« 連休後半はお手軽コースで! 白馬乗鞍岳往復 | Main | オックスファム・トレイルウォーカーに参加してきます! »

May 08, 2012

船越の頭から金山沢滑走

船越の頭から金山沢滑走(連休後半はお手軽コースで!3日目)

【山域】白馬岳
【場所】長野県

【日時】2012年5月5日(土)

【メンバー】Kさん、Sさん、マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】栂池自然園駅8:46〜2301m台地付近10:21-27〜船越の頭11:11-23〜2301m台地付近11:31-33〜金山沢滑走〜大雪渓出合12:14〜長走沢徒渉12:24〜猿倉12:48

目覚めるとよい天気だ。まずは、車を1台、下山口の猿倉にデポし、栂池高原スキー場へ向かう。

栂池高原スキー場へ着くと何やら騒々しい。テレビ局の取材者や警察官がうろうろし、ヘリコプターの音がいつにも増してうるさい。駐車場で、偶然、テレマーク関西講習会で知り合ったNさんらと会う。それでようやく状況が把握できた。栂池から入山した年輩の6人パーティーが遭難したとのことで、現在捜索中とのこと。昨日の危惧が本当になってしまったのだ。この時は無事に遭難者は見つかるだろうと思っていた。

昨日に引き続き、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで、栂池自然園駅まで上がる。昨晩の悪天など嘘のような好天であり、入山者も多い。ただ、ちょっと風が強い。準備ができたら出発だ。

P5050159

栂池自然園の中を、2301mの台地を目指して進む。しばらくは平坦なところを進むが、少しずつ斜度が増してくる。上空には遭難者の捜索のためと思われるヘリが飛び回っていた。実際には遭難者の遺体の収容だったようだ。

P5050160

だいぶ登ったところで、自然園の方向を振り返る。

P5050161

出発してから1時間半ほどで、金山沢のエントリーポイントである2301m台地付近に到着。ここから金山沢にドロップしてもよいのだが、稜線の船越の頭まで登ると、さらに大斜面の滑走が楽しめる。一昨年はここで強風に阻まれて、船越の頭まで上がれなかった(2010年の記録)。今回はその時のリベンジだ。

Sさんは滑走に余力を残すということで、台地で待っているとのこと。Kさんと2人で船越の頭まで登ることにする。

P5050101

船越の頭が近づくにつれて、尾根が狭くなり、風も強くなった。風に耐えながら、なんとかスキーを脱がずに登ることができた。

P5050103

白馬大池はまだ雪原だ。小屋の屋根とテントが1張見える。

P5050162

小蓮華岳への稜線上には登山者のトレースが付いていた。後でわかったことだが、小蓮華の先の三国境付近で、遭難者の遺体が見つかったようだ。ちょうど真下の夏道を登山者が通っていた。

P5050164

しばらくしてKさんも登ってきたので、滑走に入る。小蓮華側は雪庇がまだ残っているので、最初は往路を少し滑って、それから中央にトラバースして滑るつもりだ。

滑り出してみたものの、昨晩降った新雪は湿った重たいストップ雪で、まったく快適でなかった。滑った後は雪玉がゴロゴロと落ちていき、下から登ってくる人たちが危ない。静かに滑って、下の人に危害が及ばない所から、本来の滑りに入った。

P5050166

中央のデブリの下から見てすぐ右側を滑走した。ストップ雪には苦労したが、Sさんの待っている台地までは一瞬であった。

P5050105

Kさんも下りてきたところで、金山沢のエントリー手前の台地で、腹ごしらえをする。

P5050167

全員の準備ができたら、金山沢へドロップ。最初は急だが、これだけ雪が緩んでいれば問題はない。新雪がストップ雪だったことだけが厄介だった。

P5050168

高度を落とすのは速い。

P5050114

急斜面は一瞬であった。あとは緩めの斜面を滑る。

P5050115

一昨年もあったデブリを過ぎると、今度は両岸が狭くなったところで、右岸からのデブリに先を阻まれた。

P5050116

ここは、なんとか左岸側をぎりぎり滑ることができたが、途中沢が割れていたり、落石があったりで、注意が必要だった。

P5050118

ここから大雪渓の出合まではすぐであった。白馬主稜方面を見上げる。

P5050171

あとは林道沿いに猿倉まで滑ればよいのだが、途中、長走沢の通過で徒渉があった。この時にブーツが濡れてしまった。

猿倉の駐車場に着いたのは、まだ13時前であった。さすがはスキーの機動力である。デポしてあった私の車で栂池の駐車場まで戻って、今回の山行は解散となった。

山岳会のメンバーと別れた後は、道の駅小谷の深山の湯で汗を流した。夕方からは白馬は雷雨になったようだ。やはりGW後半は天気が不安定だったようだ。携帯でニュースをチェックすると、遭難者6人全員死亡という最悪の結果を目にした。私たちの行動したすぐ近くで、このような悲惨な事故が起こってしまったのは、実に悲しいことである。故人のご冥福をお祈りします。

|

« 連休後半はお手軽コースで! 白馬乗鞍岳往復 | Main | オックスファム・トレイルウォーカーに参加してきます! »

Comments

いつも楽しく読ませてもらってます!

Posted by: アコンカグア | May 08, 2012 at 03:37 AM

アコンカグアさん、はじめましてかな?
コメント有り難うございます。
たいした記録ではありませんが、これからもよろしくお願いします。

Posted by: マメゾウムシ | May 08, 2012 at 12:54 PM

すみません、はじめましてです。山登りは、かなり前に北海道の旭岳に登った場ことがあるくらいですが、スキーは大好きで、以前は毎シーズン行っていました。
これから時々コメントさせていただくかもです!?

Posted by: アコンカグア | May 09, 2012 at 12:10 AM

アコンカグアさん、来シーズンはバックカントリースキーはいかがですか?
こrからもよろしくお願い致します。

Posted by: マメゾウムシ | May 09, 2012 at 12:40 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/80345/54655493

Listed below are links to weblogs that reference 船越の頭から金山沢滑走:

« 連休後半はお手軽コースで! 白馬乗鞍岳往復 | Main | オックスファム・トレイルウォーカーに参加してきます! »