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April 30, 2013

GW前半の日本オートルート中止:公共交通機関でのアホな新穂高から立山山麗往復と停滞

今年のゴールデンウィーク前半は日本版オートルート(立山〜槍ヶ岳)のスキーでの縦走を計画していました。

当初の天気予報では、GW前半は好天が4日は続くとのこと。しかしながら、入山予定日の26日とその翌日の27日が悪天で、予定を中止せざるを得ませんでした。正直なところ、ここまで天気が悪くなるとは思いませんでした。27日は室堂が猛吹雪とのことで、アルペンルートの高原バスが終日運休となり、入山さえも許してもらえませんでした。

26日は朝から雷が鳴る不安定な天気でしたが、高原バスは動いていました。ここで無理して入山していたら、きっと命を落としていたかもしれません。今回は不幸中の幸いと割り切り、GW後半に再び日本版オートルートに挑戦しようと思います。

とりあえず、今回のアホみたいな経験も面白いと思い、恥を忍んでご紹介いたします。

オートルートは休暇を絡ませて、26日〜29日(予備日30日)で行う予定でした。
25日のうちに車を下山口である新穂高温泉にデポして、入山口である富山側の立山駅まで公共交通機関で移動です。
この日の新穂高温泉からは北アルプスが見えていました。

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新穂高温泉から高山駅まで路線バスで移動し、高山駅からはJRの特急ワイドビューひだで富山駅まで移動しました。

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この移動では、山行中の軽量化のため、余分な荷物はすべて車に置いてきました。そのためテレブーツでの移動となりました。人目は気にしませんでしたが、スカルパT2の黄緑色は結構目立ったと思います。

富山駅からは富山地方鉄道で立山駅へ。

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立山駅までは新穂高から時間ちょっとかかりました。スムーズに乗り換えできなければ、もう2時間多くかかったかもしれない。

翌日の入山に備えて、この日は立山山麗の粟巣野にあるロッジわがやに泊まります。バックカントリー仲間のcimaさんに紹介してもらった宿です。

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ご主人はテレマーカーでもあり、山岳ガイドもしています。家庭料理とお酒でもてなしていただき、大変満足でした。

ご主人の愛犬のちょびです。たいへんおとなしく、人懐っこい、かわいい犬でした。

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この日の天気では、まさか翌日がひどい天気になるとは思えませんでした。

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夜から雨となり、雷まで鳴りました。山は厚い雲に覆われています。高原バスは動いていましたが、単独での稜線中心の行動なので、ここは無理をしないことに。翌日の午後からは天気が回復しそうなので、入山を1日遅らせることにしました。またロッジわがやにお世話になります。食事とお酒はこの日も申し分のないものでした。

翌朝は始発は遅れると思い、わがやのご主人に6時半に立山駅に送ってもらった。しかし室堂が猛吹雪のため、午前中の高原バスは運休となってしまいました。仕方がないので、午後からの運行再開を期待し、いったん宿に戻ることに。

午後からでも五色ヶ原までならばなんとか行ける気がする。しかし待機中に宿に入ってきたファックスは最悪のもの。高原バスは終日運休とのこと。

これでは翌朝に入山できても、オートルート縦走には日数が足りなくなってしまう、山行は中止しかあり得ませんでした。

車は新穂高にデポしたままなので、その後の行動を考えるにしても、とりあえず新穂高に戻るしかありません。

当然ながら、再びテレブーツでの公共交通機関による移動となりました。ご主人に立山駅まで再び送っていただき、富山駅へ移動。富山からは平湯行きの特急バスで移動することにしました。富山駅前は新幹線の開通に向けて改装工事をしていました。

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バスは栃尾温泉で下車し、新穂高ロープウエィ行きに乗り換えます。待ち時間も含めて7時間近くの移動となりました。

結果だけだと、新穂高から立山駅までのアホみたいな移動でしたが、命拾いしたと思えばこういう経験もよいかなと割り切ることとしました。ロッジわがやとご縁が出来たこともよかったと思います。山屋系テレマーカーでお酒好きならば、好きになる宿です。立山に行く際にはまた利用させていただきます!

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April 24, 2013

2週続けての白馬乗鞍岳は新雪だったけど重かった!

妙高の翌日は、季節外れのパウダーを期待して、栂池へ移動し白馬乗鞍岳を往復してきました。実は白馬乗鞍岳は2週連続で山頂に立ったのでした。

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まずは4月13日(土)の報告。この日は単独行で、天気はよかった。

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たくさんのスキーヤー・ボーダーが徒歩とヘリで天狗原まで上がってきていました。ロープウェイが明らかに混雑していそうだったので、私は栂の森ゲレンデから林道を歩いて行きました。30分ほど余計に歩くわけですが、一緒にゴンドラで栂の森まで上がった人たちと結局、成城小屋前で一緒になったので、時間的には変わらなかったということです。

上部は新雪が50cmぐらいは積もっていました。まあパウダーと言えなくはありませんが、この天気ですから重雪です。センター96mmのカルフストームBCで来たので、滑りには問題はありませんでした。

白馬乗鞍岳山頂からの斜面ですが、一番右側のシュプールが私のものです。

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遠くから眺めるとこんな感じで、スキーヤーがアリのように行列を作っていました。

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このあとは斜面はズタズタになったのは言うまでもありません。

天狗原からの斜面です。

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翌日の14日(日)は、同業者のマキゾウ夫妻と栂池自然園経由で船越の頭方面へ。この日も天気はよかった。マキゾウさんは前日にテレマークデビューで、いきなり重雪に挑戦でした。

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私は久々にステップソールの10thマウンテンで出動。これぐらい細い板になると、結構、重雪の影響を受けます。おまけにツアーモードのないビンディングなので、あまりの踵の上がらなさに苦痛。ツアーモードになれてしまうのは恐ろしいことです。もうツアーモードなしのビンディングには戻れないと思いました。まるで筋トレです。

最初のうちは最近では珍しく重雪で転けてしまったが、プラブーツではあるので、慣れてくれば大丈夫です。

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ただ、やはり入門者にはこの重雪はきつかったようです。

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そして先週末の4月21日(日)です。前夜の降雪と低温でパウダーが期待できるということで、急遽、妙高から移動して降雪の中を行ってきました。

いつもの週末よりも人数は少ないものの、同じ事を考えている人が結構いる。ロープウェイを下山したら、先頭でスタートです。栂池ヒュッテ泊まりの先行者がいるようですが、トレースはほとんど消えかけていたので、結局は1人ラッセルです。すねぐらいのラッセルなので、そんなに大変ではありません。天狗原の先で先行者を追い抜いたので、ほとんどを1人でラッセルしたことになります。

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登り始めた頃は視界もあり、時折、日差しも出たりして、もしやと思いましたが、山頂についてから視界が悪くなり、風も出てきました。そして完全なホワイトアウトに。

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せっかくのパウダー斜面も、酔いながら、数ターンずつ高度を落としていくだけ。天狗原からは多少視界もよくなったので、ようやくまともに滑れました。ただし、雪は重かった。下部は激重で、センター81mmの板では疲れました。ファット板で来たかった。

これで栂池での滑りは今シーズン最後かもしれません。また来シーズンよろしくお願いします。

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April 22, 2013

妙高周遊スキー

先週末は久しぶりにcimaさんたちと妙高へ滑りに行ってきました。

【山域】妙高 大倉山・三田原山
【場所】新潟県

【日時】2013年4月20日(土)

【メンバー】cimaさん、Sさん、マメゾウムシ
【天 気】 晴れのち雪
【コースタイム】笹ヶ峰駐車場6:21〜黒沢橋7:15〜黒沢池ヒュッテ9:46〜ヒュッテ正面斜面滑走9:46-10:11〜大倉乗越近く2140mの北斜面滑走10:41-57〜大倉山11:44〜北斜面滑走終了11:59〜黒沢池ヒュッテ12:26〜三田原山13:26〜涸沢ドロップ地点13:42〜林道14:34〜笹ヶ峰駐車場14:48

本来は火打山を経て、笹倉温泉へ抜けることを考えていたが、日曜日の天気が悪いということで、三田原山周辺を周回することにした。

cimaさんたちと5時半に杉野沢温泉の第2駐車場で待ち合わせし、私の車で笹ヶ峰へ。笹ヶ峰林道は凍結箇所があり、まだスタットレスタイヤは必要でした。

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6時21分に駐車場を出発。私はテレマーク装備だが、cimaさんとSさんはBCクロカンであった。

黒沢橋付近は沢が割れていました。

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駄目だったら引き返すつもりで、黒沢橋を渡って右岸から沢を詰めることにする。途中に全層雪崩のデブリが1箇所あり。

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滝壺が口を開けているところもあり。私はクトーで左岸側から突破したが、落ちるとかなりやばい。cimaさんたちはスキーを担いで、アイゼンで右岸側から突破できた。

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その後も滝が出ているところが2つほどあったが、突破できた。おそらく来週は突破は難しいと思う。やがて沢は完全に雪で埋まり、フラットな斜面に変わった。

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後立山連峰が綺麗に見える。

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気温は低いが、今のところ天気は良好。雪はカリカリのバーンの上に薄い新雪が乗っている状態。

やがて斜度が緩くなり、樹林帯を抜けると黒沢池の湿原に出た。

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黒沢池ヒュッテ前の急斜面の誘惑に負けて、私だけで滑走することに。cimaさんたちは大倉山へ先に行くことに。

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標高差120mほどの斜面はカリカリで快適ではなかった。cimaさんたちのトレースを追いかける。大倉乗越付近から緩斜面にシュプールがついていたので、てっきりcimaさんたちが滑ったものと思い、この斜面を標高差200mほどを滑走。

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滑りは標高差200mほどで、適度に新雪が溜まっていて快適だったが、シュプールは1つだけだった。明らかに他人のものだった。また登り返して、2本並んだトレースを再び負う。かなり時間をロスしてしまった。

登り返すと妙高本峰が眼前にそびえる。

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大倉山山頂からは2人は北側の緩斜面を滑っていたので、再び滑走で追う。標高差300mほどの滑走で、ここも快適な斜面であった。トレースは黒沢池に戻っており、そのまま三田原山山頂へと続いていた。ここまで休みなしだったので、三田原山までの標高差600mほどの登りは堪えた。まるで山岳スキーレースのようだった。

天気予報通り、雪が降り出し、視界も悪くなってきた。三田原山山頂は風もあり、視界も悪かった。

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長居はできないので、GPSで確認しながら涸沢のドロップ地点へ移動。上部はカリカリだったが、高度を落として行くにつれて、適度に雪が緩んできて快適な滑りができるようになる。目の前にcimaさんたちを発見。ようやく追いついた。BCクロカンでは上部のカリカリバーンはかなり大変だったようだ。

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雰囲気的には3月末に行った斜面と同じ感じで、やはり同じ山だと思った。途中から涸れ沢の中に入り、沢沿いの滑走となる。

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滝や堰堤が途中にあるが、そういうところは巻いていく。

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林道に出たら、私は徒歩で、cimaさんたちはステップソールなので、そのまま雪の上を駐車場まで戻った。
久しぶりにたくさん滑った1日だった。

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April 08, 2013

ATスキーで白馬乗鞍岳往復

山岳スキー競技大会の練習で、DYNAFITのテストセンターで借りたATスキーで白馬乗鞍岳を往復してきましたので、記録をアップしておきます。

【山域】白馬乗鞍岳
【場所】長野県

【日時】2013年4月5日(金)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】栂池高原スキー場栂の森ゲレンデ林道入口10:16〜成城小屋10:47〜天狗原11:34〜白馬乗鞍岳12:09-21〜天狗原12:34-41〜成城小屋12:50〜林道入口12:59

ロープウェイは動いていますが、トレーニングですので、栂の森ゲレンデからスタートします。

早稲田小屋の前で、ヒヨドリ峰方面から明らかに山岳スキー大会関係者と思われる人が滑り降りてきた。なんとフジケンさんでした。てれまくり以来の挨拶を交わす。

栂の森から林道を登る人は皆無で、みんなロープウェイの自然駅から登り始めている。そういう人たちを次々と追い抜かし、天狗原を経て山頂到着。

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TLTビンディングはえらい直登が楽。いつものテレマークならば、もう少しジグを切っていたはず。2時間はかからなかったが、まだまだ調子はいまいち。スキーを履いたままシールを剥がして滑走へ。

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ところが借りたDynafitのTLTブーツ(TLT 5 Mountain TF-X)の横幅が狭すぎて、土踏まずのところが当たって痛い。登りはなんとかなったが、滑りは苦痛だった。なんとかゴンドラ駅まで滑りおりて、そのままゴンドラで下りてしまった。

ATスキーでは踵が固定されるので、アルペンターンで滑ることになります。テレマークを知ってしまった以上、やはりテレマークターンをしないと面白くないんです。ヒールフリーなテレマークは最高に面白いんですよ。

下山してからテストセンターで1サイズ大きいブーツに交換してもらったが、どうもまだ当たる感じが。とりあえず本番ではこれでなんとかなりました。T2ecoは26.5なのに、27.5とは。メーカーによってだいぶ足形が違うものですね。

夕方の白馬三山。翌日から爆弾低気圧の接近で、山も見えなくなるでしょう。

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その晩は車中泊。レース直前なので、ノンアルコールで宴会。一応、カーボローディングを意識しました。

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April 07, 2013

第8回山岳スキー競技日本選手権大会に出場

4月7日に開催された第8回山岳スキー競技日本選手権大会に出場してきました。
昨年は最終関門にわずか1分及ばず、残念ながら完走できなかった大会です。

今年は爆弾低気圧の通過により、悪天が予想されていたので、前々日にコースが栂池高原スキー場のゲレンデ内に変更となりました。

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さらに当日の朝に、左側の周回コースだけに変更となった。ショートと女子はここを1周、国際規格は2周する。

結果から先に言うと、なんとか完走し、国際企画部門で21位でした。とりあえず去年のリベンジは果たしました。今年は悪天により距離が短縮されたということもありますが、来年はしっかり正規のバックカントリーのコースでも完走したい。

Record

国際規格成年男子の優勝は今年もフジケンさんでした。

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成年男子の上位3名です。2位は三浦選手、3位は伊藤選手で、北海道勢でトップ3を独占でした。

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成年女子優勝は田近選手でした。昨年優勝の間瀬選手は今年は参加していませんでした。

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どんなマテリアルで参加したかというと、TLTビンディングのATスキーです。大会直前にDYNAFITの白馬にあるテストセンターで借りました。大会側の配慮で、希望者は無料でレンタルできます。

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山岳スキー専用ではありませんが、それでも普段履いているテレマークよりも軽い。だから登りはかなり楽です。しかし滑りの方はやはり道具に慣れていないこともあり、いまいちでした。このような滑る時に踵を固定するATスキーに比べると、普段履いているテレマークはなんて自由で楽ちんなんだと思ってしまいます。やはり直前の2日間では道具には十分に慣れることはできないということですね。

ちなみにトップ選手のマテリアルはもっと軽いから、なんかずるい気もするが...

この大会は日山協主催ということもあり、日山協の神崎会長が開会式に来られました。

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日山協は4月1日より公益社団法人になったんですね。これからは社会的な責任が大きくなるようですが、末端の個々の山岳会にはなにか影響があるのだろうか。

今回の山岳スキー競技大会は第6回アジアカップ第2戦ともなっているので、韓国からも選手が参加していました。

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大韓山岳連盟会長のご挨拶です。

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去年は中国からも選手が来ていたが、今年は日中の外交問題などもあり、選手が派遣されなかったようです。

レース本番ではベストを尽くすということで、写真を撮ることはしませんでした。持っていてもそんな余裕はなかったですが。

雨の中をスタートし、途中で雷が鳴り出した時はどうなるのかなと思いましたが、レース中盤からは雨がやみ、青空が見えて日が射してくるという奇跡的な天気の回復。あまりに暑いので、それまで着ていたアウターシェルを脱いでいるうちに、前を行く選手との差が開いてしまう。なかなかレイヤリングは難しいなと思いました。

年度末の慌ただしさでなかなか調子が上げられない状態で大会本番を迎えたのですが、なんとか完走できるぐらいまでには調子は上がっていたようです。この大会は自分にとっては毎春の体力測定の場となりそうです。

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April 03, 2013

天気に恵まれた野伏ヶ岳北東尾根滑走

妙高の翌日は、残留できるメンバーで奥美濃まで移動し、野伏ヶ岳を滑走してきました。野伏ヶ岳はこれで4年連続で滑りに行ったことになります(2010年2011年2012年の記録)。毎年行っても飽きないよい山です。

【山域】奥美濃 野伏ヶ岳
【場所】岐阜県・福井県

【日時】2013年4月1日(月)

【メンバー】マメゾウムシ・Outside Ski Clubメンバー 8人
【天 気】 晴れ
【コースタイム】白山中居神社対岸の駐車スペース8:14〜和田山牧場跡10:01-20〜ダイレクト尾根取り付き10:41〜野伏ヶ岳13:40-14:03〜北東尾根1300m付近14:31〜中央ルンゼにトラバース〜和田山牧場跡15:18-28〜駐車スペース16:10

前日は三田原山から下山してから、道の駅白鳥まで300kmの移動。到着が23時ということもあり、翌朝の出発も遅めとなる。今日は妙高からの残留組7人に2名が加わって計9名のツアーである。白山中居神社まで来たら橋を渡ったところにある駐車スペースに車を駐めて支度をし、8時過ぎに出発した。

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やはり雪解けが早いようで、最初の林道歩きはしばらくスキーを担ぐこととなった。

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雪がつながり出したところから、シール登行に切り替える。林道はショートカットできるところはショートカットして進む。

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なぜか最後尾にいたはずの雪田瑠馬さんがなかなか来ない。携帯が通じたので、現在地を確認して待つことに。ところが、次に携帯に連絡が来た時には、すでに和田山牧場跡地に着いたとのこと。どうやら林道を忠実に進んだ雪田瑠馬さんは、気づかぬうちにショートカット中の我々を追い抜かしていたようだ。普通の人ならばそんなことは起こらないのだろうが、雪田瑠馬さんはさすがに鉄人と言われるだけある。我々も急いで牧場まで進むことに。

和田山牧場跡地に着くと、展望が開け、野伏ヶ岳がその姿を現わす。

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山頂から左側に伸びている尾根がダイレクト尾根、右側に伸びているのが北東尾根で、その間が中央ルンゼです。

しばらく平坦な所をダイレクト尾根の末端付近まで進んで、適当なところで尾根に取り付く。みんな急登気味に登っていたが、尾根末端方向にトラバース気味に登り、早めに尾根に乗った方が楽である。シール登行に慣れていないKさんと一緒に早めに尾根に乗った。あとは尾根上を山頂に向かって登るだけ。

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樹木が少なくなると、山頂も近くに見えてくる。ここから北東尾根との合流地点までは斜度も急になり、尾根も狭めになる。シール登行に慣れていない人にはちょっときつい。

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バックカントリー入門者であるKさんは、やはり急斜面でのキックターンに手こずっている。なんとか私がサポートすることで、ゆっくりではあるが、北東尾根との合流地点まで登ることができた。もう問題はない。山頂まではわずかだ。

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出発してから5時間以上かかって、野伏ヶ岳山頂になんとか全員が立つことができた。単独だったならばおそらく3時間はかからなかっただろうが、時間がかかってもみんなで登るという行為は実に気持ちがよいものである。

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去年は薙刀山から野伏ヶ岳へ縦走したが、その薙刀山と、その奥には白山が見事に見える。天気に恵まれて、最高の展望をみんなで楽しんだ。

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休んだら待ちに待った滑走だ。最初の予定では南面のオープンバーンを考えていたが、北東尾根の状態がよさそうなので、北東尾根を滑ることにする。一昨年、北東尾根を滑った時は気温が低い時で、カチカチだったが、今日は快適な滑りができそうだ。撮影をしながら、1ターンずつしっかり味わいながら滑ることに。

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動画も撮りました。


標高1300m地点で、中央ルンゼにトラバースし、木の少ない斜面を滑る。去年はここを山頂から滑ったが、急斜面だけあり、ボトムまで秒殺という感じになってしまった。やはり味わって滑りたいならば、北東尾根からエントリーするのがよいかもしれない。

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雪田瑠馬さんの滑り。

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牧場跡の平坦地に出たら、少し登り返しとなる。スキーのトレースの上には真新しいクマの足跡が。雪は緩んでいるので、シールを付けることなく登り返すことができた。

あとは林道をジェットコースターのように滑るだけだ。雪が途切れたところから、スキーを担いで下ることに。スキーを担いだ距離はそう長くはなかった。

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林道上にも熊の足跡があった。こちらは結構大きな熊のようだった。

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全員、無事に下山。下山後の顔はみんな清々しかった。天気に恵まれ、快適な滑りができた最高の1日であった。これで解散となってしまうのはちょっと寂しい気もするが、まだまだスキーシーズンは続く。次にみんなと滑れるツアーを楽しみにしたい。

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April 02, 2013

関西テレマーク仲間と妙高ツアー2:三田原山

2日目:三田原山ツアー

【山域】妙高山 三田原山
【場所】新潟県

【日時】2013年3月31日(日)

【メンバー】マメゾウムシ・Outside Ski Clubメンバー 10人
【天 気】 雪
【コースタイム】杉ノ原スキー場ゴンドラ降り場10:02〜ゲレンデトップ11:10〜2270m付近12:51-13:10〜笹ヶ峰林道14:39〜杉ノ原スキー場14:51〜杉野沢温泉駐車場15:07

2日目もクロカン組とテレマークツアー組に別れての行動。どちらの組も杉ノ原スキー場へ移動し,ゴンドラで上がる。テレマーク組はゴンドラ降り場からハイクアップ開始。もっと早い時期ならばその上のリフトが動いているのだが、この時期は止まってしまっているので、1時間ほど余計に歩くことになる。

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ゲレンデのトップに上がったら、アバランチパスでもある沢を横断する。時期的に大丈夫とは思うが、念のため間隔を開けて渡る。

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あとは尾根沿いに登る。天気はしっかりした雪となり、風もあるので、冬山に戻った感じだ。視界も悪い。

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外輪山に上がってしまうと、風が強そうなので、2270m付近までとする。ここから沢っぽいところを滑走開始。予定では涸沢を滑る予定だったのだが、実は涸沢はもう少し北西に進んだところで、私もツアーリーダーのA川さんも手前の沢を涸沢と思い込んでいた。

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ミスコースでもここは問題ない。おおむねどこを下りても、笹ヶ峰林道には出る。実は私が以前に滑ったのはこのコースだった。とりあえず沢を東側に横断したら、あとは沢と沢の間を南に滑っていけばよい。途中で撮影したりしながら、楽しみながら滑っていく。

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標高差にして1500mも滑走するので、途中で休憩も必要。

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斜度が緩くなり、しばらく行くと林道に出た。

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林道沿いに進むと杉ノ原スキー場に飛び出す。あとはゲレンデを滑っていけば、車をデポした杉ノ原温泉の駐車場近くに出る。

上部のリフトが動いていなくても、この程度の登りで、これだけ長く滑れるのはなかなかお得感があるコースだ。パウダーの時期でなくても十分に楽しかった。

駐車場で後片付けをしていたら、クロカン組も帰ってきた。事故もなく全員無事に戻ってこられたのはなによりだ。その場で解散となった。

大人数は予定通りに行かないこともあるが、大人数でなければ味わえない楽しさもある。単独もしくは実力の揃った少人数でのスピードツアーやエキストリームツアーもよいが、たまには大人数でののんびりツアーもよいと思う。

月曜日に休暇を取ったメンバーは、さらに雪を求めて奥美濃へと向かうのであった。

1日目:妙高前山ツアーに戻る

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April 01, 2013

関西テレマーク仲間と妙高ツアー1:前山滝沢尾根

先週末は関西のテレマークスキーのクラブ Outside Ski Clubの妙高ツアーに参加し、前山の滝沢尾根と三田原山を滑走してきました。私は、どちらもパウダーの時期ではありますが滑走したことがあるので、今回はサポート役を引き受けました(前山 2011年2012年、三田原山 2010年)。

1日目:妙高前山ツアー

【山域】妙高山 前山滝沢尾根
【場所】新潟県

【日時】2013年3月30日(土)

【メンバー】マメゾウムシ・Outside Ski Clubメンバー 15人
【天 気】 曇りそして山頂部のみ晴れ
【コースタイム】赤倉観光リゾートスキー場トップ9:50〜前山11:10-31〜滝沢尾根滑走〜赤倉観光リゾートスキー場12:47〜スキー場ゴンドラ乗り場12:56

初日はランドマーク妙高高原に8時に集合し、クロカン組とテレマークツアー組に別れて、それぞれの場所へ移動。テレマーク組は赤倉観光リゾートスキー場へ移動し、ゴンドラとリフトを乗り継いで、ゲレンデのトップへ登る。天気は曇りで視界はいまいち。

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このツアーは前山山頂まで時間制限付きです。なぜならば、午後からクロカンを行う人が半分いて、13時には下山して移動しなければならないからだ。9:50出発で、山頂までのリミットは11:15。それまでに登れない人は、往路を戻ってもらう。標高差450mを1時間25分で登らなければならないのは、バックカントリー初心者にはちょっと厳しいタイム。なんとその宣告は私が行うということで、パーティーの最後尾で登ることに。

登って行くにつれて、視界がよくなっていき、晴れ間も出てきた。しかし、人数が多いと体力や技術もばらつきがでるもの。残念ながら、2名は時間までに到着できないだろうということで下山してもらいました。

山頂は雲海の上で、なかなかの眺めでした。

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妙高の本峰も堂々とした姿を現していた。

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メンバーの1人が山頂でデジタルカメラを拾いました。カメラには画像が5000ほど残っていました。下山後に赤倉観光リゾートスキー場に届けておきました。

さて、休憩したら、滝沢尾根滑走です。なかなか滑りやすいザラメ雪でした。

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樹林帯に入り高度を下げていくと、雲の中に入ることになり、ちょっと視界が悪くなる。雪もクラスト気味となり、少々テクニカルな滑りが要求される。

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それでも雪としては滑りやすい方で、ゆっくりでも1時間ちょっとでゲレンデに出た。ゴンドラ乗り場到着は13時前で、途中で下山した2名とも無事合流することができた。

当初は、トレーニングとして1人で滝沢尾根をもう1周してきてもよいかなと思っていたが、下りてきてからの小雪が舞う天気にそういう気もなくなり、午後はのんびりとゲレンデで過ごすことに。他の人たちも早々と切り上げたので、妙高の森で温泉に入ってから、今夜の宿サンデープランニングへ。

サンデープランニングは野尻湖畔にあるアウトドアスクールでもあり,夏はカヌー・カヤックのスクール、冬は歩くスキーのツアーを行っている。Outsideの雪田瑠馬さんとサンデープランニングのご主人とは古いテレマーク仲間だそうだ。私が野尻湖でよくお世話になるカヌースクールのウクディパドリングスクールも、サンデープランニングの元スタッフが独立して始めたものだそうだ。

夕食の後に飲み会もあったが、みんな疲れていたのか早々と退散したようだ。

2日目:三田原山ツアーに続く

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