鷲羽岳方面日帰りトレラン途中で断念
10月の3連休はハセツネの練習のために北アルプスへ行っていました。1日目は新穂高温泉から水晶岳往復にトライしましたが、双六小屋から足が動かなくなってしまい、途中までで引き返してきました。以下、その記録です。
【山域】北アルプス 三俣蓮華岳周辺
【場所】岐阜県
【日時】2011年10月8日(土)
【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】鍋平駐車場2:50〜新穂高温泉バスターミナル3:41〜わさび平4:32〜林道終点4:49〜鏡平6:50〜双六小屋8:31〜三俣蓮華岳カール途中(引き返し点)9:56〜双六小屋11:02-29〜鏡平12:49〜林道14:11〜新穂高温泉バスターミナル15:25〜新穂高ロープウエィ乗場15:38
夜の1時過ぎに新穂高の登山者駐車場に着いたが、満車で駐められずに、鍋平駐車場へ行かされる。その鍋平駐車場がどこかよくわからず、千葉ナンバーの車の女の子とあちこち迷いながらなんとか辿り着いた。冬山偵察のために槍へ行く川崎山想会のメンバーもこの駐車場に回されていた。一応挨拶をしておく。
今日は長丁場なので、早速支度をして3時前にヘッドライトを点けて出発する。出発時に食べたのは小さなホットドッグ2個。コンビニでオニギリが買えなかったのが悔やまれる。
鍋平から新穂高へ下りる近道がないか探すが、みつからないので、仕方なく車道を駆け下りる。これで25分も時間を無駄にした。
左俣林道を走る。まだ暗いのに5人ほど登山者が歩いていて、その横を追い抜いていく。1時間ちょっとで林道が終わり、小池新道に入る。ここはハセツネでのストック使用の練習を兼ねて、ストックを使用して登る。途中で空が明るくなり出す。
鏡池に着いたところで、ちょうど日の出を迎えた。槍ヶ岳の右側から太陽が昇る。
登山者を次々と追い抜きながら、どんどん進む。山肌にはうっすらと積雪があるが、アイゼンをつけるほどではない。
双六小屋には8時31分に到着した。新穂高バスターミナルからはおよそ5時間であった。
目的地の鷲羽岳と水晶岳が見える。時間的にはなんとか行ける気がしたが、この先で大きく失速することになる。
双六岳の山頂を通らずにカールをトラバースするルートを選ぶが、途中で足が動かなくなってしまった。おまけに眠すぎる。歩きながら気を失いそうになる。崖で足を踏み外したら大変である。
どうやらハンガーノックになってしまったようだ。ここまであまり行動食の補給をしていなかった。朝食もいつもの米ではなく、パンであったし、いつも行動食にしているオニギリが今回はなかった。なんとか鷲羽岳までは行きたいと思ったが、牛歩のようなスピードではたとえ行けても、新穂高まで戻るのにリスクを感じる。また疲労が長期間残ってしまう恐れもある。ここは潔く戻ることにする。
双六小屋へ戻って、ラーメンを注文し、缶ビールと共にありつく。30分ほど休憩したら、だいぶ調子は回復していた。眠気もおさまった。さて、戻るとするか。今日は槍穂高の眺めが実によかった。
長い下山であった。林道は翌日の行動に影響しないように歩いて下った。双六小屋から4時間で新穂高バスターミナルに到着。
問題は鍋平の駐車場への戻り方である。車道で戻るのはかなり遠回りになる。観光案内所で聞くが、車道以外は道がなく、ロープウエィで戻ることを勧められる。第1ロープウエィで中間のしらかば平駅まで登れば、あとは下りだけで、運賃も200円で済む。トレイルランナーとしては情けないが、疲れた足にはそれがベターと判断した。後で聞いた話しでは、鍋平から新穂高への道は車道以外にもあるようだ。
無事、鍋平駐車場に到着。クーラーボックスに入れておいたビールを開ける。たちまち4本も空けてしまった。明日は山岳会のメンバーが幕営している槍平まで上がる予定であるが、果たして余力は残っているか。前日に寝ていなかったこともあり、すぐに眠りについてしまった。
GPSでこの日の軌跡を見たところ、標高差で1600m、往復で40kmは歩いていたようだ。
« 子ども会の遠足で金剛山登山 | Main | 槍ヶ岳 »
Comments
天気が良かったので往復出来るかなぁ、と思ってましたが、やっぱり前夜移動で睡眠不足の体調では、駄目でしたか。本番では、前々日現地入りで万全を期すという感じでしょうか。
Posted by: CIMA | October 12, 2011 08:39 PM
寝不足が堪える年齢になりました。本番は前日に現地入りの予定です。公共交通機関で行きます。
Posted by: マメゾウムシ | October 13, 2011 01:48 PM