« 北海道遠征その1(春香山) | Main | 北海道遠征その3(余市岳途中まで) »

March 28, 2011

北海道遠征その2(三段山)

1日目(白銀荘への移動と偵察)

春香山を滑った翌日は上富良野へ移動です。目的地は十勝の三段山です。春香山を一緒に滑ったテンコさんはこの日の飛行機で金沢に戻りました。

今日からのパートナーは、R大学4年生でワンゲル部員のA君です。4月からは北大の大学院生です。私と同じ生態学という分野で、彼は高山植物の研究をするそうです。そのA君を道央道の野幌PAで9時頃ピックアップし、富良野で2泊分の食糧を買い出しして、今回のベースとなる白銀荘に向かいました。

白銀荘は温泉施設ですが、宿泊もできます。宿泊したのは2段ベットの相部屋で、宿泊費は暖房費込みで2750円。食事は自炊ですが、調理器具と食器は整っていますので、食材だけ持ち込めばOK。この宿泊費で温泉入り放題ですから、結構なお得感があります。

Sandan4

三段山を滑ったのはもう15年も前になります(当時の記録)。その当時は山スキーを始めだした頃で、登山靴スキーで挑み、ターンごとに転倒し、白銀荘までなんとか下りてきた時にはヘロヘロになっていました。その当時の白銀荘は、山小屋でした。その建物はまだ残っています。

Sandan5

まだ午後1時半ぐらいでしたので、偵察がてら登り30分ほどの1段目まで登って滑ることにしました。白銀荘から三段山へのルート下部は宮様コースと呼ばれ、リフトはありませんが、国設スキー場となっているようです。

日曜日でしたので、斜面はすでにシュプールだらけで、山頂から滑り降りてくるスキーヤーが結構いました。雪は北海道にしては重いパウダーでした。前日の春香山の方が軽い雪でした。テレマークの場合、しっかり内足に乗らないと、板を取られて転倒しそうになります。山スキーのA君の滑りです。まだ若いですから、これからどんどん上達していくでしょう。

Sandan1

往復1時間もかからない偵察でしたが、ちょっと北海道らしくない重い雪。明日は天気が荒れるそうですが、どうなることやら。

白銀荘に戻り、入浴してから、地震のニュースを気にしながら宴会へ。なんとA君はテレマーク界のスーパースターのフジケンさんと知り合いだそうだ。フジケンさんのガイド登山で、ポーター役などをして手伝ったりしているとのこと。お酒がまわったところで就寝となりました。

*************************************
2日目(吹雪で2段目途中で撤退)

【山域】十勝 三段山
【場所】北海道

【日時】2011年3月14日(月)

【メンバー】CL マメゾウムシ、Aくん
【天 気】 雪
【コースタイム】白銀荘7:20〜2段目途中8:15-8:31〜白銀荘8:55

翌朝は雪で風も強め。気温がそんなに低くないので、雪は湿雪で水分を多く含んでいる。山の上部は雲の中で見えないが、行けるところまで行ってみることにする。

1段目まではA君が先頭ラッセル。ここまでは視界がある。2段目の登りは私が先頭を代わる。このあたりから森林限界を超えて、風が強くなり、急速に視界も悪くなってきた。途中でついに動けなくなり、撤退することにする。

吹雪の中、シールを外して滑走。視界が悪いので斜度や地形がわからず、A君ともども転倒を繰り返す。

Sandan2

なんとか1段目まで下りてきたら、多少視界が効くようになってきた。ここから滑りを楽しめるぞ...しかし、なんと湿雪で激重雪! 顔から雪面へ突っ込んでしまいました。重雪対策として、体を思いっきり後頃にして、内足重心でなんとか滑ることはできましたが、とても北海道らしからぬ雪。時間的には短かったのですが、結構疲れました。

白銀荘へ戻ってきても、まだ9時前。昼寝したり温泉に入ったり、あとは1日中ゴロゴロしていました。テレビのニュースを見ると、地震と津波の被害の大きさには驚くばかりです。

午後には気温も下がり、軽い雪に変わったので、明日はパウダーを期待できるかもしれません。早めの夕食は結構お酒が進みました。平日だけあって宿泊者も少ない夜でした。

*************************************

3日目(ようやく山頂へ)

【山域】十勝 三段山
【場所】北海道

【日時】2011年3月15日(火)

【メンバー】CL マメゾウムシ、Aくん
【天 気】 晴れ
【コースタイム】白銀荘7:13〜三段山9:34-9:52〜白銀荘10:31

前日は1日中雪でしたが、今朝は雪は止み、雲は多いが晴れ間が見えていた。十勝岳も見えている。

Sandan3

A君先頭で、3度目の登りである。今日の雪は軽い。

Sandan6

2段目からは私が先頭で進む。森林限界を超えると雪が風で飛ばされたのか、締まった雪の上を進む。ラッセルは必要ない。、くっきりと山頂も見える。3段目の登りに入る。

Sandan7
Sandan8

下界の眺めもよい。何人か下から登ってきます。

Sandan9

上部はアイスバーンとなり、シール登行ではスリップし出す。ここでクトーをつけることにする。ブンリン製の3Dアッセント1枚フィン付きの初めての使用である。ところが急斜面でのセットに手こずる。なんとか装着し、登り再開。さすがによく効きます。スリップしません。

最後の4段目の急登を登り切ると、15年ぶりの山頂でした。今日の一番乗りです。富良野岳の眺めが見事です。今回、天候がよければ、富良野岳も登る予定でした。次の機会に取っておきます。

Sandan10

少し遅れて、A君も到着。十勝岳をバックに写真を撮ってもらいました。

Sandan11

さて、滑走です。登りに使った斜面は岩などが出ている箇所があるので、山頂から見てやや左側のフラットの斜面を滑ることにします。この選択は正解で、アイスバーンではなく、比較的ソフトなバーンでした。スキー場のような感じです。2段目の上あたりで昼食としました。風もなくぽかぽかと暖かい1日です。

Sandan12

樹林帯に入ると軽いパウダーです。これが北海道の雪です。私たちのシュプールです。

Sandan13

白銀荘まではあっという間でした。三段山最高でした。次回はパウダー最盛期に来たいところです。

2泊過ごした白銀荘とも今日でお別れ。今晩は江別のA君宅に厄介になります。A君宅では、就寝までにかなり飲み過ぎてしまいました。

北海道遠征その3(余市岳)へ続く

|

« 北海道遠征その1(春香山) | Main | 北海道遠征その3(余市岳途中まで) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/80345/51239283

Listed below are links to weblogs that reference 北海道遠征その2(三段山):

« 北海道遠征その1(春香山) | Main | 北海道遠征その3(余市岳途中まで) »