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September 03, 2012

北アルプス表銀座周回トレラン

黒部源流トレランの次に日帰りで挑戦したのは、表銀座周回トレランでした。当初は槍ヶ岳の山頂を踏む予定でしたが、まったく時間が足らず、水俣乗越からショートカットしてしまいました。それでも黒部源流の時と同じく14時間半以上もかかり、ハードな山行となりました。以下、その記録です。

【山域】北アルプス表銀座
【場所】長野県

【日時】2012年8月26日(日)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】三股駐車場3:04〜三股3:15〜前常念岳5:39〜常念岳6:13〜常念小屋6:46〜大天荘8:32〜大天井ヒュッテ8:51〜ヒュッテ西岳10:24〜水俣乗越11:07〜槍沢大曲11:33〜槍沢ロッヂ11:56〜横尾12:42-13:02〜蝶ヶ岳の稜線15:18〜蝶ヶ岳15:36〜三股17:33〜三股駐車場17:41

この週末は天気がよいが、日曜日の方がさらによいとのこと。土曜日はゆっくり出発して、日曜日に計画を決行することにした。

前日は登山口近くのほりでーの湯でリラックスしてから、三股駐車場へ移動し、車中泊。いまいち眠れないまま、2時に起床し、3時に出発。当然まだ暗いので、ヘッドライトを点けての出発。

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常念岳への急登を抑え気味に登る。出発してから2時間ほど経った森林限界を超えたところで日の出を迎える。

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富士山も雲の上に顔を出していました。

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常念岳への分岐からは人だらけです。御来光帰りと、これから登る登山者でやや渋滞気味でしたが、さほど時間はかからずに常念岳山頂に到着。

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時間があれば登る予定の槍ヶ岳もよく見えている。

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山頂から常念小屋までは登ってくる登山者も多く渋滞気味。先が長いので速く通過したいところだが、なかなか難しい。うまくスキを見つけて先に進むことで、先を急ぐ。常念小屋からは稜線通しの走りと行きたいところだが、足がすでに疲労気味で、思うようにスピードが出ない。これは槍の穂先は難しそうだ。

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去年、娘と一緒に宿泊した大天荘に到着したのは8時半。

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槍を正午前に通過しないと日没までに戻れない。きつくなってきた。槍方面には雲も出てきた。稜線で雷だけは避けたいところだ。

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ヒュッテ西岳までの稜線歩きは、どうも足が動かない。どうやら脱水とハンガーノック気味で失速してしまったようだ。天気のよい日はアルプスと言えど、脱水には要注意です。ヒュッテ西岳でコーラ500mlを買い、大休止。これでだいぶ復活した。だが時間的に槍の穂先まで行くのは難しそうだ。水俣乗越から槍沢へショートカットすることにする。ヒュッテ西岳を後にし、水俣乗越までの急な下りを進む。

Nishi

水俣乗越着。東鎌尾根に取り付く登山者を横目に槍沢へ下る。

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槍沢の大曲に出ました。

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途中、槍沢ロッジで水を補給した以外は、横尾まで走り続けました。ちなみに今日はおニューのトレランシューズ、モントレイルのマウンテンマゾヒスト アウトドライです。

Shoes

横尾に到着。ここまですれ違った登山者にはやけに韓国人が多かった。彼らはいまいち愛想がない。蝶ヶ岳への最後の急登に備えて、大休止とする。

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横尾山荘のラーメンは美味しかった。

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これで、ハンガーノック気味の状態からは復活。

いよいよ蝶ヶ岳への標高差1000mほどの急坂を登ります。すでに疲れた足にはつらい。普通の登山者と変わらないスピードで登る。

途中、ザックが放置されていたので、不思議に思ったが、藪の中に女性がいて、目が合ってしまった。お花摘みの最中でした。大変失礼しました。慌てて目を反らし、そこだけ急ぎ足で通過。

槍見台からの槍ヶ岳。だいぶ朝より雲が多くなっている。雷雨が来る前に蝶ヶ岳は通過したい。

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森林限界を超えたあたりで、トレイルランナーに追い抜かれる。ちょっと悔しいが、なんとか追いかけて、稜線に出た。そのトレイルランナーも三股方面に下山したので、ひょっとしたら同じルートか? こんなどMなことを考える人が私以外にいるとは!

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蝶ヶ岳山頂に到着。あとは下るだけ。なんとか日没までには下山できそうだ。

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穂高方面もまだ見えている。なんとか天気は持ちそうだ。

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膝がガクガクの状態で、走れるところは走って、山頂から2時間ほどで駐車場に到着。黒部源流と同じく、14時間半の行動時間となってしまった。やはりスピードが課題だ。途中で追い抜かれたトレイルランナーはもうとっくに帰ってしまったようだ。

前日と同じく、ほりでーの湯で汗を流し、サウナ用の冷水風呂でしっかり足をアイシングして帰路についた。ところが睡魔に勝てず、途中で仮眠。翌朝に大阪に着いた。

アルプスだけあって、低山でのトレランと同じ距離であったとしても、標高差とアップダウンはかなりきつい。午後は雷の危険性もある。山屋出身のトレイルランナーでないと、お勧めできないコースであった

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Comments

う~む。常念から槍は近くに見えても、北に相当回り込まなくてはならないのですね。
厳しそうなコースです。
あと、メジャーな山では一般登山者が邪魔になってペースダウンを余儀無くされることもあるから、計算通りになかなか行かないかもしれませんね。

Posted by: CIMA | September 03, 2012 05:09 PM

CIMAさん、どうもです。
スタートの常念への登りが急登でしんどいですが、まだ最初なので飛ばせる。
しかし、最後の横尾から蝶ヶ岳への急登はすでにだいぶ距離をこなした後なので、バテバテで、かなり堪える。
人気エリアで、人も多いですので、確かに計算通りにはいきませんね。
いずれにしても厳しいコースでした。

Posted by: マメゾウムシ | September 03, 2012 05:20 PM

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