雑穀谷
8月13日(土)は久しぶりに沢の遡行と源流釣りに行ってきました。今回の行き先は富山県称名川支流の雑穀谷、同行者はスキーでも馴染みの金沢のシマさんとナベさんです。ナベさんはテンカラ名人、その見事な腕前を十分に見せていただきました。
4時に称名道路の桂台ゲートで金沢の2人と落ち合い、4時半に取り付き点の駐車地点に到着。ここまで来る途中で、暗い中をライトを付けて称名の滝方面へ走っていくトレイルランナーを目撃した。富山湾から雄山山頂でも目指しているのだろうか。登りにもかかわらず黙々と走っていく姿は、トレランのエキスパートであることを十分に感じさせる。私も明日は称名の滝から大日岳を周回する予定であり、刺激になった。
駐車地点からは発電所の水道管横の階段伝いに200m程登る。早朝一番から急な登りで汗が噴き出す。それから雑穀谷に向かって水平に掘られているトンネルを抜ける。トンネルの中はビールがよく冷えそうな程肌寒かった。
雑穀谷に出たら、100m程登ったところから釣り開始。私はルアー、ナベさんはテンカラと異なるタイプの釣り方で行く。CIMAさんは釣りをせずに、純粋に沢歩きを楽しむ。
最初の1匹目はなんと私であった。ナベさんも同じ場所でヒット。ナベさんが、一気にタモまで一直線で魚を持って行くのはなかなかの名人芸であった。
それからしばらくアタリが出なかった。1つのポイントにこだわらずに登っていきます。
やがてまたアタリ出す。
大きいイワナは釣れない。大きくてもせいぜい20cmほど。夏痩せなのか、やせた魚が多い。釣った魚はすべてリリース。
上流に行くほど、アタリは多くなる。
釣った瞬間です。
20110813 Zakkokudani 04 from Taisuke on Vimeo.
釣り始めて5時間で、雑穀谷とザクロ谷の二股手前に到着。二股の手前を大きな岩が遡行の邪魔をする。私が突破し、ザイルを固定して、2人にごぼう抜きで登ってもらった。
ザクロ谷は入り口からゴルジュとなっていて、険悪そうである。偵察に行ってみる。ゴルジュの淵に飛び込み、泳ぎで前進する。水は冷たく、体温が奪われる程である。すぐに滝が前をふさいでいた。地形的に巻くこともできなそうである。滝の水量は多く、正面からの突破も難しそうである。これは人工登攀の道具がないと無理そうである。今回はここまでとし、引き返すことにする。
今回の釣りの成果だが、私は10匹は釣っていたと思う。ナベさんはそれ以上で20匹は釣っていたかもしれない。テンカラで釣れないところでも、ルアーでは釣れたり、その逆もあった。ただ、ルアーが投げられるのは淵に限られてしまうので、源流ではやはりテンカラが有利であろう。
帰りは黙々と往路を戻るだけ。14時頃に駐車場に到着し、いつもの亀谷温泉で汗を流す。ここで金沢の2人と別れ、私は明日のトレランに備えて、称名の滝駐車場へ向かった。
Comments