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April 30, 2012

和佐府から太郎平小屋へ(黒部源流スキー1日目)

GW前半は、太郎平小屋をベースに、黒部五郎岳と薬師岳に登頂し、周辺の大斜面を滑ってきました。昨年も行こうとして、寺地山の先で、テレのビンディングが破損して、やむを得なく下山したところです(去年のブログ)。

今回は、最初はカレンダー通りの連休で山行を予定していました。ところが、直前の天気予報で、GW前日の天気が回復傾向ということで、急遽、GWが始まる1日前も休暇を取って、1日早く出発することにしました。そのおかげで、天気にも恵まれ、大斜面を独り占めすることもでき、大変充実したスキーツアーができました。以下、その報告です。

【山域】薬師岳・北ノ俣岳・黒部五郎岳
【場所】岐阜県・富山県
【日時】2012年4月27日(金)~29日(日)
【メンバー】マメゾウムシ

1日目(4月27日):和佐府から太郎平小屋へ

【天 気】 曇りのち晴れ
【コースタイム】有峰林道駐車地点6:25〜飛越トンネル7:54〜寺地山10:40〜北ノ俣避難小屋11:30〜北ノ俣岳13:28-45〜太郎平小屋14:42

前夜は神岡の道の駅宙ドームにて仮眠し、早朝に飛越トンネルへ向かった。有峰林道は飛越トンネルまで4.3kmの地点まで車で入ることができた。去年と同じ所だ。車は他にはなかった。今日の入山者は私だけのようだ。

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雪はすぐに途切れるので、スキーを担いで6時25分に出発する。30分ほど歩くと、雪がつながり出したので、シール歩行に切り替える。今日は天気が回復するとのことだが、まだ雲が厚く、時々霧雨が降る。

駐車地点から1時間半で飛越トンネルに到着。去年はトンネルの左側を登ったが、朝のカチカチの急斜面に手こずった。今回は右側を登るのが楽とわかっているので、右側から取り付く。

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飛越新道の尾根に乗ってしばらく進むと、左側に有峰湖が見えた。

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針葉樹中心の尾根上を進む。登り基調だが、アップダウンが結構ある。

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出発してから4時間15分ほどで寺地山に到着。去年は寺地山をトラバースしようとして、急斜面に出て苦労したので、今回はほぼ尾根に忠実に進んだ。

いったん下って、登りになり、しばらく進むと、尾根が広くなり、北ノ俣の大斜面が姿を現した。

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このあたりからガスの中になり、視界が悪くなる。北ノ俣避難小屋の近くなのだが、わからない。ここからの登りが長かった。なかなか北ノ俣岳の山頂が近づかない。結局、避難小屋のあたりから山頂までは2時間かかった。

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さて、滑走開始だが、視界がないので、目的とする稜線の方角がわからない。GPSで方角を確認して滑走開始。うっかりしていると間違った方向に行ってしまうので、時々立ち止まって方角を修正する。高度を落とすにつれて、視界もよくなり、ガスも取れてきた。14時にはすっかり晴れてしまい、薬師岳が姿を現した。

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最後は、太郎山の山頂から太郎平小屋へ滑り込んだ。

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太郎平小屋の今晩の宿泊者は私のみ。おかげで静かに過ごすことができた。小屋はまだ準備中のようで、スタッフが慌ただしく支度をしていた。

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夕日に照らされた薬師岳はなかなか見事であった。

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黒部五郎岳ウマ沢滑走(黒部源流スキー2日目)に続く

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April 22, 2012

薙刀山・野伏ヶ岳縦走スキー

この時期になると、毎年(2011年の記録2010年の記録)のように行く奥美濃の野伏ヶ岳ですが、今年も行ってきました。
今回は単に山頂往復だけでは物足りないので、隣の薙刀山から縦走してきました。

【山域】奥美濃 薙刀山・野伏ヶ岳
【場所】岐阜県

【日時】2012年4月21日(土)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 曇り
【コースタイム】白山中居神社下の河原の駐車場6:25〜シール登行開始890m地点6:59〜和田山牧場跡7:36〜椎高谷左股横断1100m地点8:11〜薙刀平9:07〜薙刀山9:43-54〜薙刀山と野伏ヶ岳の間のコル10:03〜野伏ヶ岳10:42-51〜中央ルンゼ滑走〜湿地11:06〜和田山牧場跡11:27〜滑走終了860m地点11:42〜白山中居神社下の駐車場12:11

いつものように前夜は道の駅白鳥で車中泊。いつも駐車場が混むので、早めに白山中居神社に到着。河原の駐車場の方へ車を駐めたが、車が少ない。いつもは4月のあたまに行っていたのだが、今回はどうやら時期が遅かったようだ。低山でアプローチが長い野伏ヶ岳よりも、アルペンルートが全線開通した立山へみんな行ってしまったのだろうか。駐車場では、山スキーとボーダーの2名パーティーが支度をしていたが、他の車はほとんどが釣り客のようだった。

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私も早速支度をして、2名パーティーを追うようにスタートする。対岸の駐車スペースにはテレマーカー3人のパーティーが支度をしていた。

去年は4月のあたまに行ったこともあり、橋を渡ってすぐに林道をシール登行できたが、さすがにこの時期ではそうはいかない。スキーを担がざるを得ない。気温は高めなので、雪は緩んでいたが、沈んで歩きにくいということはなかった。先行していた2名に追いついた。

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出発して35分ほどで、雪がつながりだしたので、シール登行を開始。3回目ともなると林道をショートカットできるところはわかっている。杉林の中をショートカットしながら登る。

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和田山牧場跡に出ると、視界が一気に開け、野伏ヶ岳が眼前に聳える。山頂付近に雲がかかっているのが気になるが、なんとか今日1日天気は持ってくれるだろう。

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野伏ヶ岳の写真の右の尾根が北東尾根、左の尾根がダイレクト(南東)尾根、この2つの尾根の中央にある白い筋が中央ルンゼである。過去2回はダイレクト尾根を登り、去年は北東尾根を滑走し、一昨年は南斜面を滑走した。

最初に目指す薙刀山へは、北東尾根の下を回り込まなければならない。湿地の小川沿いに北東尾根を回り込む。

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北東尾根を回り込むと、椎高谷左股にぶち当たる。薙刀山へ行くには、この谷を横断しなければならないのだが、谷が割れて、激しく水が流れていた。おまけに対岸には雪がない。

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しばらくは谷の右岸を上流に向かい、谷が割れていないところを見つけて沢を渡った。対岸の雪の付きは悪かったが、かろうじて尾根へ雪がつながっているところを見つけて、なんとか登ることができた。この山行の一番の難所であったが、なんとかなって一安心。

あとは薙刀山への尾根を登る。

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急斜面を登り切ると、傾斜が緩くなり、台地状の地形が広がった。薙刀平だ。

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しばらく進むと樹木がなくなり、山頂への広大なオープンバーンが広がった。

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滑るのに最高のロケーションである。ほとんどのスキーヤーは野伏ヶ岳までで、薙刀山へは足を伸ばさないが、こんなによい斜面があるのだ。薙刀山山頂まではそんなに時間はかからなかった。

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山頂ではガスが出ていて、視界が悪かった。天気がよければ、先ほどの斜面を滑りたかったのだが、稜線上を野伏ヶ岳へ行くことにする。来年は逆コースで薙刀山の斜面をぜひ滑り倒したい。

腹ごしらえをしたら、シールを外して、雪庇がある稜線上をコルまで滑走。

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ところどころクレパスもあり、狭い稜線上の滑走はあまり快適ではなかった。岐阜県側の斜面をトラバース気味に滑って、それから野伏ヶ岳へ登り返した方がよかった。次の目的地である野伏ヶ岳。

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薙刀山を振り返る。

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コルからの登り返しでは、途中にクレパスがあるので、直登ができるようにスキーにクトーも装着した。クトーの安心感でスイスイと登り、コルから40分ほどで野伏ヶ岳山頂に到着した。

山頂には、私の出発時に支度をしていたテレマーカー3人パーティーがすでに到着していた。山頂での写真は残念ながら取り忘れた。ガスっていたので、写真を撮っても景色はなかっただろう。滑走の支度は私の方が早かったので、先に山頂を出発した。ちょうど朝に追い抜いたボーダーと山スキーの2人パーティーが登ってくるところだった。

目指す滑走斜面は中央ルンゼである。去年も滑りたかったのだが、その時は気温が低く、斜面がカチンコチンだったので、滑落の危険があるこの急斜面を敬遠して、北東尾根を滑った。今回は視界は悪いが、雪は緩んでいるので、行けそうだ。

視界が悪いのと、上部に亀裂があったので、北東尾根をちょっと下ったところから中央ルンゼにエントリーした。雪はザラメだが、黄砂の影響でややストップ気味であった。所々、小さな亀裂が結構入っていたが、あまりかっ飛ばさずに、それらの亀裂を避けながら注意して滑り降りた。

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急なところはあっという間に終わってしまい、あとは湿地までのんびりと滑り降りた。100点とは言えないが、それなりに満足な滑走であった。

湿地からは和田山牧場跡まで緩い登り返しが少しあるのだが、雪が腐り気味だったので、シールを付けずにそのまま登った。滑った中央ルンゼを振り返る。

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薙刀山方向も振り返った。

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あとは林道を戻るだけだが、最初から林道をショートカットで滑って行った。これが失敗で、雪面に杉の葉がたくさん落ちているのと雪面の凹凸で、スキーが滑らずに快適ではなかった。木も濃い。林道に出てからは、素直に林道を滑っていくことにした。

標高860mぐらいで雪が途切れたので、スキーを担ぎ、ふきのとうを摘みながら駐車場まで戻った。

駐車場に着いたのは、まだ正午であった。スピーディーな山行はスキーの機動力のおかげだ。余力はまだかなり残っていたので、もう少し滑ったり登り返したりしてもよかったように思う。そのまま帰路につき、4時頃には帰宅できた。

この山域は夏道の登山道がなく、山頂に行くことができるのは雪のある時期だけである。雪のある時期に山頂にスピーディーに立てるのは、バックカントリースキーヤーの特権というところでしょうか。

来週からいよいよゴールデンウイーク。今年は前半は薬師・黒部五郎方面へ、後半は白馬・頸城方面でバックカントリースキーの予定です。

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April 16, 2012

氷ノ山東尾根

昨日は、腰痛などまだ残っていたため、遠出をせずに、大阪から比較的近い氷ノ山を滑りに行ってきました。
とても4月中旬とは思えない雪の量と快適ザラメで、爽快な滑走ができました。
以下、その記録です。

【山域】氷ノ山東尾根
【場所】兵庫県

【日時】2012年4月15日(日)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 晴れのち曇り
【コースタイム】氷ノ山国際スキー場駐車地点7:31〜東尾根避難小屋8:07〜シール登行開始1120m地点8:47〜氷ノ山山頂9:41-59〜南斜面滑走〜東尾根10:09〜滑走終了1110m地点10:16〜東尾根避難小屋10:41〜スキー場駐車地点11:06
スキー場駐車地点11:15〜スキー場トップ11:51-58〜スキー場駐車地点12:03

前夜は道の駅ようか但馬にて車中泊。車中泊の車が多いのは、この週末にハチ北スキー場が営業するからだと思っていたが、朝の様子からすると、どうやら車中泊を趣味とする人たちであった。5時半に起床し、朝食を取ったら、登山口となる氷ノ山国際スキー場に向かう。

スキー場の中腹まで林道を利用して上がれたが、十分な積雪がまだ残っていた。

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少し遅れて到着した一般登山者2名と一緒にスタートした。すぐに東尾根への取り付きとなる。

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東尾根は初めてなので、とりあえず夏道通しに進む。雪はつながっていないので、スキーは担ぐ。今日の板は、ザラメが予想されるので、センター81mmのG3 Ace、服装とバックパックは山岳スキー競技スタイルで行った。

杉林の急登をテレブーツと板を担いで登るのはきつい。それでも30分ほどで、尾根上の避難小屋に出た。

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暑いので、ウェアを脱いでいる間に、一緒にスタートした登山者2名に、「スキーブーツでの登りは大変ですね」と言われ、抜かれる。しばらく雪の無い狭い尾根上を進む。スキーが藪や枝に引っかかってイライラする。

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尾根が広くなって、雪がつながり出した1120m地点から、ようやくシール登行開始。雪上訓練をしているパーティーがいた。

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鉢伏山とハチ高原スキー場が見える。この山の反対側には、テレマーク関西講習会が行われたハチ北スキー場がある。

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東尾根を振り返る。厳冬期にも来てみたい。

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スキーを履けばこっちの者である。快適なザラメで、シール登行は快適である。途中で先に行かれた登山者2名を追い抜く。その際に、「スキーは楽そうですね」と言われる。山頂が近づく。

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山頂まではそんなに時間はかからなかった。山頂の避難小屋の前には何人かの登山者が休んでいた。

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さて、どこへ滑るかである。北面のネジレ谷は魅力的である。行けそうな感じではあったが、下部で沢が出ている可能性がある。ここは単独なので、無理はせずに、まずは広大な南斜面を滑ることにした。

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木が濃くなったところから、東尾根にトラバース気味に戻り、往路を滑走した。

この時間ではスキーヤーは私1人だけだったので、帰る途中の登山者やこれから登ってくる登山者に注目されてしまった。ギャラリーがいれば、俄然ハッスル。スピーディーに林間を滑ると、「凄い!」とか「カッコイイ!」と声が上がった。

滑走は一瞬で終わり、登りでスキーを履いた地点のちょっと下で、スキーを脱いだ。ここからはスキーを担いで下る。スキー場に近づいたところの杉林の中から再びスキーを履き、最後はスキー場に滑り込んだ。

駐車地点に戻ったのはまだ11時ちょっとであった。ちょっと滑り足りないので、ネジレ谷と流れ尾の偵察ついでに、スキー場をトップまでシールを付けて上がることにした。

35分ほどでスキー場トップに到着。

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スキー場トップから流れ尾方面にテープが付けられているのを見つける。おそらくこれを辿っていけば、流れ尾経由で山頂に行けるのだろう。東尾根を忠実に行くよりは、こちらの方がずっとスキーを使えそうでよかったかもしれない。次回はこちらから山頂に行ってみようと思う。

最後はゲレンデをかっ飛ばして駐車地点まで滑り込んだ。帰ろうとする車がわざわざ止まって、私が滑るのを見ていた。いよいよ春スキーの季節到来だ。

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April 14, 2012

蓮華温泉・白馬乗鞍岳ツアー

山岳スキー競技大会が終わった後は、湯治がてら蓮華温泉まで行ってきました。
しかし、その帰りにぎっくり腰に。
幸いなことに症状は軽かったので、白馬乗鞍岳までの登り返しと滑走はできました。
以下、その記録です。

【山域】蓮華温泉・白馬乗鞍岳
【場所】長野県・新潟県

【日時】2012年4月9日(月)〜10日(火)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 4/9 雪、4/10 晴れ
【コースタイム】
4/9 栂池自然園駅9:50〜天狗原10:49〜振子沢〜蓮華温泉11:45
4/10 蓮華温泉6:57〜振子沢〜天狗原9:51〜白馬乗鞍岳10:43〜天狗原11:04-28〜成城小屋11:36〜栂池高原スキー場11:45

1日目(4月9日)

山岳スキー競技大会があった前日の快晴の天気と打って変わって、この日は朝から雨が降り出していた。とりあえず、蓮華温泉に予約も入れてあることなので、栂池の始発のゴンドラに乗って上がる。栂の森では雨は雪に変わっていた。

ロープウェイには私以外にガイドツアーと思われる2組のパーティーが乗車した。ロープウェイから下車すると、恒例の説明を受け、スキーにシールを付けて出発する。今日のマテリアルは悪雪が予想されるので、センター96mmのカルフストームBCを選んだ。シールは問題のGekkoであるが、すでにラッセルする時期ではないので、トラブルがあれば板を担げばよい。

ガイドツアーはヒヨドリ方面に向かったので、天狗原に向かうのは私だけである。昨日まで履いていた山岳スキー競技用の道具に比べると、テレマークは重く、足に重りをつけているような感じである。上部に上がるにつれて、視界が悪くなる。念のため、GPSも頼りにして進む。

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天狗原が近づくにつれて風雪が強くなる。ライチョウがそんな中をトコトコ歩いていた。なんとかGPSのルート案内を頼りに天狗原の祠に着けた。ちょうど蓮華温泉から上がってきたであろう2人のスキーヤーがいた。今日はGekkoは問題なかった。

当初の予定では白馬乗鞍岳の山頂を踏んで、白馬大池経由で蓮華温泉まで行く予定だったが、この風雪の中での稜線歩きは危険である。最短の振子沢を滑走して行くことにする。

ここから振子沢への下降点までは、シールを外して真北に向かえばよいのだが、風雪が邪魔をする。しかし下降点までは目印として旗が立っているので、迷うことはない。途中でボーダー1名とすれ違った。

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振子沢へ入れば、ツアー標識だらけなので、もう問題はない。上部はちょっと重めだが、パウダーであった。高度を下げていくにつれて、雪はみぞれに変わり、湿雪重雪の滑りへと変わっていった。

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慎重にゆっくり滑っても、出発してから1時間かからずに林道に出た。蓮華温泉ロッジはすぐであった。

蓮華温泉はこれまでに2回来ているのだが、いずれもテント泊まりで、ロッジに泊まったことはなかった。おまけにその時は温泉にも入らなかった。ようやく念願かなっての、温泉宿泊まりだ。この日の宿泊者は私以外は、日本人と外国人の混成パーティー2名、そして外国人パーティー3名であった。他にテント泊のパーティーもいたが、みんな外国人であった。こんなスキーでしか行けないところが、国際色ある場所となっているのは実に不思議な感じであった。

部屋は宿泊者が少ないので個室であった。コタツがあるのは実によい。

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さっそく温泉に入り、まったりとした。あとは夕食までお酒を飲んだり、再び湯につかったりして過ごした。夕食は豪華とは言えないが、山小屋としてはまあまあなメニューであった。

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日本人と外国人の2人組は、スキーで親不知まで抜けるとのこと。本当は天狗原から稜線通しに行きたかったようだが、今日の悪天で蓮華温泉経由に変更したらしい。明後日の悪天が予想されるので、明日は雪倉岳には登らず、先を急ぐために朝日岳から稜線に出る計画らしい。無事に下山できたかな。

2日目(4月10日)

翌日は見事な快晴の朝でした。去年の5月に滑走した雪倉岳と朝日岳も姿を見せている。

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朝食後に蓮華温泉ロッジに別れを告げ、7時前に出発。往路を上り返すことにする。

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雪はまだカチカチであった。沢へ入ってすぐに、暑くなってきたので、ウェアを脱ぎ、再びザックを担ごうとしたら、腰に急な痛みが走った。ぎっくり腰を起こしてしまったようだ。中腰でザックを担ごうとしたのが行けなかった。幸いなことに歩けないほどではない。これが歩けないほどのひどい症状だったら、救助要請だったかもしれない。右肩通に加えて、腰痛までも背負うことになってしまった。

とりあえず落ち着いたので、進むことにする。腰に痛みはあるものの、さほどシール登行に支障はなかった。やがて台地状の尾根上に出た。

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しばらく進むと振子沢に入る。雪は緩んで、登行も楽になる。テレマークスキー本来の重量にも慣れた。高度を上げていくと白馬乗鞍岳が見えてきた。

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ゆっくり登ったので、だいぶ余力が残っている。腰も大丈夫そうなので、白馬乗鞍岳の山頂に登ることにする。栂池ヒュッテに泊まっていたであろう先行者が1名いた。念のためクトーを装着した。その間に2名のテレマーカーが先行した。クトーは快適にしまった雪面をとらえてくれ、快調であった。パウダーの時期には毎回のように剥がれたGekkoも、気温の高い時期ならば大丈夫のようである。

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山頂からは天狗原から見て、もっとも右寄りの斜面を滑った。本日最初の白馬乗鞍岳でのシュプールであった。黄砂とストップ雪で快適ではなかったが、斜度があるので、それなりに爽快であった。ぎっくり腰も滑走にはさほど問題はなかった。

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天狗原の祠のところでのんびりと休んでいたら、宿泊でお世話になった平田さんが登って来た。白馬乗鞍岳山頂にライチョウ保護の看板設置のお仕事だそうだ。ご苦労様です。

あとはスキー場まで滑るだけ。ストップ雪で快適でなくても、スキー場までは一瞬であった。踵が固定された山岳スキー競技用の道具に比べると、ヒールフリーなテレマークはなんて楽なんだと思ってしまう。

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登行と滑走には問題なかった腰痛だが、帰りの運転がつらかった。ずっと同じ姿勢で座っているのはよくなく、車から下りると、腰がまっすぐにならない。右肩痛にしても早く治したいものである。

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April 13, 2012

山岳スキー競技大会追記

山岳スキー競技大会のスタートは9時を予定し、最終関門が12時を予定していました。
ところがゴンドラの運行開始は8時半とのことで、スタートが45分遅れました。
当然、最終関門もその分遅らせてくれるかなと思っていたのが、15分しか遅らせてくれなかった。
ここは完全に私のペース配分のミスでした。
知っていれば、スピードアップする余力は残していたのに残念です。

今回の大会は第5回山岳スキー競技アジアカップ第2戦も兼ねていたので、中国や韓国からの選手も参加していました。
それでも参加者は40人ほどで、ほぼメンバーは常連で固定されている。
大会の運営側としては参加者をもっと増やしたいようだが、この最終関門時間の厳しさだとやはり一般のバックカントリースキーヤーには敷居が高いと思う。
参加者を増やすために改善すべきところは、最終関門時間をもっと多くのスキーヤーが完走できるだけの余裕のある時刻にすることだろう。
昼食券はいらないから、その分関門を遅くする、あるいは最終走者がゴールしなくても、表彰式は行うなど、やり方はいろいろあると思う。
このあたりは大会運営側で考えてもらいたいことである。

私は休暇を取って、大会の3日前から山岳スキー競技大会の会場である栂池に入っていました。
その時の天気は雪です。

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爆弾低気圧のせいで、とても4月とは思えない雪景色で、気温も低い。

大会前日までこんな感じでした。
おかげで雪質は良好なパウダーでした。
ATスキーでもパウダーは快適でした。
もちろんテレマークならばもっと楽しかったはず。

大会前日のコースのインスペクションでもこんな感じです。

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前日にしっかりコースをまわってしまったのは失敗。
疲れが翌日に残ってしまいました。
やはり前日は軽めの調整がよいと思いました。

大会の日は前日までの天気が嘘のような好天となりました。
雪は重い悪雪と変わり、多くの人が滑走したコースは荒れて、転倒するなど滑走に結構苦労しました。
雪は生ものだけあり、天候次第で大会の状況が大きく変わる。
なかなか難しいです。

大会の前日と前々日は栂池で定宿にしているひらたさんに宿泊しました。
ひらたの若主人も山岳スキー競技大会の常連さんです。
若主人は体調がベストでないにもかかわらず、8位。
さすがです。

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April 12, 2012

第7回山岳スキー競技日本選手権大会でタイムアウト

ハセツネ30Kで32kmを走ってからわずか1週間後にもかかわらず、先週末は、第7回山岳スキー競技日本選手権大会に初参加してきました。

残念ながら、最終関門にわずか1分及ばず、タイムアウトとなってしまい、完走できませんでした。
左肩痛があったり、ハセツネ30Kの疲れが抜けきっていなかったのは確かですが、ここは自分の実力不足をしっかり認識し、しっかりトレーニングして、来年にリベンジを誓いたいと思います。

ちなみに参加したカテゴリーは成年男子国際規格。
テレマーク部門というカテゴリーもあったのですが、参加するならばやはり国際規格。

普段はテレマークしかしないので、滑走時に踵が固定されるATスキーは実に6年ぶりでした。
付け刃的に大会3日前から道具をレンタルして練習したのですが、そう甘くはありませんでした。
確かに道具は軽量なので、登りは軽快なのですが、滑走の方がどうも慣れません。
滑走時は太ももと脹ら脛が常に緊張した状態で、疲れてしまいます。
ヒールフリーであるテレマークは楽ちんなんだなとつい思ってしまいます。

ちなみに今回使用したのは、Dynafitの山岳スキー競技用の道具です。

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大会参加者は1日2500円でレンタルできます。
大会当日の土日は無料です。

大会のリザルトは、日本山岳スキー競技協会のホームページで見ることができます。
成年男子優勝は藤川健さんで、なんと4連覇達成です。

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日本山岳協会会長から表彰される藤川さん。

女子優勝は間瀬ちがやさんでした。さすがです!

大会の模様はこんな感じです。


参加者には豪華賞品が。
完走できなかった私にさえ、PAINEの42Lバックカントリー用ザックを参加賞としていただきました。
開会式の時には、ゼッケンと共に以下の本やリンゴジュースももいただいたので、参加費の元は十分に取れてしまいます。

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来年は余裕をもった完走を目指します!

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April 03, 2012

ハセツネ30K

先週末はハセツネ30Kに参加するために、東京の奥多摩まで行ってきました。

ハセツネ30Kは昨年もエントリーはしていたのですが、震災の直後で中止となったため、今回が初参加です。
この大会で完走すると、ハセツネ本戦に優先エントリーするための6ポイントがもらえます。
10月の第20回記念大会に参加するためには、避けることのできない大会です。

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大会当日は、前日の大荒れの天気が信じられないほどのよい天気であった。

前日は川崎の実家に泊まったのだが、もはや実家は安眠できる場所ではなく、寝不足で朝を迎えたのが少々不安ではあった。
そのためか前半のロードは体が重く、息はすぐ上がるわで、えらい調子が悪かった。
おまけにこの大会はロードが長い。
ここは無理をせずに記録よりも完走モードに切り替えて、抑え気味に行くことにした。
そのためどんどん順位を下げた。

トレイルに入ってもアップダウンに苦しめられる。
20kmを過ぎて、下り基調になったあたりから、調子が戻ってきた。
ようやく抜かれるよりも抜く方の人数が多くなった。

しかし、下りで油断をしていたら、前日の雨でぬかるんでいたこともあり、足が滑って尻餅をついてしまった。
その際に両手を地面についたのだが、その衝撃で、もともと痛めていた右肩に激痛が走った。
しばらく右肩から先が動かせず、痛みでうずくまるほどであった。
なんとか痛みも治まり、右腕も動かせるようになったので、再び走り始める。

最後の下りの3kmはラストスパートで、どんどんと追い抜いた。
最後だけはなんとか気持ちよく走ることができ、無事ゴールできた。

記録は5時間5分25秒で男子総合672位(1139名出走)。
ちょっと情けない記録であったが、まだスキーモードの状態ではこんなところでしょうか。
トレランの方はこれから調子を上げていきます。

今週はスキーモードに戻して、栂池で開催される山岳スキー競技大会日本選手権に参加してきます。
右肩の痛みが気にはなりますが、頑張ってきます。

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