白山の谷でイワナ釣り
先週末は、金沢のテンカラ名人ナベさんに同行して、白山のM谷へ渓流釣りに行ってきました。同行者は全員で6名ですが、釣りをしたのは3名。釣りをしない人は沢歩きを楽しんでいました。ただし、源流釣りですので、沢登りの要素があり、危険が伴います。皆さん山の経験者ですので、そのあたりは問題ありませんでした。
道の駅に4時に集合して、下山地点に1台車をデポして、残りの車で入渓地点に向かいます。その途中の林道で、私の車が岩に接触して、フェンダーが変形し、ボディにも傷がついてしまいました。右前のドアの開閉にも支障が出ます。うーん、ショックです。林道の両側は草藪となっていて、暗かったこともあり、完全に死角となっていました。まあ、起こってしまったことはしょうがないです。
暗いうちから歩き始めます。渓流釣りは一番に入らないと釣れない釣りです。早出は必須です。
まずは藪こぎで、沢に出たら、巨岩の中をしばらく遡行していきます。
堰堤が多い沢なので、そのための高巻きが多く、それが結構ハードで、立派な沢登りでした。ナベさんは何度も来ているので、巻き道は知り尽くしています。知らないと結構苦労することになります。
堰堤を2つほど越えたところから、ナベさんが竿を出す。
ナベさんが数匹あげたあたりから、我々も竿を出し始めました。ちなみにナベさんはテンカラ、私はフライフィッシング、Kさんは餌釣りと、異種格闘技戦の様相です。
堰堤の下は釣り堀のようで、大型のイワナがウヨウヨしていますが、いまいち活性が低いようです。
こんな堰堤にすぐに阻まれます。そのつど竿をたたんで高巻きしなければならないので、いまいち効率がよくありません。
私はなかなか釣れません。
ようやく1匹目がかかりました。20cmほどのまあまあの型でした。
もう一匹釣り上げましたが、そこまででした。イワナの活性がいまいち低く、フライには近づくのですが、直前でUターンしてしまいます。そんな状況でもナベさんは10匹以上は釣り上げていました。流石です。釣ったイワナはリリースです。
午後の天気は思わしくなさそうなので、お昼前に終了としました。
竿を締まって、巻き道を知り尽くしたナベさんの案内で、堰堤を次々と越えていきます。いきなり視界が開けたところは、取水堰堤前の広場でした。ここからは林道を下山地点まで歩いて行くだけです。
林道からは遡行してきた沢が見えます。結構な高さです。堰堤が見えますが、こんな堰堤がいくつも続きます。
果たしてこんなに堰堤が必要でしょうか。堰堤と堰堤に隔離されたところにイワナがいるのは驚きですが、生物にとってはよいことはないでしょう。小集団に分断されることは、遺伝的にも分断されたことになり、近親交配などにより、遺伝的劣化が起こりやすくなってしまいます。
1時間半ちょっとの歩きで、下山地点に到着しました。
温泉で汗を流して、帰路につきました。本当は翌日に白山の三ノ峰を登る予定だったんですが、車の破損で意気消沈し、帰宅することにしました。
車の修理は20万円以上はかかるようで、保険で修理することにしました。暗いうちの林道走行は気をつけないといけないです。
Comments
保険で修理できて良かったですね。
次回は、車高が高めの車がいいかも。
Posted by: CIMA | September 11, 2012 09:03 AM
次の車も車高は同じです。
それでもホンダの低床車よりは少し高いかな。
Posted by: マメゾウムシ | September 11, 2012 09:49 PM