが受けられることです

ぜひ近くに行った際には立ち寄って下さい。

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May 15, 2013

トレイルウォーカー:スタート前・スタート後・ゴール後

オックスファム・トレイルウォーカーのスタート前です。チーム名は「Sports System B」です。

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もう1チームの「Sports System ど〜も」です。

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みんな元気です!
ちなみにSports Systemはスポンサー名です。

スタート後です。スタートは5月10日の9時です。

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芦ノ湖ではまだ走っています。富士山が見えていました。

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夜間走行になりました。

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チェックポイントで一休み。少々顔が疲れてきていますね。

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翌日の正午前になんとかゴールしました。

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終われば、当然ながら打ち上げ!
ど〜もチームは深夜にゴールしましたが、それでもまずは飲みます

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翌朝には別に動いていたCheers+!チームとそのサポーターもやってきて、一緒に記念撮影。

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選手とサポーターが一帯となって楽しめたイベントでした。
100km走る(歩く?)ことは楽ではありませんが、終了後の充実感と爽快感はなかなかのものです!

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May 14, 2013

オックスファム・トレイルウォーカー2013で100kmを完走!

昨年も参加したOxfam Trailwalker JP(去年の記録)ですが、今年も参加してきました。

結果の報告の前に、まずこのイベントについて説明しておきます。
以下、オックスファム・トレイルウォーカーのホームページからの抜粋です。

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オックスファム・トレイルウォーカー
-世界でもっともすばらしいチームイベント

■自分の体力への挑戦 :標高差1200mの100kmのコースを48時間以内で完歩。
■仲間とのかけがえのない経験:4人1チームで参加。事前のトレーニングからイベントの当日まで、励ましあってゴールを目指します。
■貧困から立ち上がろうとする人々への支援:1チームあたり12万円以上の寄付金を集めます(ファンドレイジング)。

オックスファム・トレイルウォーカーは4人1組のチームで参加する世界的に行われているウォーキング・イベントです。自分の体力に挑戦すると同時 に、参加をきっかけに寄付金を集めて国際協力に貢献するというもうひとつの挑戦が用意された企画で、これまでにオーストラリア、ニュージーランド、イギリ ス、香港、オランダ、カナダ、ベルギー、アイルランドで開催され、日本でも2007年から毎年開催されています。第5回目となる2011年には、142 チームが参加し、44,798,654円もの寄付金が集まりました。

寄付金は、国際協力団体オックスファムの実施する途上国の紛争・災害時の緊急支援、教育・農業支援などの国際協力活動に使われ、人々が貧困から立ち上がるために役立てられています。

トレイルウォーカーの主催は、民間の国際協力団体、(特活)オックスファム・ジャパン。貧困問題の解決に向けて世界98ヶ国で活動するオックスファムは世界的に高く評価され、今までノーベル平和賞に3回ノミネートされています。
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ウォーキング・イベントと言っても、走っていけないわけではないので、トレイル・ランニング的なものになります。
小田原から山中湖までの100kmを、48時間以内に、4人1チームで一緒にゴールすることを目指します。

昨年はほとんど走らず、途中で睡眠も取ったりして、35時間53分でゴールし、順位は参加登録した153チーム中62位でした。

今年はどうだったかと言うと、走れるメンバーとチームを組み、途中で仮眠することもなく、26時間20分でゴールしました。
順位は198チーム中19位でした。

ただし、私にとってはかなり苦しい闘いでした。
なぜならば、この時期は私にとってはまだバックカントリースキー中心の時期でもあり、ランナーの体が出来上がっていない状態だったからです。
また、日本オートルートスキー縦走から帰って中3日での参加でもあり、疲れがだいぶ残っていました。
そのため、最初の区間でいきなりふくらはぎがつったり、股擦れができたりと、トラブル続きでした。
頭の中にはリタイアの文字が常に浮かび続けていました。
終盤では下りも走ることができない状態でした。
それでも最後まで100kmを進むことができたのは、チームメンバーとサポーターに支えられおかげです。

チームメンバーには多大なご迷惑をおかけしましたが、UTMBに向けての第1歩を進めた気がします。
チームメンバーとサポーターの皆さん、どうもありがとうございました。

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May 13, 2013

日本オートルート4日目:双六小屋〜新穂高温泉(最高の秩父沢滑走!)

日本オートルート4日目(5月6日):双六小屋〜新穂高温泉(最高の秩父沢滑走!)

【天 気】晴れ
【コースタイム】双六小屋6:49〜(双六谷滑走)〜滑走終了地点7:01〜大ノマ乗越8:22〜(秩父沢滑走)〜林道9:00〜ワサビ平小屋9:14〜新穂高温泉10:53

最終日の朝は晴れていたが風があった。昨日なんとか滑り下りてきた私のシュプールがなぜかはっきり斜面についている。

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午後は天候悪化との予報なので、西鎌尾根から槍ヶ岳へは諦め、大ノマ乗越経由で新穂高へ下山することにする。同宿の青年も同じく新穂高へ向かうが、彼は稜線通しに弓折岳経由で下山するそうだ。新穂高で会えればということで、別れて出発した。結果としては、私の方が早く新穂高に着いたようだ。

双六谷はカリカリのアイスバーンであったが、緩斜面のため問題はなかった。谷なので風はないのがよい。

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大ノマ乗越への登りはアイスバーンのため、クトーを使ったが、結構な急斜面のため、滑落しないかヒヤヒヤものだった。ヒーヒー言いながら、なんとか登り切った。

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大ノマ乗越からはこれから滑る秩父沢の大斜面が見渡せる。槍ヶ岳もこれが最後の姿だろう。その姿を目に焼き付ける。飛騨沢にはトレースやシュプールが見える。結構入山者は多かったようだ。

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いよいよ最後の滑りだ。秩父沢は適度に雪が緩んでいて、4日間で最もよい滑走ができた。

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下部に人が見えたので、小屋で同宿の青年かと思ったが、別の登山者が下山中であった。その横をテレマークターンを決めながら通り過ぎた。

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デブリが何ヶ所かあった。

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林道まではあっという間であった。雪はワサビ平小屋の下まで付いていた。雪が無くなったところで、スキーを担ぐ。途中、フキノトウがたくさん出ていたので、少し取らせてもらう。

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林道は再び雪がつながりだしたので、再びスキーを履いて楽をさせてもらった。その後は諦めてスキーを再び担いだが、結構滑れた。

新穂高に着いたら、ロープウェイの喫茶で早速生ビールで1人乾杯をした。お腹も空いていたのでラーメンも食べた。

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ビールを飲んで油断したのか、この時、デジカメを忘れてしまった。幸いなことにデジカメはすぐに見つかり、後日、着払いで送っていただいた。新穂高ロープウェイの職員さんたちに大変感謝である。

高山行きの路線バスには私は始発のロープウェイ前から乗車したが、次の新穂高温泉バス停で、双六小屋で同宿だった青年と途中で追い抜いた登山者が乗車してきた。私は栃尾温泉で富山行きのバスに乗り換えなければならない。青年に別れを告げてバスを下車した。

今回は軽量化のため靴はテレブーツしか持って来なかったし、着替えも持って来なかった。立山駅まで悪臭を漂わせながらテレブーツのまま戻ったが、きっと周囲の視線を集めたにちがいない。幸いだったのは、バスも富山地鉄も空いていたことだった。

念願だった、オートルートを新穂高まで行くことができた。たくさん歩いたという感じで、滑りはそんなに堪能できなかったが、達成感はなかなか大きなものであった。今でも余韻に浸っている。残念ながら槍ヶ岳には行けなかったが、生きて帰ることが重要だ。槍ヶ岳はそのうちに飛騨沢からでも往復しようと思う。

今回は寒気の影響で天気が不安定で、危うい状況に追い込まれたりしたため、死を意識したこともあった。このGW期間は例年よりもかなり多くの命が山で失われた。その多くが滑落によるものだった。気温が低かったため、雪はクラストしてカリカリのことが多かった。雪山に登る以上は、どんな状況になっても対応できる力は必要と思う。技術の習得、体力の向上、そして経験を積むことが大切ではないだろうか。

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May 12, 2013

日本オートルート3日目:太郎平小屋〜双六小屋(快晴の稜線滑走)

日本オートルート3日目(5月5日):太郎平小屋〜双六小屋(快晴の稜線滑走)

【天 気】晴れ
【コースタイム】太郎平小屋7:02〜北ノ俣岳8:38-48〜(滑走)〜中俣乗越9:22〜黒部五郎岳11:16-29〜(カール滑走)〜黒部五郎小舎11:45-12:00〜三俣蓮華岳14:20〜双六岳15:23〜(滑走)〜双六小屋15:55(冬季小屋泊)

太郎平小屋に泊まった翌朝は、一転して素晴らしく晴れた朝だった。

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昨日の午後は見えなくなってしまった薬師岳もその姿を朝日に輝かせていた。

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太郎平小屋には多くの人が宿泊していて、一斉に薬師岳や北ノ俣岳方面へ出発していった。

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話によるとヘリで上がってきた人たちもいるようだ。私も北ノ俣岳までのダラダラとした斜面を登るとしよう。

疲れが出ているのか、荷物が重いのか、北ノ俣岳への登りは体が重かった。他のスキーヤーたちと同じペースでしか進めなかった。

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山頂からは乗鞍と御嶽も眺められた。

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槍ヶ岳はだいぶ近づいてきた。

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本日最初の滑走は、中俣乗越までのダイナミックな斜滑降だ。しかしながら、赤木岳の東側斜面に大きな亀裂があったので、再びシールを付けて、少し登り返してから再ドロップ。雪庇からのエントリーであったが、一番高さの低いところからうまくドロップできた。

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中俣乗越から黒部五郎岳の登りは結構きつかったが、クトーもアイゼンを使わずに登ることができた。

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所々、まだクラストしている箇所はあったが、今日は気温も高く、雪も緩み始めていたので、シールだけでも問題はなかった。

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黒部五郎岳からの滑走は当然カールだ。

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山頂からは垂直な壁なので、肩の部分まで下りてから、ドロップした。

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最初はよい感じで滑れたが、湿雪の中で重荷に揺らされて1回転してしまった。この時期に降った新雪は緩んだら湿雪重雪になり、ちょっと厄介だ。今年のGWはよい雪に出会えない!

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それでも黒部五郎小舎まではあっという間であった。これまでの行程はスキーの機動力がまったく活かされなかったが、ようやくという感じだ。

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黒部五郎小舎からは急登をヒーヒー言いながら登る。そこを登り切ると、今度はだらだらとした長い登りとなった。稜線上には雪が付いていないところがあり、そういう箇所は雪の付いた斜面をトラバースすることなる。

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黒部五郎小舎から三俣蓮華岳までは2時間20分という長い道のりであった。

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三俣蓮華岳から双六岳まではシールを付けたまま進んだ。2回ほどのアップダウンがあった。

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ここまで来ると槍ヶ岳はだいぶ近い。

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双六岳からは双六小屋まで尾根沿いに滑っていくわけだが、この尾根はしばらく平らで、おまけに雪の付きが悪い。途中で雪が切れて、スキーを脱いで渡ったところもあった。もっと早めに東側の斜面に飛び込んで、巻き気味に滑ればよかったかもしれない。

ようやく斜度が出てきたら、今度はモナカ雪でまともに滑れる状態ではなかった。16時近くになり、雪は表面からクラストしてきていた。キックターンもしながら、なんとか双六小屋まで滑り下りることができた。この日は終日ハイドレーションが使用できた。

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双六小屋の冬季小屋は大変綺麗で、中にトイレもあり快適であった。水さえ作れば、もう外に出る必要はない。

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宿泊者は1人かなと思い、小屋の中にツエルトを張った。

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ところが、16時過ぎにスキーヤーの青年が1名到着した。彼は逍遙渓稜会の会員で、雪が無くなれば沢登りを専門にやっているとのこと。前日は高天原泊で温泉にも入れたという話を聞くと、来年は私も高天原に行って、雪の中で温泉に入りたくなってしまった。

日本オートルートスキーツアー4日目につづく  2日目に戻る

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May 11, 2013

日本オートルートスキーツアー2日目:五色ヶ原〜太郎平小屋(風雪の薬師岳越え)

日本オートルート2日目(5月4日):五色ヶ原〜太郎平小屋(風雪の薬師岳越え)

【天 気】風雪のち晴れのち風雪
【コースタイム】五色ヶ原6:01〜鳶山6:41〜(次の小ピークよりコルまで滑走)〜越中沢岳8:26〜スゴの頭手前のコル9:27-45〜(西側の谷をスゴ乗越方面へトラバース気味に滑走)〜スゴ乗越10:19〜スゴ乗越小屋11:19〜間山12:39〜北薬師岳14:16〜薬師岳16:00〜(滑走)〜薬師岳小屋16:48〜(滑走)〜薬師峠17:19〜太郎平小屋17:47(小屋泊)

起床時も前日と同じく視界不良であった。ゆっくりと支度をしたが、一向に視界がよくならないので、ガスが取れることを信じ、ホワイトアウトの中をGPSを頼りに出発した。ちょっと進むと五色ヶ原山荘がいきなり目の前に現れた。

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先行者のトレースも見つかった。3人ぐらいが先行しているようである。

鳶山より視界がよくなり、晴れてきた。五色ヶ原がどんな所だったのかが、それで明らかになった。

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鳶山の先の小ピークから越中沢岳との間のコルまでは滑ることができた。ただし、尾根は狭いので、慎重な滑りが必要だ。

コルから越中沢岳までは尾根が広いので、シールを付けて登った。

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越中沢岳からスゴの頭までは尾根が細く、雪が風で飛ばされて岩も出ているので、スキーを担いだ。スキーを担ぐと一気に重量が増えるので、肩にザックが食い込む。

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スゴの頭を登り返すのが嫌だったので、手前のコルより、西側の谷を滑走し、トラバース気味にスゴ乗越直下まで滑り込んだ。そこから稜線に登り返し、薬師岳を目指して進む。

スゴ乗越から滑った谷を眺める。

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スゴ乗越からスゴ乗越小屋までは思ったより距離を感じた。スゴ乗越小屋は雪に埋もれていた。

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間山より再びガスが出て視界が悪くなり出した。スゴ乗越小屋まで戻ることも考えたが、進むことにした。

北薬師岳手前より、完全な風雪ホワイトアウトとなり、GPSに頼って進むしかなくなった。ただしGPSは時々変な方角を指すことがあるので、念のためコンパスでも進む方角を確認した。場合によってはビバークも考えた。ハイドレーションはまたもや使用不能となった。間山から北薬師岳まではかなり長く感じた。

北薬師と薬師岳の間の大部分はスキーを担ぐことになるのだが、視界不良で地形がわからないため、判断を誤ることが多かった。シール登行に切り替えたら、すぐにまた板を担ぐなどかなり無駄な時間を費やした。

薬師岳には16時に到着。

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薬師岳から黒部五郎岳の間は去年のGWに経験したところだ。視界がある中を滑ればすぐに薬師峠なのだが、今はそうは行かない。GPSに頼って少しずつ高度を下げるしかない。

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ホワイトアウトの中の滑りに酔いながらも、なんとか真っ暗になる前に薬師峠に着けた。これで助かると思った。あとは太郎平小屋までのトレースを追うだけだ。

太郎平小屋には18時前に到着できた。昨年も受付でお世話になった従業員に、「五色ヶ原からこの天気の中よく来られましたね」と驚かれた。前日の寒いツエルト泊からすると、太郎平小屋は天国であった。風雪のホワイトアウトの中では水も行動食もあまり口にできなかったこともあり、太郎平小屋の夕食は獣のようにありついてしまった。ビールも最高にうまかった。一ノ越から太郎平小屋の間は人には会わなかったが、前日のものと思われるトレースは付いていた。

日本オートルートスキーツアー3日目につづく  1日目に戻る

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May 10, 2013

日本オートルートスキーツアー1日目:立山〜五色ヶ原(風雪のビバーク)

5月連休中に行った日本オートルートスキーツアーの詳細な報告を写真とともにアップします。

【山域】北アルプスオートルート(立山〜薬師岳〜黒部五郎岳〜三股蓮華岳〜双六岳〜新穂高温泉)
【場所】富山県・長野県・岐阜県
【日時】2013年5月3日(金)〜6日(月)
【メンバー】マメゾウムシ単独
【道具】板:G3 エース170cm、靴:スカルパT2eco、ビンディング:ボレースイッチバック

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日本オートルート1日目(5月3日):立山〜五色ヶ原(風雪のビバーク)

【天 気】晴れのち風雪
【コースタイム】立山室堂8:25〜一ノ越9:18-27〜(滑走)〜雄山谷2500m地点9:34-48〜龍王岳と鬼岳のコル10:21〜獅子岳12:31-13:13〜ザラ峠14:21〜五色ヶ原山荘近く15:46(ツエルト泊)

立山駅には1時過ぎに到着し、車中泊。車は立山駅に置いていくので、下山後は回収するために戻ってこなければならない。

5時半に切符売り場に行ったが、すでに長い列ができていた。ちょっと油断した。GW後半の初日ということもあり、駅構内にはたくさんのスキーヤー、登山者、観光客で溢れていた。

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室堂はよい天気であった。寒気が入るので天気は不安定という予報であったが、この時にはこの好天が午後に大きく崩れるとは思ってもいなかった。

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久しぶりの重荷ではあるが、水を含めて18kg程度まで軽量化した。食糧はフリーズドライ中心、テントは持たずにツエルトで、各道具も軽量なものを。お酒は焼酎を500ccだけである。この程度の重さだとまあなんとか登れるし、滑ることもできる。

まだ雪は緩んでいなかったが、一ノ越までは悪くない調子で行けた。これから向かう薬師岳と槍ヶ岳を眺める。槍ヶ岳はだいぶ遠くにあるように感じる。

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最初の滑りは雄山谷である。ちょっと雪が硬いが、滑れないわけではない。

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標高2500mぐらいまで滑り、龍王岳と鬼岳の間のコルまで登り返す。

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このあたりからガスが出始め、視界が悪くなり出した。視界がよくなるまでしばらく様子を見たため、時間を結構ロスした。

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鬼岳は東側の雪がつながっている箇所をトラバースした。雪がクラストしカリカリの状態だったので、クトーを装着した。

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獅子岳の登りはシール・クトーでは登れず滑落しかけた。そのため、スキーを担ぎ、ピッケル・アイゼンスタイルにてアイゼンの前爪を効かせて登る。このスタイルは実に久しぶりな気がする。少なくとも5年以上はアイゼンワークをしていない。それでも体はしっかり覚えていた。

獅子岳山頂付近より視界がさらに悪くなった。またもや視界がよくなるまでしばらく様子を見たが、これ以上はよくならなそうだったので、GPSを頼りに進むことにした。

ザラ峠への急な下りはスキーを使った。ホワイトアウトの中の滑りは酔うため、転びやすい。だが転ぶとカリカリのクラストのため滑落しかける。GPSを頼りに慎重にゆっくりと下った。まったくスキーの機動力は使えない。視界が悪くなってからは時間のロスが大きい。予定していたスゴ乗越小屋まではとても行けそうになかった。水を飲もうとしても、ハイドレーションは凍結のため使用不能であった。仕方なくリザーバーの方から直接水を飲んだ。

五色ヶ原では完全なホワイトアウトとなった。

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近くに五色ヶ原山荘があるはずなのだが、まったくわからない。時間も16時近くだったので、ここでツエルトを張ることにする。風が強いので、風よけのため、雪面を掘り、ブロックを積み、スキー板を支柱代わりにツエルトを張った。

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一ノ越を過ぎてから人には会わなかったが、前日のものと思われるトレースは部分的にうっすらと付いていた。

ツエルトの中では一晩中、霜が降りまくり、起床時にはシュラフが霜に埋もれていた。寒くてほとんど眠れなかった。

日本オートルートスキーツアー2日目につづく

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May 08, 2013

日本オートルートスキーツアー(速報)

ゴールデンウィーク後半で、日本版オートルートに再挑戦してきました。
前半の2日間は、不安定な天候で危うい状況に追い込まれたりもしましたが、なんとか双六岳までスキーで縦走し、4日目に新穂高に無事下山できました。
槍ヶ岳まで行けなかったのは残念ですが、単独行ですので無理は禁物です。
生きて帰ることこそ重要です。

縦走中の貴重な記録が入ったデジカメを新穂高ロープウェイの喫茶に忘れてくるという失態を最後にしてしまったので、残念ながらこの速報では写真はなしです。

幸いなことにデジカメは無事見つかり、後日、着払いで送っていただけるとのこと。
いや〜、よかった!
新穂高ロープウェイの職員の方々に感謝です。

以下に、4日間の概要を記しておきます。
詳細な報告はまた後日にアップする予定です。

【山域】北アルプスオートルート(立山〜薬師岳〜黒部五郎岳〜三股蓮華岳〜双六岳〜新穂高温泉)
【場所】富山県・長野県・岐阜県

【日時】2013年5月3日(金)〜6日(月)

【メンバー】マメゾウムシ単独
【天 気】 5/3 晴れのち風雪、5/4 晴れのち風雪、5/5 晴れ、5/6 晴れ
【コースタイムと概要】
5/3 立山室堂8:25〜一ノ越9:18-27〜(滑走)〜雄山谷2500m地点9:34-48〜龍王岳と鬼岳のコル10:21〜獅子岳12:31-13:13〜ザラ峠14:21〜五色ヶ原山荘近く15:46(ツエルト泊)

獅子岳の登りはカリカリで急登のため、シール・クトーでは登れず滑落しかける。そのため、スキーを担ぎ、ピッケル・アイゼンスタイルにてアイゼンの前爪を効かせて登る。
獅子岳山頂付近より視界が悪くなる。
ザラ峠への急な下りはスキーを使ったが、視界不良とカリカリのクラストのため、GPSだけを頼りに慎重にゆっくりと下った。
五色ヶ原では完全なホワイトアウトとなり、余裕があるうちに雪面を掘り、ブロックを積み、ツエルトを張った。
ツエルトの中では霜が降りまくり、朝起きたら、シュラフが霜に埋もれていた。

5/4 五色ヶ原6:01〜鳶山6:41〜(次の小ピークよりコルまで滑走)〜越中沢岳8:26〜スゴの頭手前のコル9:27-45〜(西側の谷をスゴ乗越方面へトラバース気味に滑走)〜スゴ乗越10:19〜スゴ乗越小屋11:19〜間山12:39〜北薬師岳14:16〜薬師岳16:00〜(滑走)〜薬師岳小屋16:48〜(滑走)〜薬師峠17:19〜太郎平小屋17:47(小屋泊)

ガスが取れることを信じ、ホワイトアウトの中をGPSを頼りに出発。
鳶山より視界がよくなり、晴れてくる。
越中沢岳からスゴの頭手前まではスキーを担ぐ。
スゴの頭手前より、西側の谷を滑走し、トラバース気味にスゴ乗越直下まで進む。
間山より再び視界が悪くなる。
北薬師岳手前より、完全な風雪ホワイトアウトとなり、GPSに頼って進む。
北薬師と薬師岳の間はほとんどスキーを担ぐが、視界不良で地形がわからないため、判断を誤ることも多く、無駄な時間を費やした。
薬師岳からはGPSに頼って少しずつ高度を下げた。
薬師峠に着いた時は、これで助かると思った。
前日の寒いツエルト泊からすると、太郎平小屋は天国であった。
風雪ホワイトアウトでは水も行動食もあまり口にできなかったこともあり、太郎平小屋の夕食は獣のようにありついてしまった。
一ノ越から太郎平小屋の間は人には会わなかったが、前日のものと思われるトレースは付いていた。

5/5 太郎平小屋7:02〜北ノ俣岳8:38-48〜(滑走)〜中俣乗越9:22〜黒部五郎岳11:16-29〜(カール滑走)〜黒部五郎小舎11:45-12:00〜三俣蓮華岳14:20〜双六岳15:23〜(滑走)〜双六小屋15:55(冬季小屋泊)

一転してよい天気の朝だった。太郎平小屋には多くの人が宿泊していて、一斉に薬師や北ノ俣方面へ出発していった。
赤木岳の斜面には大きな亀裂があったため、少し登り返してから滑走した。
初めて気温が高くなり、クトーとアイゼンを使わないで済んだ。
黒部五郎のカールの滑走はよかったが、湿雪と重荷にも揺らされて1回転倒してしまった。
双六岳からの滑走はモナカでまともに滑れる状態ではなかった。
双六小屋の冬季小屋は中にトイレもあり、大変綺麗でよかった。宿泊者は1人かなと思ったら、16時過ぎにスキーヤーの青年が1名到着した。彼は雪が無くなれば沢を専門にするという逍遙渓稜会の会員で、前日は高天原泊だったとのこと。

5/6 双六小屋6:49〜(双六谷滑走)〜滑走終了地点7:01〜大ノマ乗越8:22〜(秩父沢滑走)〜林道9:00〜ワサビ平小屋9:14〜新穂高温泉10:53

午後は天候悪化との予報なので、西鎌尾根から槍ヶ岳へは諦め、大ノマ乗越経由で下山することにする。
朝は晴れていたが風があった。
青年も私も新穂高へ向かうが、私は双六谷経由、青年は弓折岳経由と別ルートで。私の方が早く新穂高に着いたようだ。
双六谷はカリカリのアイスバーンであったが、緩斜面のため問題はなかった。
大ノマ乗越への登りはアイスバーンのため、クトーを使ったが、結構な急斜面のため、滑落しないかヒヤヒヤものだった。
秩父沢は適度に雪が緩んでいて、4日間で最もよい滑走ができた。
雪はワサビ平小屋の下まで付いていた。少しスキーを担げばまた滑っていけるところもあった。
新穂高ロープウェイの喫茶で生ビールで1人乾杯。
新穂高からのバスでは双六小屋で同宿だった青年と一緒になった。私は栃尾温泉で下車して、富山行きに乗り換えた。車の回収のため立山駅までテレブーツのまま戻った。

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May 02, 2013

乗鞍岳で鬱憤晴らし!

猛吹雪で入山さえできなかったオートルートでした。
オートルートはダメでも、4月28日〜29日は晴れるということで、どこかへ転戦しなければ。
新穂高からだと、秩父沢や飛騨沢あたりが考えられるが、あれだけの降雪の後ですから、沢地形は雪崩が怖い。
実際に白馬大雪渓では雪崩事故が起こっている。
ということで、新穂高から比較的近く、雪崩のリスクが比較的低い乗鞍岳へ転戦することにしました。
以下、オートルート中止の鬱憤を晴らした乗鞍岳スキーの記録です。

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【山域】乗鞍岳
【場所】長野県

【日時】2013年4月28日(日)〜29日(月)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】
3/28 三本滝駐車場6:45〜ツアーコース入り口7:20〜位ヶ原8:27〜大雪渓下9:08〜魔利支天岳東側の小ピーク9:44-54〜位ヶ原10:05〜三本滝駐車場10:35
3/29 三本滝駐車場6:55〜ツアーコース入り口7:32〜位ヶ原8:38〜大雪渓下9:11〜剣ヶ峰10:45-55〜大雪渓下11:08-37〜魔利支天岳東側の小ピーク12:01-09〜位ヶ原12:19〜三本滝駐車場12:43

4月28日:強風で寒かった1日目

三本滝駐車場までの道は凍結箇所あり。駐車場は早朝の6時前から満車に近い状態。かろうじて駐めることができた。明日はもっと早めに来なければと思う。

支度をしていて、手袋がないことに気づく。おそらく前日の新穂高からの移動中に、どこかで落としてしまったようだ。松本の登山具店まで行くことも考えたが、インナー手袋と車中にあった軍手の組み合わせで行くことにした。手がかじかんで、どうしようもなくなったら、そこで下山だ。

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晴れてはいるが、気温は低く、少々手が心配。目の前のゲレンデには雪がたくさん付いていた。

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スキーバスは終日運休とのことで、三本滝駐車場よりハイクアップだ。その方がトレーニングになって良い。雪はカリカリではなく、表面が風でパックされた新雪であった。停滞や移動で4日間の運動不足であったので、少々体が重い。林道をスキーを脱いで2回横断し、ゲレンデトップへ。

ツアーコースを進む。ごぼう抜きとは行かないが、少しずつ先行者を追い抜いた。

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位ヶ原に出ると、強風が出迎えてくれた。かなり寒い。

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剣ヶ峰方面は雪煙が舞っていて、雪もカリカリのようだ。目的地を魔利支天岳方面にする。

風に耐えながらジリジリと登る。手がかじかんできたが、なんとか魔利支天岳東側の小ピークに到着。

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寒いので休んではいられない。早速滑走だ。往路の尾根上を滑ったが、新雪が風でパックされた状態で、テクニカルな滑りが要求された。油断していたら、転倒してしまった。それでもカリカリのアイスバーンよりはマシだった。

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寒いので、そのまま下山することに。位ヶ原の緩斜面の滑り。

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下山後は湯けむり館で汗を流したが、場所が移転していた。移転に伴い、レストランも併設されていたが、浴室等は特に広くはなっていなかった。

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4月29日:まあまあの滑りが出来た2日目

5時に三本滝駐車場に入る。駐車場には前夜から車中泊している車はあるが、この時間だとまだ余裕だ。

本日もスキーバスは終日運休。6時くらいから支度を始め出し、隣に駐車していた男性と言葉を交わす。なんと私の職場の卒業生であった。卒業生といっても、私より年上の方ですので、私の知らない昔のことをいろいろとお聞かせいただいた。

前日と同様に出発。今日は前日より気温が高いので、滑りは楽しめそうだ。

先行者を次々と追い越して位ヶ原に出ると、やはり風は強い。雲も出ている。それでも気温は前日よりは高いので、なんとか耐えられそうだ。とりあえず剣ヶ峰を目指すことに。位ヶ原山荘から出発したと思われる人たちが、魔利支天と剣ヶ峰方面にすでに取り付いていた。

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大雪渓下からはクトーを付ける。風でできたシェカブラは歩きにくい。上部はアイスバーンと化していた。滑落しないように、しっかりとクトーを効かせて、剣ヶ峰に登頂。この間に登山者1名とすれ違った。

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剣ヶ峰からはダイレクトに北東の沢に滑り込んだ。上部のアイスバーンもさほどきつくはなかった。下部は新雪だが、前日と同じく風でパックされていて、テクニカルな滑りが要求された。それでも気持ちよく大雪渓の下まで滑ることができた。

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滑ってきた斜面を大雪渓下より眺める。

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笠雲のような雲が出ていたが、下には山はない。

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このまま下山では物足りないので、前日にも登った魔利支天方面に再び登り返す。

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小ピークに着いたときには、すっかり雲が取れて青空が広がっていた。小ピークからは南側のボールを滑走した。

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位ヶ原からはのんびりとツアーコースを滑って、三本滝駐車場に到着。下部はグサグサのストップ雪でした。

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今日は悪くない滑りができた。オートルート中止の鬱憤は晴らせた気がする。湯けむり館で汗を流してから、帰路につきました。GW後半は日本版オートルートに再挑戦だ!

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