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August 09, 2011

父娘で表銀座縦走

もう2週間前のことになってしまいましたが、久しぶりに小5の娘と縦走に行ってきました。
当初はテント泊の予定が、出発しようとした時の雨で、急遽小屋泊に変更しました。
以下、その記録です。

【山域】北アルプス表銀座
【場所】長野県
【日時】2011年7月27日(火)~29日(木)
【メンバー】マメゾウムシ父、娘

1日目(7月27日):中房温泉から大天荘へ

【天 気】 雨のち曇り時々晴れ
【コースタイム】中房温泉6:06〜合戦小屋8:30-50〜燕山荘9:44〜燕岳10:12〜燕山荘10:37-56〜大天荘13:34-14:00〜大天井岳14:15〜大天荘14:25

前夜は梓川SAで車中泊し、目覚めると本降りの雨。朝4時にJR穂高駅に到着。1週間前に登山靴を購入した登山具店バックカントリー穂高へ行き、店主の太田さんに登山者用駐車場の場所を教えてもらう。ここは夏山シーズン中はなんと朝4時から営業している。ついでに娘用のヘッドライトも購入する。雨は一向にやむ気配がない。この1週間の天気予報は雨マークが並んだこともあり、テント泊にするか小屋泊まりにするか迷う。太田さんの薦めもあり、最終的に小屋泊まりとする。

登山者用駐車場は駅から徒歩で5分ぐらいのところにある。駐車場で慌ててパッキングをし直し、中房温泉行きのマイクロバスに乗り込む。バスは登山者用駐車場を経由して穂高駅を5時に出発する。一気に寝具と朝夕の食糧が減ったので、ザックは急激に軽くなった。バスが中房温泉に着く頃には、雨は止んでいて、雲の隙間から日が差していた。

トイレを済ませて出発。

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最初から合戦尾根の急登が始まる。合戦尾根は北アルプスの3大急登の1つであるが、思ったよりは大変ではない。1時間ほど歩いてベンチで休憩。

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中房温泉から2時間半で合戦小屋に到着。名物のスイカが売られている。

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合戦小屋からは斜度が多少緩くなる。高山植物も見られてくると、燕岳が姿を現した。

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合戦小屋から1時間かからずに燕山荘到着。娘の調子もまずまず。そのまま燕岳を往復することにする。この稜線には見事なコマクサの群落がある。

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他の高山植物も花を咲かせていた。

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20分ほどで燕岳山頂に到着。

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ガスが出始めたので、すぐに山頂から引き上げる。

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燕山荘前のベンチで大休止した後は、今夜の宿である大天荘へ向かう。軽装なのでまだまだ余力充分。大天井岳方面への縦走路を見渡す。

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燕山荘から2時間半ほどで大天荘に到着。時間はまだ13時半。空身で大天井岳を往復する。この頃にはだいぶガスが出てきた。

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小屋に戻ったら私は早速生ビールで乾杯。

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持ってきた焼酎も開けて、いい気持ちになってきた。道中一緒だった岩手から来られた年輩の夫婦との会話もはずむ。前日に白馬大雪渓を下りてきて、中房温泉で1泊して私たちと一緒に入山し、明日は常念岳を登って下山するとのこと。なかなか頑張りますね。

大天荘の夕食は肉料理と魚料理が選べる。娘は肉、私は魚を選んだ。ちなみに肉料理はハンバーグ、魚料理は鯖味噌であった。生野菜もついていて山小屋としては満足のいく内容であった。宿泊客はそれほど多くはなく、部屋は娘との個室となった。ただちょっと夜寒かった。

2日目(7月28日):大天荘から槍ヶ岳を経て殺生ヒュッテへ

【天 気】 曇りのち雨
【コースタイム】大天荘5:00〜大天井ヒュッテ5:30〜赤岩岳付近6:57〜ヒュッテ西岳7:41〜水俣乗越8:59〜ヒュッテ大槍10:20-25〜槍ヶ岳山荘11:09〜槍ヶ岳11:35-40〜槍ヶ岳山荘12:14-24〜殺生ヒュッテ12:52

前夜は雨が降ったり止んだりで、明け方は結構強く降っていた。運良く5時前には雨がやんだ。早く出発したかったので、朝食はつけずに行動食で腹を膨らませて出発。曇りであったが、雲が高く視界はあった。なんと槍が見える。

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大天井ヒュッテを越えて、稜線を歩き続ける。時折日が差すこともある。槍ヶ岳もくっきり見える。このまま天気がもってほしい。

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ヒュッテ西岳を過ぎると、水俣乗越へかなり標高を下げる。鎖場やハシゴも出てきて、転落や落石に注意が必要なところである。

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水俣乗越を過ぎると槍の肩までつらい登りが始まる。

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ガスも出てきて、槍の穂先もガスの中に隠れてしまった。やがて雨も降り出した。ヒュッテ大槍あたりで雨足が強くなった。ここまで来れば槍の肩は近い。雨具を着て、視界の狭い稜線を進む。両側とも切れ落ちているので、スリルはあるが下はガスで見えない。槍の肩に無事到着。

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雨が一時的に止んだので、槍の穂先へ行くことにする。この天候では順番待ちはないだろう。20年前に槍の穂先を登ったことがあるが、確か小屋の正面から右側を行ったところが取り付きだったはず。私たちが登り始めると、男子大学生?2名と女性1名もあとを追うように付いてきた。

槍の穂先は岩登りになるが、鎖やハシゴが付いているので、クライミングの経験があれば問題はない。娘は人工壁でのフリークライミングの経験はあるが、こういう本番の岩場は初めてである。落ちれば当然死ぬだろう。娘をフォローしながら登る。そのため後続の3人にはちょっと遅くて迷惑だったかもしれない。視界の悪い中なんとか槍の穂先に到着。

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後続の大学生に一緒の写真を撮ってもらう。

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問題は下山であったが、私が先に下りて、下からスタンスを指示することで無事槍の肩へ下りることができた。このまま槍ヶ岳山荘に泊まってもよかったが、ちょっと下がった殺生ヒュッテに泊まることにする。

私たちが小屋に到着したら、外は本降りの雨となった。この日の殺生ヒュッテの宿泊者は私たち以外は2名だけ。のんびりと過ごすことができたが、小学生も大人と同じ宿泊料金だったのが、うーんという感じ。今まではテント泊ばかりだったので気づかなかったが、山小屋はこんなものなのか。燕山荘グループの山小屋は小学生割引があったので、ヒュッテ大槍に泊まればよかったかなとも思った。まあそんなことは忘れて、早速飲み始めた。ここの夕食も鯖の味噌煮が出た。

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3日目(7月29日):殺生ヒュッテ〜上高地へ

【天 気】 雨
【コースタイム】殺生ヒュッテ5:34〜ババ平7:17〜槍沢ロッジ7:44-59〜横尾9:14-27〜徳沢10:16〜明神11:04-29〜上高地バス停12:20

朝になっても雨は止んでいなかった。一向に止む気配がなかったので、雨具を着て5時半に小屋を出た。外は結構風もある。風雨の中の歩きはのんびりと休むことができないので、ひたすら歩くだけ。グリーンバンドを過ぎると風は収まった。雨は強くなったり弱くなったりを繰り返した。雨が弱い時に記念撮影。

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一気に槍沢ロッジまで下りて、屋根の下でようやくゆっくり休むことができた。雨で増水して激流となった槍沢沿いに下っていく。水流の緩いところに結構イワナがいるのが見える。このあたりは禁漁区なので、あまり警戒心がなさそうだ。

横尾まで来ると、涸沢方面からの登山者やこれから登る登山者で賑やかとなる。よくこの天気の中を入山するなーと思う。人のことは言えないか。あとは緩やかな林道を上高地まで3時間歩くだけ。途中、はぐれ猿と思われる1匹の猿が木に止まっていた。

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徳沢を過ぎると一般の観光客も多くなる。この雨の中を歩いても面白くないと思うのだが。

明神館で大休止してざるそばを食べる。私は生ビールもいただく。上高地からは穂高駅まで戻らないといけないので、まだ十分に酔いを覚ます時間はある。

上高地が近づくとだんだん賑やかになってくる。無事、12時20分に上高地バス停に到着。上高地からはバスで新島々へ出て、新島々からは松本電鉄で松本に出て、それからJRに乗り換えて穂高駅に戻った。上高地から3時間かかった。穂高温泉の公衆浴場で汗を流した。

予定通り3日間の行程で今回の山行が終了した。最終日は天気に恵まれなかったが、なんとか槍も拝めたし、穂先にも立てた。それなりに充実した山行だったと親子共々思うのであった。

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Comments

父娘で楽しい山行になりましたね!
なかなかハイペースで素晴らしい(^^)
お天気だけはイマイチでしたね!
うちも今週末から行きますがお盆と言う事で少し心配です(^^ゞ

Posted by: コウヘイ父 | August 10, 2011 at 10:11 PM

コウヘイ父さん、コメントありがとうございます。
夜に星空が見られなかったのは残念でした。
お盆は人は多いけど、天気には恵まれそうですね。
気をつけて行ってきて下さい。

Posted by: マメゾウムシ | August 11, 2011 at 03:00 PM

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