高落場山
先週末も北陸方面へバックカントリースキーに行ってきました。以下、その報告です。
【山域】高落場山(たかおちばやま)
【場所】富山県
【日時】2012年2月4日(土)
【メンバー】なべさん、しまさん、マメゾウムシ
【天 気】 雪
【コースタイム】五箇山トンネル富山側入口7:27~唐木峠8:19~高落場山頂10:25~滑走開始点10:36-10:54~登り返し点12:17~夫婦滝13:04~高落場山登山口13:27~五箇山トンネル入口14:29
先週に引き続き、前夜は北陸道の小矢部川SAで車中泊。朝になっても前夜からの大雪が降り続いていた。今回のパートナーも先週と同じくなべさんとしまさんだ。彼らとは国道304号の五箇山トンネルの入口で7時10分に落ち合った。早速身支度をして、7時半に五箇山トンネル横の除雪車用車庫の横の雪の壁を乗り越えて出発。
雪は湿雪で重雪だ。風も強い。最初は杉林を進む。途中でなべさんと先頭ラッセルを交代する。今日もバリバリ行かせてもらいます。
出発してから20分ほどで、傾斜が緩くなり、1時間ほどで唐木峠に到着した。ここから本格的な登りが続いていく。
しばらくは杉林沿いに進んでいくが、途中からよい感じのブナ林に変わった。雪は相変わらず降り続いていて、風は強い。
ここのところいつもそうなのだが、先シーズンの後半から使っているスキー用シールGeckoフリーライドの具合がよくない。テール部分から剥がれてしまう。おまけに雪が付着すると接着力は極度に落ちる。テールフックも外れやすく、フックが外れるとシールも剥がれてくるようだ。特に急斜面でのキックターンを繰り返すとそうなりやすい。やはり新しい製品は慎重に購入した方がよい。いくらメンテナンスフリーとは言え、これだと困る。
シールが剥がれてくるたびに、雪を取り除いて貼り直す。そんなことが多いので、どうも登りの効率が悪い。
それでも、そのまま先頭ラッセルを続けて、出発してから3時間ほどで山頂に到着できた。
山頂からシールを着けたまま、少し往路を引き返し、滑走開始点で軽く腹ごしらえ。さて、いよいよ滑走だ。北面へドロップ!
重パウなので、スピードが出ない。新雪の中に脆弱な層があるのか、雪面から5cmほどのところで雪がずれやすい。我々が横切ったところに小規模ながら面発生的な雪崩が起こった。
この程度の雪崩だと巻き込まれても問題なそうだが、谷筋など地形の罠では注意した方がよさそうだ。
滑り降りた尾根は急に崖となり、行き止まりになってしまった。どうやらルートを誤ったようだ。この山は地図では表現されていない小さい沢筋が何本も走っていたのが、ミスの原因だ。このまま下るのは危険と判断し、シールを着けて登り返すことにした。
しばらく登って、少しだけ西方向にトラバースすると広めの尾根に出た。あとは尾根をしばらく下って右手の沢筋を下れば、夫婦滝近くの林道に出ることができた。
林道を20分程歩いて高落場山の登山口に到着。
ここからシールを付けて唐木峠方面へ登り返す。40分程で登りのトレースと合流。そこからシールを外して滑れば、五箇山トンネル入口までは5分であった。
雪は相変わらず降り続けていて、車にはだいぶ雪が積もっていた。湿雪だったので、装備はだいぶ濡れてしまった。ここで解散し、しまさんとなべさんと別れた。
翌日は単独で大日ヶ岳だ。五箇山荘で汗を流してから、奥美濃へ向かった。
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