蔵王 刈田岳
新年は山岳会の先輩であるSさんの酒田の実家で迎えました。元旦は午後から湯殿山スキー場で軽く滑てから宮城蔵王へ向かった。新年最初の山行は蔵王刈田岳であった。
【山域】蔵王 刈田岳
【場所】山形県
【日時】2011年1月2日(日)
【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 雪
【コースタイム】澄川スノーパークトップ9:42〜蔵王エコーライン終点近く11:14-23〜澄川スノーパーク駐車場12:15
刈田岳は2002年の3月30日に澄川スキー場からスキーでアタックしたが、強風で山頂直下で断念。今回は9年ぶりの挑戦であったが、残念ながら結果は同じく、山頂近くで強風ホワイトアウトで引き返した。ここはしっかり冬型の天気であった。
登山口は澄川スノーパークである。この日は小雪が舞ういまいちの天気であった。リフトが動き出すのは9時。9時にツアーコースを滑るスキーヤー・ボーダー、および樹氷観光客を乗せた雪上車が3台出発していった。リフトは3本乗ることになるが、そのリフト券として登山券1200円を購入する。リフトのトップでバックカントリーに出る支度をしていたのは私以外にボーダーが2人であった。
久しぶりの刈田岳はリフトトップからの取り付き点をすっかり忘れていた。とりあえず地図に従って、ノートレースのところを西に進む。5分ほどで雪上車のトレースの上に出た。ボーダー2名もその上を歩いていた。このトレースは途中から蔵王エコーラインを進むことになり、忠実に進めば確実に山頂へ行ける。
途中からスキーのトレースに従って、ショートカットに入る。雪上車のトレースの上は雪が締まっていて、スノーシューを履いたボーダーの方が速かったが、ショートカットに入るといつの間にかボーダーは後方に見えなくなってしまった。やはり新雪はスキーが一番である。
エコーラインに出たところで雪上車で登ったスキーヤー・ボーダーが滑ってきた。ほとんどがゲレンデスタイルであった。このあたりから視界が悪くなってきたので、安全を考えてエコーライン上の雪上車のトレースを行くことにする。長いトラバースを終えて、カーブが続きだしたところからショートカットしながら進む。
山頂は近づいてきたところで、視界がさらに悪くなってきた。GPSではエコーラインの終点付近となっているのだが、強風とホワイトアウトで、それ以上進めなくなってしまった。それより上に登ってもアイスバーン状態。ウエアはバリバリになり、ストックも霜がついて白くなってしまった。仕方なくここから滑ることにする。
中央ツアーコースがあるはずなのだが、わからない。仕方なく、登りと同様にエコーラインをショートカットして滑ったが、ホワイトアウト状態なので雪の状態や地形がわからず、何度か転けてしまった。長いトラバースは傾斜がなくスキーが滑らない。
トラバースが終わったところからようやく本来滑るべきツアーコースに入れた。雪はウインドパックされた重雪。傾斜もあまりなく、つまらなかった。あっという間にスキー場へ出て、駐車場着でした。9年前も同じだったような。
下山後は遠刈田温泉で汗を流し、実家で過ごしていた家族と合流のため、白馬栂池へ向かった。およそ400kmのドライブだった。
話は変わりますが、鳥海山に行く前にテレマーク板のビンディングをハンマーヘッドからボレーのスイッチバックに代えました。ハンマーヘッドは悪くはなかったのですが、いちいちワイヤーの強さを変えるのが面倒。そのために小さなドライバーが必要でしたし、雪が入ると動かない。スイッチバックはツアーモードがあるので、そんな面倒はいりません。シール登行の時に山スキーのようにつま先から足が上がります。こんなに足が軽くなるとは思いませんでした。これまでより登りがかなり楽ちんです。一度これを知ってしまうと、ステップソールの板を除いてツアービンディング以外は使えませんね。
Comments
やはり、そうでしたか。
一度スイッバックの楽さを覚えてしまうと、後には戻れません。
最近ではBCクロカンの楽さに慣れてしまうのが恐いです。(^-^;
Posted by: CIMA | January 08, 2011 09:22 PM
ツアービンディングよいですね。
いままでと疲労度が違いますね。
Posted by: マメゾウムシ | January 09, 2011 08:37 AM