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May 31, 2012

立山で新雪にシュプールを描く!

【山域】立山
【場所】富山県

【日時】2012年5月26日(土)

【メンバー】しまさん、Kさん、マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】室堂センター9:38〜一ノ越10:20-28〜雄山11:19-50〜山崎カール2815m付近11:55-12:06〜〜雷鳥平大走り分岐付近12:29-56〜みくりが池温泉13:50

立山駅駐車場で朝に目覚めると、良い天気だ。車から出ると、GW前半に太郎平小屋で同宿だったボーダーのお兄さんとばったり出会う。彼は昨日も立山に入山したそうで、雪だったとのこと。どうやら快適なザラメとは行かなそうだ。

今日は金沢のしまさんと立山駅8時発のケーブルカーに乗る予定だったが、しまさんから、「北陸道の事故で遅れる」との連絡があった。先に行くことにする。

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しまさんとは、結局、美女平駅で一緒になった。今日が初めてのバックカントリースキーだというKさんも一緒だった。

室堂からは、しまさん達とは別行動で、雄山山頂に向かう。しまさんはBCクロカンということもあり、Kさんと緩斜面を選んで、のんびりと滑るようだ。天気は薄曇りだが、暑すぎることもなく、ちょうどよい。

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そんなに速くシール登行をしたわけではないが、一ノ越に着くまでに、何人かのスキーヤーや登山者を追い越した。

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一ノ越から雄山山頂までは雪が付いていないので、スキーを担いで登る。岩場をテレブーツで登るのは結構大変ではあるが、50分ほどの我慢であった。山頂では同じ時間に到着したスキーヤーに写真を撮っていただいた。

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GW前半に行った薬師岳がくっきりと見えています。まだ雪は多そうです。

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剱岳も見えます。

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上部は前日の新雪が10cmほど積もったことにより、雪面が白く綺麗だ。一方で、急斜面では点発生のドロドロとした表層雪崩が頻発していた。当初は南面の御前谷の滑走も考えていたが、ここはリスクを冒さないことにする。一方、北面の山崎カールは比較的雪が締まっていそうだったし、すでにシュプールが何本かついていた。下には登ってくる2人のスキーヤーが見えた。

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社務所の裏から、山崎カールにドロップ。新雪がややクラスト気味であったため、テクニカルな滑りを強いられたが、こなせない雪ではなかった。

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新雪滑りなので、シュプールがはっきりと残る。下から登ってくるスキーヤー2名に近づくと、手を振っている。なんとしまさんとKさんであった。一ノ越から回り込んで、登ってきたきたそうだ。

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そこからは3人で、雷鳥平のキャンプ場を目指して滑走した。

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標高を下げるにつれて、グサグサとした湿雪に変わり、さらにテクニカルな滑りが強いられた。おかげで湿雪重雪に板を取られて、2度ほど転倒してしまった。こういう時はしっかり内足重心で滑るのがよい。

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斜度がなくなった雷鳥平の大走りとの分岐付近で休憩を取り、これからどこを滑ろうか3人で話し合った。バックカントリー初めてのKさんがお疲れ気味ということもあり、時間も13時を過ぎていたので、結局、みくりが池温泉で生ビールを飲むことになった。

みくりが池温泉までの登り返しの途中で、滑ってきた山崎カールを振り返る。

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実際に滑ってみるとそれほどでもないのだが、離れたところから見ると、あんな所をよく滑ったなと思ってしまう。

みくりが池温泉にはなんとか14時前に到着し、14時までのランチタイム限定の生ビールセットを注文した。

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滑った後の一杯は何とも言えません。塩味の効いた白えびの唐揚げと枝前もビールのつまみには最適でした。

これで本日のスキーは終了。アルペンルートで立山駅に下山し、いつもの亀谷温泉で汗を流し、解散となった。

これで3000m峰3座ハシゴ山頂スキー滑走は無事終了。乗鞍岳の山頂は剣ヶ峰ではなかったが、標高差的にはほとんど変わらないので、まあ、山頂滑走と言ってよいでしょう。これをもって、私が所属する川崎橘山想会の還暦のお祝いに代えさせていただきます。

スキーシーズンも残すところあと少し。梅雨入りするまでに富士山は滑っておきたいし、立山ももう一度行っておきたいが、天気が果たして味方してくれるだろうか。

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May 30, 2012

視界不良の乗鞍岳

【山域】乗鞍岳
【場所】長野県

【日時】2012年5月25日(金)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 雨、上部は雪
【コースタイム】位ヶ原山荘9:00〜大雪渓下9:39〜朝日岳10:27-39〜位ヶ原山荘11:03

乗鞍高原には夕方に到着。湯けむり館で御嶽の汗を流し、南信州地ビールで喉を潤す。至極の一杯であった。

Beer

今晩は観光センター前の駐車場で車中泊。位ヶ原山荘行きのバスもここに停車する。

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この時は乗鞍岳も見えていた。

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その晩は、修学旅行生たちのキャンプファイヤーがなんと駐車場で行われた。うるさかったが、お酒を飲みながら若いエネルギーを吸収させてもらった。その時は高校生だと思っていたが、翌朝のラジオ体操に集合した彼らの顔や体格を見て、実際には中学生であることがわかった。

翌朝は8時5分に観光センター前を出発するバスに乗り込んだ。平日だけあって、乗客は少ない。スキーヤーは私以外は6人ほどであった。位ヶ原山荘が近づいたところで雨が降り出した。

とりあえず雨具を着て、行けるところまで行ってみることにする。

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最初の急斜面を登り切ると、位ヶ原である。大雪渓方面は見えていたが、山頂部分はガスの中であった。

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大雪渓下で、除雪されたエコーラインをペタペタとスキーを履いたまま横断した。剣ヶ峰方面への登りに入る。このあたりから雪になった。しばらく登ったところで後を振り返る。エコーラインの除雪はだいぶ進んでいるようだ。

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ガスの中に入り、視界が悪くなった。風はそんなに強くない。雪もカチカチというほどではなく、新雪も積もっていたので、クトーを装着しなくても登れる。

キックターンを繰り返して、山頂に到着。

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剣ヶ峰とはなんとなく違う気がしたが、この天気ではここまでだ。後で確認したところ、この山頂は剣ヶ峰手前の朝日岳であった。

滑走に入るのだが、視界は不良。GPSの自分の軌跡を頼りに滑走する。

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新雪が積もっているので、シュプールが描けます。

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視界が出てきたところから、位ヶ原へ向かってダイナミックに滑ります。

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大雪渓の下で、エコーラインをスキーを履いたまま横断。道路上には新雪が積もり始めていたので、問題なしでした。

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途中にライチョウのペアがいました。前日の木曽御嶽は天気が良すぎたためか、ライチョウを見ませんでしたが、こういう天気の時にはよく姿を現します。

Raicho

あとは位ヶ原山荘まで一滑りでした。

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往復2時間ほどのスキー山行でした。天気がよければ、最終のバスの時間まで、あちこち登り返して滑りたいところでしたが、この天気ではやむを得ません。帰りのバスの時間まで1時間半もあったので、位ヶ原山荘で時間を潰すことに。

位ヶ原山荘には、すでに3人のスキーヤーが戻っていた。一緒にビールを飲みながら、時間を潰す。

この3人は大変素敵な方々であった。2名は松本在住の女性、1名は東京在住の男性であった。3人とも私の親と同じ年齢かそれ以上であったが、話しをする中で、山とスキーへの情熱、そして人生を楽しもうという姿勢には大変感銘を受けた。また、どこかでお会いしたいと思った。

下山後は、前日に引き続き、湯けむり館で汗を流し、富山の立山駅へ移動した。

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May 29, 2012

まだまだ滑れる木曽御嶽山

先週は平日に休暇を取得して、木曽御嶽山、乗鞍岳、立山と3000m峰3座のハシゴ山頂スキー滑走をしてきました。
今年は、私が所属している神奈川の山岳会が還暦を迎えるということで、土曜日にその記念行事があったのですが、私は遠方のために出席できない。
単なる欠席では面白くないということで、会の還暦を祝う記念山行として行ってきました。

まずは木曽御嶽山の滑走報告です。

【山域】木曽御嶽山
【場所】長野県

【日時】2012年5月24日(木)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】6合目中ノ湯駐車場6:25〜7合目ロープウェイ分岐7:24〜8合目金剛堂8:31〜9合目覚明堂9:59〜剣ヶ峰10:42-11:11〜7合目ロープウェイ分岐11:50〜6合目中ノ湯駐車場12:29

御岳ロープウェイスキー場がグリーンシーズンしか営業をしなくなり、御岳2240スキー場も4月1日まででクローズし、今までのように春に気軽に滑れる御嶽山ではなくなった。まあ、その分、多く歩けばよいわけなのだが。

ということで、中ノ湯駐車場から往復してきました。御岳ロープウェイが営業しているときよりも標高差で300mを余計に歩かなければならない。それでも合計の標高差は1200mほどだから、そんなに大変というわけではないのだが。

前夜の2時ぐらいに中ノ湯に着いたが、さすがに平日だけあり、車は1台も駐まっていない。駐車場にはトイレはあるが、水は出ていなかった。山奥だけあり、星空は綺麗であった。

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3時間ほどの睡眠で起床し、6時半前にスキーを担いで駐車場を出発した。天気は見事な快晴であった。出発時はトレランシューズを履き、テレブーツはビンディングに固定して担いだ。中ノ湯の建物の横を通って進んでいく。

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出発して30分ほどで、雪が出てきたので、トレランシューズからテレブーツに履き替える。7合目のロープウェイ分岐を過ぎたあたりから、雪がつながり出したので、シール登行を開始した。思ったより下から雪がつながったので、嬉しい。滑走距離もかなり行けそうだ。

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シール登行になって、肩の荷も軽くなって、ほぼ夏道沿いに快適に登って行く。やがて森林限界となり、御嶽山の山頂も見えてきた。

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中央アルプスも見えるし、明日行く予定の乗鞍岳もよく見える。

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夏道のある尾根上は8合目金剛堂あたりから雪がなくなる。いつもは尾根の北側の雪の付いた斜面を行くのだが、上部で雪が無くなるので、スキーを脱がないといけなくなる。ちょうど斜度がきつくなる手前の2750m付近で北側と南側が雪でつながっているところがあるので、そこから南側の斜面に回り込んで、登ることにする。

あとはひたすらキックターンを繰り返して行けば、肩に出た。剣ヶ峰まではもうすぐだ。

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二ノ池はまだ凍結していた。

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稜線に忠実に行ったので、途中で雪が無くなって、1回スキーを脱いだが、一ノ池の方に回り込めば、雪はつながっていた。剣ヶ峰には3人の登山者がいた。おそらく王滝コースから登ってきたのだろう。

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王滝山頂方向を見下ろす。

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風もなく、気温もそれなりにあり、昼寝をしたいぐらいだが、下山したら乗鞍への移動がある。休んだら早速滑走だ。

山頂の一ノ池側はクラスト気味であったが、肩から下は快適ザラメであった。まずは2750mまでは夏道の南側の斜面を滑走。大斜面を独り占めだ!

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2750mからは北側の斜面へ回り込む。下の写真の左側の尾根の下と、金剛堂の間で雪がつながっている。

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北側の斜面の滑走。

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8合目金剛堂を過ぎると、まばらなダケカンバ林となる。快適なのはここまでであった。

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例年の同じ時期ならば、このあたりで雪がなくなる。しかし、今年はさらに滑って行ける。その先は濃い針葉樹林の中の滑りとなった。

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うまく木の間を縫う感じで滑っていくが、雪面の凹凸も激しくなるので、慎重な滑りとなる。

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雪が途切れてきたところで、スキーを担いでの下山となった。

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スキーを担いでからは30分かからずに、駐車場に戻ることができた。相変わらず車は1台だけであった。

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標高差1200mのうち、この時期に900mも滑れれば上出来である。天気にも恵まれて、大斜面を独り占めできた満足な滑走であった。下山後に、御岳ロープウェイスキー場近くで猿の群れに出会った。ここに来ると、いつも猿に出会う。

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汗を流そうとした木曽温泉は休みだったので、乗鞍に着くまで温泉は我慢したのであった。

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May 22, 2012

白山に10人のテレマーカーが集合!

先週末は、関西を代表するテレマークスキーのクラブであるアウトサイドスキークラブの白山ツアーに同行してきました。
日曜日には合計10名のテレマーカーが白山に集合!
以下、その記録です。

【山域】白山
【場所】石川県・岐阜県
【日時】2012年5月19日(土)~20日(日)
【メンバー】雪田瑠摩さん、Iさん、Kさん、Fさん、Yさん、K女史、Tさん、F女史、ゆうさん(20日のみ)、マメゾウムシ

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1日目:市ノ瀬から南竜避難小屋へ

【天 気】 晴れ
【コースタイム】市ノ瀬6:07〜別当出合7:21-8:20〜中飯場9:15-33〜甚之助避難小屋11:40-12:21〜南竜避難小屋13:50
南竜避難小屋15:24〜トンビ岩コース1つ東の尾根〜室堂手前2416m16:30-16:40〜南竜避難小屋17:01

前夜は集合場所である市ノ瀬の駐車場で車中泊。翌朝は4時に起床し、車載して持ってきたMTBを組み立てたりと慌ただしく支度。同じく車中泊していたアウトサイドスキークラブのメンバーも支度を始め出したところで、ご挨拶。

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ほとんどのメンバーが、テレマーク関西講習会でお顔を見たことのある人たちでした。彼らと一緒に行くのは今回が初めてではあるのですが、親近感を感じます。今日は男性6名、女性3名の合計9名で白山を目指します。明日は、ゆうさんという方が登ってくるので、合計10名になります

市ノ瀬までは自転車隊と徒歩隊に別れて出発。私もMTBを持ってきたのですが、重荷で漕いでいっても徒歩とスピードが変わらないので、結局、別当出合までのほとんどを自転車を引いていきました。MTBは帰りのために持って行くようなものです。雪田瑠摩さんは普段から自転車でトレーニングをしているだけあって、力強く漕いでいきました。

1時間15分ほどで別当出合に到着。あとは徒歩隊を待ちますが、なかなか来ない。
宿泊装備およびスキーとブーツを担ぐとなると、結構な重荷になります。雪田瑠摩さんとFさんで、女性陣の荷物を運ぶために迎えに行きました。最後のメンバーが到着するまでに、2時間かかりました。

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別当出合からは自転車隊も徒歩になります。吊り橋には底板がすでについていました。

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中飯場まで、重荷に苦労しながら登ります。石段の急登は結構堪えました。

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中飯場でもまだ雪は出てきませんでしたが、40分ほど登った標高1680mあたりから雪がつながり出したので、シール登行に切り替えました。これで肩への重荷の食い込みがだいぶ楽になります。

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甚之助避難小屋を目指して登ります。

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K女史がバテ気味なので、甚之助小屋で大休止。

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この時点で正午を過ぎたので、室堂へ向かうのは止めて、宿泊地である南竜避難小屋に向かうことにする。

エコーラインへのトラバースは雪がつながっていなかったので、スキーを脱いだり履いたり。去年1人で来たときもそうだった。すぐに南竜小屋が見えるところまで来ました。

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14時には全員無事に避難小屋に到着しました。先客が1名いましたが、全員中に入れました。来た方向を振り返ります。

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別山方向ですが、この手前の山も滑るのによさそうです。

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しばらく休憩したところで、どこかに滑りに行こうとなりました。ついでにビールも買えればということで、室堂まで登ることに。

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トンビ岩コースの1つ東側の尾根を登る。気がついたら先頭にいました。

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斜度が緩くなり出したところから、御前ヶ峰が見えてきましたが、ガスが出てきました。

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後続も登ってきました。

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標高2415m付近で16時半を過ぎました。室堂は見えているのですが、時間切れです。ビールは諦めて、ここから滑走に。

登ってきた尾根とトンビ岩コースの間のやや谷状の斜面を滑りました。快適ザラメです。

さすがに雪田瑠摩さんをはじめみんな滑るのはうまい。私だけ”まほろば流”なので、ちょっとみんなと滑り方が違うという感じですが、そんなことは関係ない。みんなと滑るのは実に楽しい!

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一瞬の標高差300mほどの滑走でした。最後は避難小屋の屋根の上に乗って記念撮影。

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言うまでもなく、この後は宴会に突入しました。大人数での宴会は実に楽しい。テレマークの技術論など学ぶことも多かった。おかげでちょっと飲み過ぎました。

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2日目:大汝峰半周スキー、そして市ノ瀬へ下山

【天 気】 晴れ時々曇り
【コースタイム】南竜避難小屋5:10〜室堂6:46-7:21〜大汝峰8:58-9:09〜北面滑走〜2525m付近〜南西へトラバース気味に滑走〜大汝峰の真西2355m付近9:30〜御前ヶ峰の西側肩10:41-10:53〜室堂10:55-12:27〜万才谷滑走〜エコーライン下トラバース開始13:07〜甚之助小屋13:40-14:36〜滑走終了1680m付近15:02〜中飯場15:41-16:05〜別当出合16:38-16:50〜市ノ瀬17:05

翌朝は4時に出発し、山頂で御来光の予定でしたが、前日の飲み過ぎが祟り、みんな、なかなか起きません。結局5時過ぎの出発となりました。

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私も少々体にお酒が残っている感じでしたが、雪田瑠摩さんは完全な二日酔い。雪田瑠摩さんは南竜小屋で、今日登ってくるゆうさんを待つということで、別行動となりました。

8名で室堂へ向かいます。前日に滑走した斜面よりもトンビ岩コース側の斜面を登ります。雪面はクラストしているので、念のためクトーを装着しました。

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斜度が緩くなってきたところで、雪が途切れたため、1度だけスキーを脱ぎました。

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室堂に着いたら、余計な荷物はデポします。山頂付近が雲がかかっていました。

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大汝峰まではほぼ夏道に沿って登ります。

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ガスは晴れましたが、上部は風が強い。大汝峰が見えてきました。

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大汝峰の取り付きは急で狭い雪の斜面を登る。しっかりエッジを食い込ませないと、滑落の危険がある。ここでF女史のシールが剥がれてしまい、身動きが取れなくなってしまった。Iさんがピッケルでステップを切り、ロープでF女史を確保することによって、なんとかF女史も無事に登ることができました。

急斜面を登り切ると、大汝峰の山頂はすぐでした。

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ゆっくりと休憩したいところですが、風が強く、体が冷えるので、すぐに滑走に入る。まずは北面の滑走です。

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風でクラストしているが、ターンには問題ない。ゲレンデと同じように滑れます。広大な斜面を広く使って滑りました。

Iさんの案内で、標高2525m付近からは南西の方向へトラバース気味に滑る。大汝峰の真西2355m付近で滑走終了。御前ヶ峰西側の肩へ登り返しました。

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大汝峰の西側を半周するような感じで、御前ヶ峰西側の肩に到着。風が強い。

ここで白山最高峰の御前ヶ峰に登るメンバーと、直接室堂に滑るメンバーと別れる。私は寒いので、室堂に直接滑ることにする。寒いというのは言い訳で、昨晩の飲み過ぎで調子がいまいちという方が正しい。御前ヶ峰には、Iさん、Fさん、F女史の3名が向かった。

室堂までの斜面は緩んでいて、メローだが、快適に滑り降りることができた。

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室堂センターでは、雪田瑠摩さんがベンチでシュラフに入って休んでいました。かなり調子が悪そうだ。今朝、市ノ瀬から登ってきたゆうさんも合流。御前ヶ峰に登ったメンバーも下りてきたところで、10名のテレマーカーが揃いました。正確にはゆうさんはBCクロカンであったので、10名のヒールフリースキーヤーというのが正しいかもしれない。

全員で下山に入ります。雪田瑠摩さんもやや復活。弥陀ヶ原まで滑り、そこからは万才谷を滑りました。

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万才谷は3年前の6月頭に滑ったが、その時は縦溝と小石で快適な滑走とは言えなかった(2009年の記録)。今回はまだ縦溝も小さく、滑走には問題ない程度でした。途中、撮影しながら、みんなで楽しく滑走。

南竜小屋の手前まで滑ったら、甚之助小屋方向へのトラバース。ここではいったん板を外しました。

甚之助小屋に着いたら、餅を焼いて食べようということになりました。私は行動中に調理をすることはほとんどありませんが、大人数ではそれもよいです。ちょうどお腹が減っていたので、ちょうどよかった。

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お腹を満たしたら、雪が途切れるところまで滑走です。

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だんだん藪も濃くなり、雪面の凹凸も大きくなる。それでもみんなしっかり滑ってくる。さすがです。標高1680m付近で滑走終了となり、板を担ぎました。

別当出合に着いたのは16時半を過ぎていました。この時期は日が長いからよいです。厳冬期であれば、すでに暗くなり始めているところです。

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自転車隊はここからは楽です。15分で市ノ瀬に到着しました。

全員が市ノ瀬に下りてくるまでの時間を利用して、自転車隊だけで、永井旅館の温泉に浸かって汗を流しました。徒歩隊は山菜を採りながら、ゆっくりと下りてきました。

福井北インターへ向かう途中で、白峰の志んさで栃餅となんば味噌を購入。ここの栃餅は美味しかった。なんば味噌もピリッとしていて、ご飯に実に合いました。最後に、勝山のグリル山田でソースカツ丼を食べて解散となりました。

今回は大勢でのツアー、それも全員がテレマーク。私は普段は単独か少人数でのツアーが多いので、今回は貴重な経験でした。大人数の場合は個人の体力にもばらつきが出て、所要時間が少人数より多くかかるというデメリットはありますが、大人数は大人数で楽しいということもわかりました。アウトサイドスキークラブの皆さん、どうも有り難うございました。また、同行させて下さいね。
 

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May 18, 2012

オックスファム・トレイルウォーカー 100 km の道のり その2

CHECKPOINT 5〜CHECKPOINT 6 (9.5 km)

翌朝は外が明るくなってからの出発となった。Uさんの回復にはそれぐらいの睡眠時間が必要だった。私も結構寝たので、調子は回復。6時前にチェックポイントを出た。

この時にはすでにAチームが1位でゴールしたという連絡が入っていました。さすがです。おめでとうございます。

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 このチェックポイントのある大雄山最乗寺はかなり立派で大きな寺院であった。

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だらだらとした杉林の中の林道歩きが延々と続く。外国人の何チームかに抜かれたが、彼らはゆっくり歩いているように見えて結構速い。我々がチェックポイントを出るときに食べるものがほとんどなく、ちょっと空腹気味で元気がなかったということもあるが、我々との歩幅の違いも感じてしまう。

下りになってお茶畑に出たら、次のチェックポイントである矢倉沢公民館まではすぐであった。もう静岡県に入っているものかと思っていたら、まだ神奈川県でした。

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このチェックポイントには、焼きそば、おにぎり、スープ、トマト。キュウリと元気になる食べ物がたくさんあった。たくさん食べて、みんなだいぶ元気が出てきたようだった。

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CHECKPOINT 6〜CHECKPOINT 7 (16.0 km)

次の区間は2番目に長い区間だが、標高差は300mちょっと。それでも県立21世紀の森のセントラル広場までの登りは堪えた。

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その後のセントラル広場から万葉広場へのトレイルは快適であった。Uさんも気持ちよく進む。あまりにUさんが調子よく行くので,みんなで「控えめに」と注意するほどであった。Uさんだけでなく、みんないい調子でした。今までは抜かれる方が多かったのですが、ここでは次々と他チームを追い抜きました。

万葉広場にはウスバシロチョウが舞っていました。

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万葉広場で全員ゴールに向けて団結!

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万葉広場からは下り。この下りで、我々が近づくと、急に走り出す外国人の青年がいた。負けず嫌いなんでしょうか? 駿河小山駅に近づいたところで、我々が先に行きました。

チェックポイント手前で、Aチームのメンバーに出会う。すでにゴールしたAチームが、我々のサポートと応援のために来てくれていたのでした。有り難いです。

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このチェックポイントには、おいしいおにぎりと味噌汁が提供されていました。地元のボランティアの皆さんに感謝です。

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CHECKPOINT 7〜CHECKPOINT 8 (13.5 km)

このチェックポイントからサポート役のKさんが一緒に伴走してくれます。Aチームのメンバーに見送られて出発です。Aチームの皆さん、車でその後の分岐のところまで同行して下さりました。どーもです。

この区間は距離は13.5kmながら、標高差が800mほどあり、最も厳しいところになります。特に不老山への登りは急です。

この区間で役に立ったのはストックでした。疲労がたまって、足は上がらない状態でも、ストックがあれば、体を押し上げられます。ダブルストックは四駆にもなって効率的です。リーダーのNさんはシングルストックですが、1本でも杖にはなるのでよいです。長身のFさんはそもそも足が長いので、ストックがなくても問題なさそうです。Uさんはやはり疲労がたまってきたこともあり、ちょっと遅れ気味になってきました。サポートのKさんと一緒に落ちている木の枝をストック代わりに。私もストックの使い方を少しアドバイスします。

辛い登りを登り切ったら不老山の山頂でした。ゴールが見えてきます。

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不老山からは世附峠に下り、逢坂峠を経て、白倉ノ頭への登りに入ります。途中のカヤトの原は見晴らしもよく、気持ちよいです。

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白倉の頭を過ぎて、次のピークが湯船山でした。

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ゴールが近づいてきますが、Uさんのペースが遅れ気味なのが気になります。Uさんは、Kさんの後をついて登ってきます。頑張りましょう! 最後のチェックポイント8まではもうすぐです。明るいうちに到着できそうです。

いよいよ最後のチェックポイントである明神峠に到着。あとは7kmだけです。このチェックポイントにはカップのスープしかありませんでした。仕方なく、かなり飽きてきたスープをいただく。

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CHECKPOINT 8〜FINISH (7.0 km)

最後のチェックポイントからはコース中の最高地点である三国山への標高差400mの登りに入ります。途中までは車道横のトレイルを進み、いったん車道を渡って、急登に入ります。進行方向左側には富士スピードウェイが見えます。時間は18時半で、だいぶ暗くなってきました。

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なんとか周囲がまだ見えるうちに、Nさん、Fさん、私は標高1320mの三国山に到着。

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しかし、Uさんがなかなか登って来ません。上がってくるのは他チームの選手です。周囲も暗くなって、夜間走行の準備をして待つことに。じっとしている時間が長くなり、体も冷えてだんだん寒くなってきました。そんな頃に、Kさんと一緒にようやくUさんが登って来ました。

Uさんには悪いのですが、すぐに出発です。ラストスパートと行きたいところですが、ここはゆっくりと行くことします。いったん下って、最後の明神山への最後の登りです。

明神山には多くのチームが休んでいました。山中湖も薄明かりで見えます。

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いよいよ最後の下りに入ります。暗くて進行方向がわかりませんが、みんなが進んでいる方向、すなわち薄明かりで見える山中湖に向けて下ります。

この頃にはどのチームのメンバーも膝が笑っていて、慎重に下っています。そんなところをNさんは飛ばします。私も追います。かなり余力が残っています。車道に出たところで、後続を待ちます。すぐにFさんが追いつき、Uさんもさほど遅れずに下りてきました。

後は車道歩きだけと思い、ひたすら車道を進みました。しかし、これは誤りで、標識が途中でないことに気がつく。コースアウトだ。最後に標識を見たところへ戻り、分岐点を確認する。

山中湖畔に出ると、もうゴールは近い。ゴール手前ではAチームの皆さんが待っていました。無事、4人一緒にフィナーレを迎えました。スタートしてから35時間53分でのゴールでした。完走証をもらって、記念撮影。

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ゴール会場である東京YMCA山中湖センターで入浴してから、宿泊地の小田急山中湖フォレストコテージに移動。遅い夕食兼打ち上げを行いました。Aチームの皆さんが用意して下さりました。

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サプライズもありました。KさんとUさんのご婚約をお祝いして、タルトケーキも用意されていました。初めての共同作業です!

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お酒も適当な量でよかった。ここで飲み過ぎてしまうと、明日は起きられない。

翌朝もよい天気です。宿泊したコテージです。

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朝食を食べた後に、次のイベントでの再会を約束して、解散となりました。

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Zチームのメンバーは、サポートのために借りていたレンタカーで小田原へ戻りました。山中湖からは富士山が綺麗に見えます。まだ十分に滑れそうです。

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南アルプスも見えます。右端のピークは北岳で、間ノ岳から農鳥岳への稜線かなと思っていましたが、実際はもっと南にある山が見えていました。正解は右のピークから、荒川岳、赤石岳、笊ヶ岳です。

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小田原駅でレンタカーを返却したら、Zチームも解散となりました。KさんとUさん、お幸せに。NさんとFさんも気をつけてお帰り下さい。

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私にとってのトレランは、バックカントリースキーのトレーニングとして始めたため、1人孤独に走るものでした。今回、Oxfam Trailwalkerに参加して、仲間と一緒に走る楽しさを知ることができました。皆さん、どうも有り難うございました。また同じメンバーでレースに参加してもよいなと思いました。

OさんとKさん、サポートどうも有り難うございました。おかげさまで、安心して進むことができました。

そして、今回のイベントに誘っていただいたAチームのYさんには大変感謝しております。私にとっては貴重な経験でした。どうも有り難うございました。次のイベントも楽しみにしております。

また、近いうちに皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

オックスファム・トレイルウォーカー 100 km の道のり その1に戻る

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May 17, 2012

オックスファム・トレイルウォーカー 100 km の道のり その1

Team Sports System  Zの一員として参加したオックスファム・トレイルウォーカー100kmの道のりは、長いようであっという間の36時間でした。
いろいろとドラマもありました。
その道のりを以下に語ります。

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大会前日の夕方に、スタート地点に近い小田原駅前のホテルにチェックイン。その晩は、夕方に着いたAチームのYさん、Aさんと一緒に夕食を食べに行きました。小田原と言えば、やはり魚です。駅ビルの中にあるお店で、私は金目鯛の煮付けとマグロの刺身が付いた定食をいただきました。カーボローディングを意識して、ご飯は大盛りでお替わりもしました。満腹です。

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夕食後にZチームのリーダーであるNさんも合流し、AチームリーダーのYさんの部屋でミーティング。実はZチームのメンバーとはまだ直接会ったことはありませんでした。沖縄から来るという残りの2人は明日のスタート前に合流予定です。果たして、初対面の人たちと一緒に100km歩けるかという不安が、この時にはまだありました。

翌朝は5時に起床し、テーピングをしたり、朝食を食べたりなど、慌ただしく支度を済ませ、6時20分にホテルのロビーへ。仕事の関係で昨晩遅く到着したAチームのSさん、Oさんとも顔を合わせ、小田原駅西口に移動。ここで、ようやく全員が揃いました。今回のスポンサーでありサポーターでもあるOさんと、沖縄から参加のFさん、Uさん、Kさんも無事に着いていました。

各自の荷物をKさんの車に乗せ、空身で歩いてスタート地点である城山陸上競技場に向かいます。小田原城が見えます。

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会場には日本人だけでなく、様々な人種・民族・国籍の方々が集まっていました。さすがは世界中で開催されるOxfam Trailwalkerです。

受付を済ませ、スタート地点へ向かいます。メッセージボードには今回の意気込みが書き込まれていました。

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スタート前に、AチームとZチームのメンバー、およびサポートのKさんと一緒に記念撮影。

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Aチームのメンバーは、Yさん、Sさん、Oさん、Aさん。Zチームのメンバーは、Nさん、Fさん、Uさん、私です。そしてサポートはOさんとKさんです。Sports Systemというのは、Oさんの会社名です。

スタート地点である小田原の城山競技場からの100kmの経路ですが、塔の峰、塔ノ沢駅、浅間山、芦ノ湖、大雄山最乗寺、県立21世紀の森、足柄万葉公園、駿河小山駅、不老 山、湯船山、明神峠、三国山、明神山を経て、山中湖へ至ります。ロードもあれば、トレイルもあり、夜間走行もあります。ゴールまでの間には8箇所のチェックポイントがあり、エイドにもなっています。

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START〜CHECKPOINT 1(9 km)

スタート地点に入ります。

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スタートは混雑を回避するために9時と9時半の2回でした。我々の2チームは共に9時スタートでした。風船を空に飛ばしてスタート。スタートダッシュするチームは少数のチームのみで、ほとんどのチームがゆっくりと歩いています。競技場を2周してから、競技場外へ出て行くのですが、他のトレランの大会と異なり、なんかまったりとしたよい雰囲気です。服装も、走るぞというトレラン風の人はそんなに多くはなかった。

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地元の小田原高校の演奏と共に歩き、最後は北条の甲冑隊に見送られて競技場を後にしました。我々Zチームが1週目の途中で、Aチームが追い越していきました。精鋭メンバーのAチームは上位を狙うようです。ハセツネの過去の優勝者と入賞者がいるだけあります。

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ZチームはAチームとは異なり、順位よりも4人一緒に100kmを歩き切ることが目標ですので、全体的に抑え気味に行きます。他のメンバーの様子を見ながら、焦らずに歩くことにします。

最初のトレイルはまだばらけていないので、ちょっと渋滞気味に進んでいきました。どのチームも単純に前を追うだけとなってしまっていたので、先頭がコースを誤ると、続くチームもコースを誤ります。そんなところが1箇所ありました。やはり地図でのルート確認は重要です。

ピークがはっきりしない塔の峰を過ぎて、下っていくと箱根登山鉄道の塔ノ沢駅近くの最初のチェックポイントに到着しました。エイドは結構充実していて、スープ、おにぎり、ベーグル、飲み物などがおいてあります。長丁場なので、たくさん食べる。みんなまだ余裕がありました。

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CHECKPOINT 1〜CHECKPOINT 2 (9.0 km)

チェックポイント1からは、いったん国道1号に出て、それから本格的なトレイルに入ります。ここから私はストックを使うことにします。

浅間山まで長くだらだらとした登りが続きます。ペース配分が難しいところです。前のチームをどんどんと追い抜こうと思えばできるのだが、他のメンバーのペースも気になる。ちょっとUさんが遅れ気味になってきたので、速度を控えめにする。沖縄から来たUさんとFさんは寝不足気味とのことだが、長身のFさんはひょうひょうと軽快に歩いている。

浅間山には13時ぐらいに到着。この山は学部生の時に何度か登ったきりで、実に25年ぶりぐらいの登頂でした。

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浅間山からはいったん下って、鷹巣山へ向かいます。

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鷹巣山にはサポーターのKさんが待っていてくれました。ちなみにUさんとKさんは目出たくご婚約とのことです。おめでとうございます。Uさん、すっかり元気になりました。

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Kさんも一緒に、チェックポイント2である箱根芦之湯フラワーセンターへ下りました。

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CHECKPOINT 2〜CHECKPOINT 3 (5.5 km)

次の区間は最短の5.5kmです。車道脇のトレイルを芦ノ湖まで進んでいきます。精進池とお玉ヶ池を過ぎると、芦ノ湖が見えてきます。ここも実に久しぶりで、20年ぐらい来ていないかもしれない。

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杉並木になると、次のチェックポイントである恩賜箱根公園はすぐだった。

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ただこの区間の短さによって、次の区間とその次の区間がひじょうに長く感じてしまうことに。

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CHECKPOINT 3〜CHECKPOINT 4 (12.5 km)

チェックポイントを出ると、すぐに箱根関所跡だ。ここは小学校の林間学校の時以来だ。なんと35年前!

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途中に箱根駅伝ミュージアムなんていうものもありました。

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母校の早稲田大学の校旗の前で記念撮影。なんとなく観光気分!

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市街地を抜けると、湖岸のトレイルに入ります。

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この区間は芦ノ湖の南端から北端まで進むのであるが、このトレイルが実に単調で長かった。眠気も襲ってきて、ちょっとパワー切れな感じ。チェックポイント4である芦ノ湖キャンプ場が見えたときは嬉しかった。ペースは落ち気味だったが、なんとか明るいうちに着くことができた。ポツポツと小雨が降り出していた。

このチェックポイントにはマッサージのサービスがあるのだが、順番待ちが長いというので、仕方なく諦める。その代わりにシューズを脱いで、床の上でストレッチをすることに。これが実にリフレッシュになった。おにぎり、スープ、ベーグルをしっかり食べ、眠気覚ましにコーヒーを飲んで、次の最長区間に挑むことにする。気温が低くなるので、私はこの区間から生足ではなく、タイツを履くことにした。

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CHECKPOINT 4〜CHECKPOINT 5 (18.0 km)

完全に日も落ちて、いよいよ夜間走行に入る。次の区間は最長の18kmだ。ヘッドライトおよびハンドライトの灯りだけを頼りに18kmの山道を進むのだ。去年のハセツネ以来の夜間走行だ。

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暗いので、景色はよくわからない。仙石原の市街地を抜けて、国道138号に出ると、雨の降りが強くなってきたので、公衆トイレの前で雨具を着る。

今回私が着た雨具は新品のモンベルのパーサライトジャケット。最軽量の雨具とのことで、確かに軽くコンパクトになる。しかし透湿性はゴアテックス製には劣り、かなり蒸れてくる。

国道からはすぐに金時山ハイキングコースに入っていく。最初の急登で、みんな暑くなり、雨も小降りになってきたので、雨具を脱ぐことに。

高度を上げていくと、夜景が綺麗だ。しかし連続するアップダウンに参ってくる。嫌になってきた頃に、明神ヶ岳近くの小ピークにようやく着いた。後は大雄山最乗寺までの下りだ。この下りが実に長かった。日が変わる頃にチェックポイント5である最乗寺に着くことができた。

このチェックポイントで、Uさんが疲労のために動けなくなってしまった。すぐには出発できないということで、全員仮眠することに。このポイントには仮眠所があり、毛布と枕も用意されていて、すでに数十人が横になっていた。

果たしてUさんは回復できるのか? 4人全員一緒のゴールは? 黄色信号が点る!

オックスファム・トレイルウォーカー 100 km の道のり その2に続く

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May 14, 2012

オックスファム・トレイルウォーカー100kmを完歩してきました!

Team Sports System  Zの一員として参加しましたオックスファム・トレイルウォーカーですが、無事100kmを4人一緒にゴールできました。
タイムは35時間53分、順位は参加登録した153チーム中62位でした。

一緒に参加したTeam Sports System  Aは、なんと1位でゴールしました。
タイムは17時間4分。
凄いです。

Aチームと一緒にスタート前に記念撮影。

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ゴール後の記念撮影。

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レースの詳細についてはまた後日アップします。

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May 09, 2012

オックスファム・トレイルウォーカーに参加してきます!

今週末はオックスファム・トレイルウォーカーというウォーキング・イベントに参加してきます。

オックスファム・トレイルウォーカーについて簡単に紹介しておきます。
以下、トレイルウォーカーのホームページからの抜粋です。

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オックスファム・トレイルウォーカー
-世界でもっともすばらしいチームイベント

■自分の体力への挑戦 :標高差1200mの100kmのコースを48時間以内で完歩。
■仲間とのかけがえのない経験:4人1チームで参加。事前のトレーニングからイベントの当日まで、励ましあってゴールを目指します。
■貧困から立ち上がろうとする人々への支援:1チームあたり12万円以上の寄付金を集めます(ファンドレイジング)。

オックスファム・トレイルウォーカーは4人1組のチームで参加する世界的に行われているウォーキング・イベントです。自分の体力に挑戦すると同時に、参加をきっかけに寄付金を集めて国際協力に貢献するというもうひとつの挑戦が用意された企画で、これまでにオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、香港、オランダ、カナダ、ベルギー、アイルランドで開催され、日本でも2007年から毎年開催されています。第5回目となる2011年には、142チームが参加し、44,798,654円もの寄付金が集まりました。

寄付金は、国際協力団体オックスファムの実施する途上国の紛争・災害時の緊急支援、教育・農業支援などの国際協力活動に使われ、人々が貧困から立ち上がるために役立てられています。

トレイルウォーカーの主催は、民間の国際協力団体、(特活)オックスファム・ジャパン。貧困問題の解決に向けて世界98ヶ国で活動するオックスファムは世界的に高く評価され、今までノーベル平和賞に3回ノミネートされています。
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ウォーキング・イベントと言っても、実際にはトレイル・ランニング的なものになると思います。
小田原から山中湖の100kmを、48時間以内に、4人1チームでともにゴールすることを目指します。

私の所属するチームは Team Sports System  Z です。
男性2名、女性2名のチームです。
Team Sports System  A と一緒に参加してきます。
頑張ってきますので、応援お願いします。

趣旨に賛同して下さる方は、チームに寄付していただけると大変嬉しいです。
寄付は7月13日迄受け付けています。
詳細については、オックスファム・トレイルウォーカーのホームページをご覧下さい。

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May 08, 2012

船越の頭から金山沢滑走

船越の頭から金山沢滑走(連休後半はお手軽コースで!3日目)

【山域】白馬岳
【場所】長野県

【日時】2012年5月5日(土)

【メンバー】Kさん、Sさん、マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】栂池自然園駅8:46〜2301m台地付近10:21-27〜船越の頭11:11-23〜2301m台地付近11:31-33〜金山沢滑走〜大雪渓出合12:14〜長走沢徒渉12:24〜猿倉12:48

目覚めるとよい天気だ。まずは、車を1台、下山口の猿倉にデポし、栂池高原スキー場へ向かう。

栂池高原スキー場へ着くと何やら騒々しい。テレビ局の取材者や警察官がうろうろし、ヘリコプターの音がいつにも増してうるさい。駐車場で、偶然、テレマーク関西講習会で知り合ったNさんらと会う。それでようやく状況が把握できた。栂池から入山した年輩の6人パーティーが遭難したとのことで、現在捜索中とのこと。昨日の危惧が本当になってしまったのだ。この時は無事に遭難者は見つかるだろうと思っていた。

昨日に引き続き、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで、栂池自然園駅まで上がる。昨晩の悪天など嘘のような好天であり、入山者も多い。ただ、ちょっと風が強い。準備ができたら出発だ。

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栂池自然園の中を、2301mの台地を目指して進む。しばらくは平坦なところを進むが、少しずつ斜度が増してくる。上空には遭難者の捜索のためと思われるヘリが飛び回っていた。実際には遭難者の遺体の収容だったようだ。

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だいぶ登ったところで、自然園の方向を振り返る。

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出発してから1時間半ほどで、金山沢のエントリーポイントである2301m台地付近に到着。ここから金山沢にドロップしてもよいのだが、稜線の船越の頭まで登ると、さらに大斜面の滑走が楽しめる。一昨年はここで強風に阻まれて、船越の頭まで上がれなかった(2010年の記録)。今回はその時のリベンジだ。

Sさんは滑走に余力を残すということで、台地で待っているとのこと。Kさんと2人で船越の頭まで登ることにする。

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船越の頭が近づくにつれて、尾根が狭くなり、風も強くなった。風に耐えながら、なんとかスキーを脱がずに登ることができた。

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白馬大池はまだ雪原だ。小屋の屋根とテントが1張見える。

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小蓮華岳への稜線上には登山者のトレースが付いていた。後でわかったことだが、小蓮華の先の三国境付近で、遭難者の遺体が見つかったようだ。ちょうど真下の夏道を登山者が通っていた。

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しばらくしてKさんも登ってきたので、滑走に入る。小蓮華側は雪庇がまだ残っているので、最初は往路を少し滑って、それから中央にトラバースして滑るつもりだ。

滑り出してみたものの、昨晩降った新雪は湿った重たいストップ雪で、まったく快適でなかった。滑った後は雪玉がゴロゴロと落ちていき、下から登ってくる人たちが危ない。静かに滑って、下の人に危害が及ばない所から、本来の滑りに入った。

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中央のデブリの下から見てすぐ右側を滑走した。ストップ雪には苦労したが、Sさんの待っている台地までは一瞬であった。

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Kさんも下りてきたところで、金山沢のエントリー手前の台地で、腹ごしらえをする。

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全員の準備ができたら、金山沢へドロップ。最初は急だが、これだけ雪が緩んでいれば問題はない。新雪がストップ雪だったことだけが厄介だった。

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高度を落とすのは速い。

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急斜面は一瞬であった。あとは緩めの斜面を滑る。

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一昨年もあったデブリを過ぎると、今度は両岸が狭くなったところで、右岸からのデブリに先を阻まれた。

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ここは、なんとか左岸側をぎりぎり滑ることができたが、途中沢が割れていたり、落石があったりで、注意が必要だった。

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ここから大雪渓の出合まではすぐであった。白馬主稜方面を見上げる。

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あとは林道沿いに猿倉まで滑ればよいのだが、途中、長走沢の通過で徒渉があった。この時にブーツが濡れてしまった。

猿倉の駐車場に着いたのは、まだ13時前であった。さすがはスキーの機動力である。デポしてあった私の車で栂池の駐車場まで戻って、今回の山行は解散となった。

山岳会のメンバーと別れた後は、道の駅小谷の深山の湯で汗を流した。夕方からは白馬は雷雨になったようだ。やはりGW後半は天気が不安定だったようだ。携帯でニュースをチェックすると、遭難者6人全員死亡という最悪の結果を目にした。私たちの行動したすぐ近くで、このような悲惨な事故が起こってしまったのは、実に悲しいことである。故人のご冥福をお祈りします。

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May 07, 2012

連休後半はお手軽コースで! 白馬乗鞍岳往復

GW後半は天気がいまいちということなので、ゲレンデやロープウェイが使えるお手軽な栂池周辺のコースを滑ってきました。以下、その記録です。

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雨でゲレンデスキー(連休後半はお手軽コースで!1日目)

5月2日の晩に大阪を出て、3日の朝に白馬に到着したが、雨であった。道の駅白馬で山岳会のメンバー2名と合流し、ガストで今回の山行計画について打合せを行った。

明日の5月4日は、午前中は天気が持つようなので、天狗原まで登る、明後日は天気が回復するようなので、金山沢滑走と、とりあえず予定が決まった。今日は出鼻をくじかれたので、栂池高原スキー場のゲレンデで滑ることにした。

10時には雨が上がり、お昼には晴れ間も出てきた。しかし、ゲレンデはすぐに飽きてしまう。

途中でテレマーカー親子のK上さんに会う。テレマークスキーを始めてまだ3年ぐらいだと思うが、2人とも驚くほど上達していた。特にスピードが速い。息子さんは、将来は日本代表のテレマークレーサーとしてワールドカップに出場できるかもしれないほどだ。

夕方には、山岳会メンバーと別れて、栂池のスペシャルメンバーが主催するBBQに参加した。いつもながらにちょっと飲み過ぎてしまった。

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白馬乗鞍岳往復(連休後半はお手軽コースで!2日目)

【山域】白馬乗鞍岳
【場所】長野県

【日時】2012年5月4日(金)

【メンバー】Kさん、Sさん、マメゾウムシ
【天 気】 晴れのち曇り
【コースタイム】栂池自然園駅8:58〜天狗原10:01-12〜白馬乗鞍岳11:06-29〜天狗原11:49〜成城小屋12:13〜栂池高原スキー場ゴンドラ栂の森駅12:34

朝の栂池高原スキー場の駐車場で、山岳会メンバー2名と合流したが、上部はガスっていた。とりあえず、栂池自然園まで上がってみることにする。

8時始発のゴンドラに乗車し、ロープウェイを乗り継いで、栂池自然園駅に到着。この時にはすっかり晴れ間も出て、好天となっていた。暑いので、日焼け止めを塗って、薄着で出発する。

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天狗原まではいつものルートである。多くのスキーヤー・ボーダーおよび一般登山者が登って行く。なかにはえらい軽装な人たちもいる。大丈夫だろうかと危惧を感じるが、その不安は翌日に現実のものとなった。

Sさんはフリートレックであるが、まだ慣れていないようだ。

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1時間ほどで、天狗原の祠に到着。一服入れる。

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白馬乗鞍岳を背景に1枚。

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天気はまだ持ちそうなので、白馬乗鞍岳の山頂を目指す。念のためクトーを装着したが、山頂まで雪は緩んでいた。

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ゆっくり登っても、祠から山頂までは1時間かからなかった。山頂部分の雪はだいぶ溶けたようで、4月に行った蓮華温泉・白馬乗鞍岳ツアーのときと比べると、ハイマツに覆われているところがだいぶ多くなっていた。明日行く予定の船越の頭方面を眺める。

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後続の2名がなかなか登ってこない。何かトラブルが起きたものと思い、滑走に入ることにする。ちょっと滑ったところで、2人が上がってきた。Kさんのクトー装着にトラブルがあったようだ。

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これまで晴れていた天候であったが、ガスが出てきた。

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天気予報通り、午後は天気が悪くなりそうだ。遅れて登ってきた2名も、その場でシールを外して滑走に入ることにした。

下からは次々に人が登ってくるので、スキーヤーズレフト側の広大な斜面を滑ることにする。前回も滑ったところだ。ちょっと斜度があるのが、Sさんにとっては不安なところであったが、雪は緩んでいるので大丈夫だろう。まずは私がドロップ。前回は上部はシェカブラ、下部は黄砂とストップ雪と快適でなかったが、今日は快適ザラメであった。

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Sさんは高さに怯えて、一歩が踏み出せないようであった。Kさんのサポートで、滑り出したら、ゆっくりではあるが、転ばずに下りてきた。

天狗原からは親沢の源頭を滑って、ヒヨドリ峰に登り返すつもりであったが、ガスで方向を間違えて、成城小屋方面へドロップしてしまった。すぐに気づいたが、視界も悪く、雨も降り出したので、そのまま下りることにした。その後の天候の悪化を考えると、それは正解だったようだ。

成城小屋まで戻れば、ゆっくり滑っても、スキー場まではすぐであった。

その晩は、八方第5駐車場でテーブルと椅子を出して、宴会となった。途中で風が強くなり、雨も降り出したので、2台に分乗して、3人で車中泊となった。稜線では吹雪であろう。その晩に、まさか小蓮華から白馬の稜線で遭難事故があったとは、翌朝まで知るよしもなかった。

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May 02, 2012

薬師岳中央カール滑走(黒部源流スキー3日目)

3日目(4月29日):薬師岳中央カール滑走

【天 気】 晴れ
【コースタイム】太郎平小屋7:30〜薬師岳9:32-51〜中央カール滑走〜カールの底9:53-10:00〜薬師岳10:29〜薬師峠10:57〜太郎平小屋11:24〜北ノ俣岳12:52-13:02〜北ノ俣避難小屋13:11〜寺地山13:56〜飛越トンネル15:20〜駐車地点16:23

いよいよ最終日だ。今日は薬師岳の中央カールを滑ってから、和佐府まで戻るので、結構ハードだ。これもスキーの機動力があってのことだ。だが、私よりもっとハードだったのが、Kさんだった。黒部五郎岳のウマ沢を滑って、赤木平へ登り返し、それから北ノ俣岳へ戻って、さらに和佐府まで戻るとのこと。そのため6時に出発していった。私の方は雪が緩み出す7時半に出発した。この日も見事な天気で、これから向かう薬師岳へのルートがよくわかる。

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出発時はTLTスキーの2名が先行した。薬師峠までは下りなのだが、面倒なので、小屋からシールを付けて滑り、そのまますぐに登りに入った。ただ、雪面はまだ硬く、念のためクトーを装着した。先行者もクトーを付けていた。

クトーの効きはよく、快適に登れる。途中で、立山から縦走してきたと思われるスキーヤーが1名下りてきた。薬師岳小屋の前で先行者2名が休憩していたので、そこからは先頭に立った。

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出発してから2時間ほどで山頂に到着した。

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薬師岳の山頂は2度目であった。5年前の夏に大学院生2名と一緒に登って以来だ。剱岳も見える。今頃は山岳会の仲間がちょうど登っているところだ。

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槍ヶ岳も見える。

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TLTスキーの2名は金作谷を滑るようだ。アドレナリンが出まくりそうな急斜面だ。一方、私がこれから滑る中央カールは、どちらかと言うとメローな斜面だ。今日中に下山することを考えると、寄り道は中央カールが無難なところである。

カールは雪も緩んでいて、快適な滑走で、あっという間にカールの底に下りてしまった。標高差200mの滑りであった。

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標高差200mを山頂まで登り返す途中で、中央カールを振り返る。なかなか立派なカールだ。途中で、小屋で同室だったテレマーカーが滑り降りてきた。

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山頂からは往路を戻るだけだ。次々と、小屋で一緒だったスキーヤー、あるいは北ノ俣避難小屋から来たらしい登山者が登ってくる。薬師峠まで滑ったら、スキーヤーが1名休んでいた。ここからは北ノ俣岳への長い登り返しだ。途中で、テレマーカーが1名滑ってきた。昨晩はテレマーカーが私も含めて3名小屋に泊まっていたが、いずれも単独であった.テレマーカーは単独を好むのだろうか。北ノ俣岳に着いた頃には結構ヘトヘトであった。

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北ノ俣岳からは避難小屋まで滑走する間にも、何パーティか登ってきた。さすがに連休だけあるが、それでも立山に比べれば人も少なく静かなものである。この山域は入山に1日かかるので、体力があるものしか来ることができない。

往きには視界不良でわからなかった北ノ俣避難小屋を確認することができた。この避難小屋には、視界不良の時は、場所を知っていないと、たどり着けないかもしれない。

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寺地山への登りはスキーを担いだ。飛越新道のようにアップダウンがあるところでは、ステップソールの板がよいのだが。今回は滑走性を重視したため、フラットソールの板を持ってきた。寺地山を過ぎてからは、登り箇所もなんとかスキーを履いたまま進んだが、結構苦労した。それでも下りになれば楽である。

寺地山から1時間半ほどで飛越トンネルまで下りることができた。しばらくすると1名のテレマーカーが下りてきた。なんとKさんだった。Kさんはステップソールの板だったので、アップダウンのある飛越新道でも快適に下りれたようだ。ウマ沢を滑って、この時間に下りて来られるとは、なかなかの体力の持ち主である。それだけでなく、Kさんは、翌日から穂高の涸沢を滑りにいくとのことだから、なかなかの猛者である。

林道は雪が途切れるところまで滑ったが、だいぶ入山時よりも溶けていた。車も私が駐めた所よりも奥に入れている。あとはスキーを担いで、駐車地点まで歩いた。Kさんとは来年のテレマーク関西講習会での再会を約束して別れた。

3日間とも、ロングルートであったが、黒部源流域を自由に滑ることができて、実に充実したスキーツアーであった。

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May 01, 2012

黒部五郎岳ウマ沢滑走(黒部源流スキー2日目)

2日目(4月28日):黒部五郎岳ウマ沢滑走

【天 気】 快晴
【コースタイム】太郎平小屋7:10〜北ノ俣岳8:29-36〜中俣乗越8:49-55〜黒部五郎岳10:13-36〜ウマ沢滑走〜赤木沢2040m付近10:53-11:00〜赤木平12:21-35〜薬師沢左俣2070m付近12:48〜薬師沢中俣13:05〜夏道尾根取付13:25〜太郎平小屋14:31

この日は、今回のツアーのメインイベントであるウマ沢滑走だ。天気は見事な快晴。朝食を取り終えたら、素速く支度をしてすぐに出発。まずは北ノ俣岳へ登り返しだ。

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昨日も何羽か見かけたが、ライチョウが見送ってくれる。

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1時間20分ほどで、昨日は踏まなかった北ノ俣岳の正規の山頂に到着。

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これから向かう黒部五郎岳を見る。

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槍ヶ岳も見える。次はオートルートもやってみたい。

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シールを外して、中俣乗越まで大トラバース。稜線からのブロック落下に注意しながら滑って、15分ほどで中俣乗越に到着。この速さはスキーならではの機動力だ。つぼ足ならば、こうは行かないだろう。

中俣乗越から黒部五郎岳山頂までは斜度もあり、雪面もクラスト気味なので、クトーをスキーに装着して登る。クトーはよく効いてくれ、快適に高度を上げていく。

中俣乗越から1時間20分ほどで黒部五郎岳山頂に到着。出発してから3時間ほどなので、まずまずのスピードだろう。黒部五郎岳の山頂はこれで3度目だ。

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山頂の東側のカールもなかなかよさそうな斜面だ。次回はぜひとも滑りたい。

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軽く腹ごしらえをしたら、シールを外していよいよウマ沢の滑走だ。

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山頂付近はクラスト気味で硬かったが、問題はなかった。高度を下げるにつれて、快適なザラメと変わっていく。

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誰もいない斜面を独り占めだ!

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木が出てきたらウマ沢の中へ入る。2150m付近からは赤木沢との間の尾根をトラバース気味に滑り、赤木沢の2040m付近に滑り込んだ。ちょうど滝の下だった。滝は出ていて、一部沢も割れていた。

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数年前に赤木沢は遡行したことがあるが、懐かしくその時のことを思い出す。この滝も登ったような気がする。

赤木沢からは対岸の尾根に取り付き、赤木平へ登り返す。赤木沢からは1時間20分ほどで、赤木平の最高地点に到着した。

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ここでもライチョウのオスがメスに求愛をしていた。

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赤木平からは太郎平小屋も確認できる。

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赤木平からは薬師沢の左俣に向う尾根上を忠実に滑走した。

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あっという間に薬師沢の左俣に滑り込んでしまった。

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対岸に登り返して、今度は薬師沢中俣に入る。この薬師沢中俣が厄介であった。沢の中を進むのであるが。途中、何カ所か沢が割れている。その中の1箇所では、両岸が急で、雪はグサグサのため、滑落の危険があった。落ちたとしてもブーツが濡れる程度で済みそうだが、這い上がるのに苦労しそうだった。なんとか冷や冷やながらも、トラバースすることができた。

次の難所は、夏道が付いている尾根への取付であった。尾根への登りは急だし、おまけに尾根は狭い。木をつかみながら、強引になんとかスキーを履いたまま登ることができた。後で確認すると、もう少し中俣を進んだところから取り付いた方が楽だったようだ。

皮肉なことに、この尾根はちょっと登ると、広い尾根に変わった。

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だいぶ登ってきたところで,ボーダーが1名滑り降りてきた。今日小屋を出てから初めて会う人であったが、太郎平小屋のスタッフの女の子だった。その後に男性スタッフがファンスキーで滑ってきた。

尾根を登り切ると、太郎山の山頂付近に出た。ここから太郎平小屋まではすぐなのだが、やはり最後は滑走で締めくくりたい。わずかの距離であるが、シールを外して小屋の前へ滑り込んだ。ちょうど今日登ってきたスキーヤー2名が外でくつろいでいた。

さすがに連休初日ということもあり、この日は私以外に9名のスキーヤー・ボーダーが登ってきた。なんとその中に知り合いの山口のKさんが。Kさんとはテレマーク関西講習会で知り合った仲だ。こんなところで会うとは実に驚きである。この日の夕食は、前日と比べるとかなり賑やかであった。前日は私1人で寂しく食べていた。おかげで、いろいろと情報交換をすることができた。

薬師岳中央カール滑走(黒部源流スキー3日目)に続く

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