« 和佐府から太郎平小屋へ(黒部源流スキー1日目) | Main | 薬師岳中央カール滑走(黒部源流スキー3日目) »

May 01, 2012

黒部五郎岳ウマ沢滑走(黒部源流スキー2日目)

2日目(4月28日):黒部五郎岳ウマ沢滑走

【天 気】 快晴
【コースタイム】太郎平小屋7:10〜北ノ俣岳8:29-36〜中俣乗越8:49-55〜黒部五郎岳10:13-36〜ウマ沢滑走〜赤木沢2040m付近10:53-11:00〜赤木平12:21-35〜薬師沢左俣2070m付近12:48〜薬師沢中俣13:05〜夏道尾根取付13:25〜太郎平小屋14:31

この日は、今回のツアーのメインイベントであるウマ沢滑走だ。天気は見事な快晴。朝食を取り終えたら、素速く支度をしてすぐに出発。まずは北ノ俣岳へ登り返しだ。

P4280112

昨日も何羽か見かけたが、ライチョウが見送ってくれる。

P4280114

1時間20分ほどで、昨日は踏まなかった北ノ俣岳の正規の山頂に到着。

P4280115

これから向かう黒部五郎岳を見る。

P4280116

槍ヶ岳も見える。次はオートルートもやってみたい。

P4280118

シールを外して、中俣乗越まで大トラバース。稜線からのブロック落下に注意しながら滑って、15分ほどで中俣乗越に到着。この速さはスキーならではの機動力だ。つぼ足ならば、こうは行かないだろう。

中俣乗越から黒部五郎岳山頂までは斜度もあり、雪面もクラスト気味なので、クトーをスキーに装着して登る。クトーはよく効いてくれ、快適に高度を上げていく。

中俣乗越から1時間20分ほどで黒部五郎岳山頂に到着。出発してから3時間ほどなので、まずまずのスピードだろう。黒部五郎岳の山頂はこれで3度目だ。

P4280121

山頂の東側のカールもなかなかよさそうな斜面だ。次回はぜひとも滑りたい。

P4280122

軽く腹ごしらえをしたら、シールを外していよいよウマ沢の滑走だ。

P4280123

山頂付近はクラスト気味で硬かったが、問題はなかった。高度を下げるにつれて、快適なザラメと変わっていく。

P4280124

誰もいない斜面を独り占めだ!

P4280125 P4280126_2

木が出てきたらウマ沢の中へ入る。2150m付近からは赤木沢との間の尾根をトラバース気味に滑り、赤木沢の2040m付近に滑り込んだ。ちょうど滝の下だった。滝は出ていて、一部沢も割れていた。

P4280127

数年前に赤木沢は遡行したことがあるが、懐かしくその時のことを思い出す。この滝も登ったような気がする。

赤木沢からは対岸の尾根に取り付き、赤木平へ登り返す。赤木沢からは1時間20分ほどで、赤木平の最高地点に到着した。

P4280128

ここでもライチョウのオスがメスに求愛をしていた。

P4280129

赤木平からは太郎平小屋も確認できる。

P4280131_2

赤木平からは薬師沢の左俣に向う尾根上を忠実に滑走した。

P4280132 P4280133_3

あっという間に薬師沢の左俣に滑り込んでしまった。

P4280134_2

対岸に登り返して、今度は薬師沢中俣に入る。この薬師沢中俣が厄介であった。沢の中を進むのであるが。途中、何カ所か沢が割れている。その中の1箇所では、両岸が急で、雪はグサグサのため、滑落の危険があった。落ちたとしてもブーツが濡れる程度で済みそうだが、這い上がるのに苦労しそうだった。なんとか冷や冷やながらも、トラバースすることができた。

次の難所は、夏道が付いている尾根への取付であった。尾根への登りは急だし、おまけに尾根は狭い。木をつかみながら、強引になんとかスキーを履いたまま登ることができた。後で確認すると、もう少し中俣を進んだところから取り付いた方が楽だったようだ。

皮肉なことに、この尾根はちょっと登ると、広い尾根に変わった。

P4280135

だいぶ登ってきたところで,ボーダーが1名滑り降りてきた。今日小屋を出てから初めて会う人であったが、太郎平小屋のスタッフの女の子だった。その後に男性スタッフがファンスキーで滑ってきた。

尾根を登り切ると、太郎山の山頂付近に出た。ここから太郎平小屋まではすぐなのだが、やはり最後は滑走で締めくくりたい。わずかの距離であるが、シールを外して小屋の前へ滑り込んだ。ちょうど今日登ってきたスキーヤー2名が外でくつろいでいた。

さすがに連休初日ということもあり、この日は私以外に9名のスキーヤー・ボーダーが登ってきた。なんとその中に知り合いの山口のKさんが。Kさんとはテレマーク関西講習会で知り合った仲だ。こんなところで会うとは実に驚きである。この日の夕食は、前日と比べるとかなり賑やかであった。前日は私1人で寂しく食べていた。おかげで、いろいろと情報交換をすることができた。

薬師岳中央カール滑走(黒部源流スキー3日目)に続く

和佐府から太郎平小屋へ(黒部源流スキー1日目)に戻る

|

« 和佐府から太郎平小屋へ(黒部源流スキー1日目) | Main | 薬師岳中央カール滑走(黒部源流スキー3日目) »

Comments

昨今は、太郎平小屋にヘリで来る人もいる、と聞いていたので小屋は混雑しているのかな、と思いましたが、意外と空いていたのですね。
北ノ股の山頂の雪を見る限り雪の量は、やや少なめという感じもします。
ウマ沢、赤木沢とも下りきらないで、途中で登り返すのが無難ですかね?

Posted by: CIMA | May 02, 2012 05:19 PM

常連によるとやや雪は少ないとのことです。
沢をどこまで下るかは判断が難しいところですね。
安全なのは確かに下りきらないことと思います。

Posted by: マメゾウムシ | May 02, 2012 06:07 PM

マメゾウさん
28日、太郎平小屋にて色々お話をお聞かせ頂いて、只驚き感心するばかりでした2人パーティーのJIISANの方のファントムと申します。
マメゾウさんのブログは以前から拝見していましたが、そのご本人であったことをこの記事で知ると共に黒部五郎方面への意欲を益々駆り立てられました。来年も身体がまだ自由に動くようであれば是非訪れてみたいと思います。
今後もどこかのお山でお会いすることもあろうかと思いますが、宜しくい願いします。

Posted by: ファントム | May 05, 2012 12:01 PM

ファントムさん、太郎平小屋ではどうもでした。
あの時は皆様と楽しくお話ができて、大変充実した一時でした。
また、ブログの方も見ていただいていたとお聞きし、大変嬉しく思います。
GW後半は白馬方面へ滑りに行ってきました。
その時の記録も近日中にアップ致します。
またどこかでお会いしましょう。

Posted by: マメゾウムシ | May 06, 2012 05:43 PM

マメゾウさん、

小屋と薬師山頂でご一緒したDynafit板の二人組です。
マメゾウさんが中央カールを滑っている写真を撮っています。
もしよろしければ私のブログの鍵コメでアドレスをお教えください。
写真をお送りいたします。

常吉

Posted by: 常吉 | May 07, 2012 11:23 PM

常吉さん、薬師ではどうもでした。
あの後も、しばらく黒部源流に滞在していたんですね。
恐れ入ります。
それから写真どうも有り難うございます。
単独だと自分の滑っている写真が撮れないので、大変嬉しいです。
またどこかでお会いしましょう。

Posted by: マメゾウムシ | May 08, 2012 12:52 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 黒部五郎岳ウマ沢滑走(黒部源流スキー2日目):

« 和佐府から太郎平小屋へ(黒部源流スキー1日目) | Main | 薬師岳中央カール滑走(黒部源流スキー3日目) »