GW前半の日本オートルート中止:公共交通機関でのアホな新穂高から立山山麗往復と停滞
今年のゴールデンウィーク前半は日本版オートルート(立山〜槍ヶ岳)のスキーでの縦走を計画していました。
当初の天気予報では、GW前半は好天が4日は続くとのこと。しかしながら、入山予定日の26日とその翌日の27日が悪天で、予定を中止せざるを得ませんでした。正直なところ、ここまで天気が悪くなるとは思いませんでした。27日は室堂が猛吹雪とのことで、アルペンルートの高原バスが終日運休となり、入山さえも許してもらえませんでした。
26日は朝から雷が鳴る不安定な天気でしたが、高原バスは動いていました。ここで無理して入山していたら、きっと命を落としていたかもしれません。今回は不幸中の幸いと割り切り、GW後半に再び日本版オートルートに挑戦しようと思います。
とりあえず、今回のアホみたいな経験も面白いと思い、恥を忍んでご紹介いたします。
オートルートは休暇を絡ませて、26日〜29日(予備日30日)で行う予定でした。
25日のうちに車を下山口である新穂高温泉にデポして、入山口である富山側の立山駅まで公共交通機関で移動です。
この日の新穂高温泉からは北アルプスが見えていました。
新穂高温泉から高山駅まで路線バスで移動し、高山駅からはJRの特急ワイドビューひだで富山駅まで移動しました。
この移動では、山行中の軽量化のため、余分な荷物はすべて車に置いてきました。そのためテレブーツでの移動となりました。人目は気にしませんでしたが、スカルパT2の黄緑色は結構目立ったと思います。
富山駅からは富山地方鉄道で立山駅へ。
立山駅までは新穂高から時間ちょっとかかりました。スムーズに乗り換えできなければ、もう2時間多くかかったかもしれない。
翌日の入山に備えて、この日は立山山麗の粟巣野にあるロッジわがやに泊まります。バックカントリー仲間のcimaさんに紹介してもらった宿です。
ご主人はテレマーカーでもあり、山岳ガイドもしています。家庭料理とお酒でもてなしていただき、大変満足でした。
ご主人の愛犬のちょびです。たいへんおとなしく、人懐っこい、かわいい犬でした。
この日の天気では、まさか翌日がひどい天気になるとは思えませんでした。
夜から雨となり、雷まで鳴りました。山は厚い雲に覆われています。高原バスは動いていましたが、単独での稜線中心の行動なので、ここは無理をしないことに。翌日の午後からは天気が回復しそうなので、入山を1日遅らせることにしました。またロッジわがやにお世話になります。食事とお酒はこの日も申し分のないものでした。
翌朝は始発は遅れると思い、わがやのご主人に6時半に立山駅に送ってもらった。しかし室堂が猛吹雪のため、午前中の高原バスは運休となってしまいました。仕方がないので、午後からの運行再開を期待し、いったん宿に戻ることに。
午後からでも五色ヶ原までならばなんとか行ける気がする。しかし待機中に宿に入ってきたファックスは最悪のもの。高原バスは終日運休とのこと。
これでは翌朝に入山できても、オートルート縦走には日数が足りなくなってしまう、山行は中止しかあり得ませんでした。
車は新穂高にデポしたままなので、その後の行動を考えるにしても、とりあえず新穂高に戻るしかありません。
当然ながら、再びテレブーツでの公共交通機関による移動となりました。ご主人に立山駅まで再び送っていただき、富山駅へ移動。富山からは平湯行きの特急バスで移動することにしました。富山駅前は新幹線の開通に向けて改装工事をしていました。
バスは栃尾温泉で下車し、新穂高ロープウエィ行きに乗り換えます。待ち時間も含めて7時間近くの移動となりました。
結果だけだと、新穂高から立山駅までのアホみたいな移動でしたが、命拾いしたと思えばこういう経験もよいかなと割り切ることとしました。ロッジわがやとご縁が出来たこともよかったと思います。山屋系テレマーカーでお酒好きならば、好きになる宿です。立山に行く際にはまた利用させていただきます!
Comments
色々あって、お疲れさまでした。
どうも今年の連休は、日本海側の天気が不安定気味です。
寒気が流れ込むような時は、要注意ですね。
Posted by: CIMA | April 30, 2013 10:24 PM
GW後半は天気が安定してくれることを期待したい。
今度は片道だけですむように!
Posted by: マメゾウムシ | May 01, 2013 06:21 AM