クリスマス連休は栂池でテレマーク!
クリスマス連休は栂池に行ってきました。同行したのはトレランで知り合った梅ちゃん。テレマークスキーでのバックカントリーをやりたいという梅ちゃんの願いを叶えるべき、そのサポートをしてきました。
連休1日目は、栂池高原スキー場で基礎練習です。
前の週にモンベルの初心者講習を六甲人工スキー場で受けてきた梅ちゃんではあるが、なかなかアルペン癖が抜けないため、テレマークターンはまだ難しい。
それでも練習しているうちに感じはつかめてきた模様。悪くないテレマーク姿勢です。
翌日は、バックカントリーデビューです。栂池自然園の奥の標高2000mちょっとまで往復してきました。
さて、初めてのシール登行です。
こ出発時は天気もよく、バックカントリーに入る人も多かった。ただ、雪は最悪のモナカ状態でした。
途中、林道をショートカットしながら、栂池自然園の入口まで1時間ほどで来ました。
天気予報通り、すっかり空は雲に覆われました。せっかくですので、もう少し進んでみます。
梅ちゃんのビンディングにはクライミングサポートが取り付けられていなかったので、細かく切りながら登ることにしました。さすがはトレランで鍛えているだけあって、梅ちゃんはしっかり登ってきます。
標高2015m付近までとした。念のため、ピットを掘って積雪の安定性をチェック。
場所は東側斜面で、積雪深は250cm。コンプレッションテストでは、雪表面より15cmでCTE1でSC、40cmでCTE4でSC。クラストの層を2つ確認し、破綻したのはやはりクラストの上下だった。雪の柔らかさにも逆転があった。
結論はFairという判断で、風や日の影響を受ける急斜面では注意が必要だ。
これから滑る斜面は緩斜面なので、まあ心配はないだろう。ただ雪は極悪のモナカ雪だ。バックカントリーデビューでこの雪はちょっと酷だ。スキーからシールは外すが、テレマークターンは封印してして、アルペンスタイルで滑ることにする。滑ると言っても、斜滑降とキックターンを繰り返すというスタイルだ。
自然園の中に入れば、もう後は平らだ。この頃から天気予報通り、かなりの降雪量となった。風が強くないのはよい。視界もまだある。
栂池ヒュッテからは、林道をジェットコースターのように滑り、スキー場に戻った。
連休最終日は、宿泊したペンションかむるーぷすのご主人と共に、玄関からスキーを履いていける浅間山へプチバックカントリー。
前日から雪が降り続いたため、かなりの新雪量だ。膝ぐらいまで沈む。
私は細革で出動。梅ちゃんはなんとBCクロカンデビューだ。初のステップソール板で登る梅ちゃん。
適当に樹間が開いたところを見つけたら滑降だ。
ステップソールの板はシールを付けなくても登れるので、登行と滑走を繰り返し、新雪滑りを楽しむ。好きなところを登って、好きなところを滑る。ステップソールのよいところだ。
雪は重いが、前日のモナカ雪と比べれば、まともに滑れる雪だ。梅ちゃん、転倒にもめげず、雪と戯れる。
帰りは自分たちが登ってきたトレースを使えば、スキーが滑って楽ちんだ。
ペンションの近くの栗の木にはクマ棚があった。こんなに民家に近いところに出てくるとは。
幹にはしっかりクマの爪痕が残っていた。
こんな感じでヒールフリーなスキーを楽しんでいきましょう!
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