黒姫山 東尾根(1396m台地経由)
前夜は道の駅しなのふるさと天望館で車中泊。朝起きると青空が見えて、黒姫山が見えています。今日はよさそうな感じです。
【山域】黒姫山
【場所】長野県
【日時】2012年1月3日(火)
【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 曇り
【コースタイム】黒姫高原スノーパークリフトトップ9:30〜旧ゲレンデトップ10:45〜稜線13:52〜外輪山小ピーク14:04-35〜1396m台地付近15:26〜黒姫高原スノーパーク駐車場16:09
黒姫高原スノーパークのリフト2本を乗り継いで、シール登行開始。私以外は2人組2パーティーと単独ボーダー1名が入山した。
最初は急な旧ゲレンデを登る。前日のトレースがついているが、急すぎてシールが剥がれてしまった。シールを付け直して、クトーまで装着して再出発。その間に2パーティーに先に行かれてしまった。
旧ゲレンデを登り切ると、樹林帯に入り、藪が濃くなる。まだ藪が埋まるほどの積雪量ではないようだ。テレマーカー2名が先行する。この2名は途中までで、ルートを変えて滑るとのことだった。
その後は4名でラッセルを交代しながら進む。上部に行くほど、藪の濃さだけでなく、地形が埋まっていないため、ルートファインディングに苦労しながら、ゆっくりと過酷な深重ラッセルを続けていく。外輪山までもうちょいのところで、2人組のパーティーが休憩したため、私と単独ボーダーの2名でラッセルを交代しながら進んだ。ようやく外輪山に到達した時には、出発してから4時間半もかかっていた。去年の2月に来たときには3時間で登っているから、いかに今回のラッセルがきつかったかがわかる。
最終的に外輪山まで到達できたのは私と単独ボーダーだけのようだ。すでに14時を回っていたので、2人組は時間切れだろう。ガスがあって、野尻湖が見えないのは残念であった。
暗くなる前にスキー場へ戻らなければならないので、時間的にそうのんびりはできない。単独ボーダーと一緒に東尾根を滑る。私が言う東尾根は1396m台地へ伸びる小尾根で、夏道がついている大きな尾根ではない。
最初は藪が濃く、地形の凹凸がそのままなので、ターンごとに止まるような滑りで、徐々に高度を下げていった。深パウダーなので、そうスピードは出ない。
やがてブナ林になると、木の間隔も広がり、藪も少なくなり、快適なパウダー滑走となった。途中までボーダーと一緒だったが、私が1396m台地へ乗るためにトラバースしている間に、見えなくなってしまった。1396m台地の南側の沢を下りていったようだが、大丈夫だろうか。
台地からの滑りも快適なブナ林滑走であった。思わず歓声が出てしまう。往路を戻るだけだったならば、藪滑走だけだっただろう。激ラッセルを制した者だけに与えられる激パウのご褒美であった。
やがてゲレンデの近くの沢へ下りたが、沢が完全に埋まっていない。あちこち見渡したところ、一箇所のみ渡れそうなところがあった。怖かったがなんとか渡れた。あとは沢の左岸を滑って行くと、左側にゲレンデが近づいてくるので、適当なところでゲレンデに出た。あとは駐車場まですぐである。
駐車場に到着すると、スキー場がちょうどクローズの時間であった。なんとか暗くなる前に下りて来られて一安心であった。これで年末年始のスキー山行は終わりである。一時は怪我で年末年始のスキー山行を諦めかけていたが、なんとか間に合った。北海道へ行けなくても、パウダーを堪能できた満足なスキー山行であった。
Comments
何も無ければ2時間半もあれば外輪山に立てるのですけどねぇ。東尾根はポピュラーなルートですが、色々パターンがあって面白いですね。1396mから下の樹間問題無かったですか?
Posted by: CIMA | January 07, 2012 08:54 AM
CIMAさん、1396mの下も問題ないですよ。
山頂直下だけが厄介でした。
Posted by: マメゾウムシ | January 07, 2012 01:04 PM