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January 31, 2011

奥美濃 大日ヶ岳

土曜日に奥美濃の大日岳に行ってきました。2年前にホワイトアウトのため、山頂往復しかできなかったところ(2年前の記録)。今回は金沢のCIMAさん、ナベさんも加わり、リベンジしてきました。

【山域】奥美濃 大日ヶ岳
【場所】岐阜県

【日時】2011年1月29日(土)

【メンバー】マメゾウムシ、CIMAさん、ナベさん、コージさん
【天 気】 雪
【コースタイム】高鷲スノーパークゴンドラ終点7:48~大日ヶ岳8:34-39~大日谷1550m9:02-14~大日ヶ岳9:49-10:00~スキー場11:30〜高鷲スノーパークセンターハウス11:45(CIMAさんの記録より)

10時にコージさんの車で大阪を出発し、深夜1時半に高鷲スノーパークに到着。高鷲スノーパークの駐車場は24時間オープンでセンターハウスのトイレも利用可能。ウオッシュレットも完備で、深夜でもビールを販売機で買えて快適です。

朝7時に金沢のCIMAさんとナベさんも合流。本当はもう1人加わるはずでしたが、残念ながら寝坊で欠席となりました。センターハウスは人で一杯です。インフォメーションでゴンドラ1枚券1500円を購入し、計画書を提出してゴンドラに乗り込みます。

山頂にあるレストハウス裏手でスキーを履いて出発です。小雪が舞い、視界はいまいちでした。2年前と同じ状況に少々不安です。

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昨日のトレースがうっすらと残っていたので、利用させてもらいました。ある程度の視界もあるので迷うことはありません。

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あっけなく山頂に到着。風が強く、気温も低いので、早速シールを外して、北面の大日谷を滑走することにする。この日も低温のため、オレゴン450TCの電源が落ちました。使えないGPSです。

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大日谷は先週の白馬ほどではないですが、それなりに軽いパウダーでした。200mほど下ると、谷が狭くなってきて傾斜も緩くなってきた。ここで滑走を止めて、登り返すことにする。登り返しのトレースも残っていたので、遠慮無く使わせてもらう。この時、夫婦?のテレマーカー2名が下りてきました。

山頂には10名程のスキーヤーがいた。我々が滑った大日谷方向へ滑っていった。我々は北東に伸びる叺(カマス)谷を滑べって、トラバースしてスキー場に戻るルートを取ることにする。テレマーカー2名も登り返してきました。

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出だしの雪庇をスキーヤーズレフトから迂回してドロップ。先週の白馬並みの激パウでした。程良い間隔のブナ林は滑りやすかった。

標高1550m付近で、スキー場方向にトラバースを開始した。所々40度程の傾斜の斜面をトラバースした。スラフは流れるが、周りがブナ林なので、面発生の大きな雪崩が起きる心配は無いと思われた。しかし、このトラバースは長かった。もう少しカマス谷を下まで滑って、シールで登り返すことも考えられるかもしれない。

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ようやく高鷲スノーパークのゲレンデに出ました。あとは圧雪バーンを滑るだけ。

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昼前に下山が完了。2年前のリベンジができました。帰宅も明るいうちにできて、お手軽なバックカントリーでした。

ただ、ペンタックスの防水デジカメがついに壊れてしまいました。以前から低温でのバッテリー消耗が速く、不安に思っていたのですが、液晶が使えなくなりました。そのまま回復せず、ご臨終です。GPSもそうですが、バックカントリーで使うならば、低温に強いものがよいです。早速、低温耐性のあるオリンパスのμ TOUGH-8010をアマゾンでポチッとしました。

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January 26, 2011

アバランチセミナー2011 2日目

アバランチセミナー2日目の報告です。(1日目へ

2日目(1月23日):ヒヨドリ西尾根経由で親沢往復

【山域】白馬 ヒヨドリ峰周辺
【場所】長野県

【日時】2011年1月23日(日)

【メンバー】CLマメゾウムシ、コージさん、川崎橘山想会会員8名
【天 気】 曇り時々晴れ
【コースタイム】栂池林道入口9:05〜早稲田小屋9:32-41〜(ルートファインディング実習)〜ヒヨドリ西尾根10:28-(積雪不安定性テストの実演)-11:07〜親沢滑走〜標高1809m付近11:11-(積雪観察および各種テストの実習)-12:47〜ヒヨドリ西尾根小ピーク13:16-25〜滑走〜早稲田小屋13:31-47〜栂池高原スキー場13:55-14:00

6時前に起床。二日酔いの不快な目覚めでした。昨晩はよく飲みました。

トイレを済ませ、各車単位で十郎の湯を出発。雪は止んでいました。途中のコンビニで朝食と行動食を購入し、とりあえずゴンドラ駅前に駐車するために、栂池高原スキー場に向かいます。さすがに日曜日だけあって、ゴンドラ始発前から次々と車が入ってきます。

ゴンドラ運転開始の8時に全員が集合。今回の装備の構成は、テレマーク5名、ATスキー2名、ワカン3名と実にバラバラです。実に山屋らしいという構成ですが、テレマークが半数を占めるのは山岳会としては異端かもしれない。スキーヤーは2名で1セットの回数券を購入しました。これはちょうどゴンドラ2回分と栂の森リフト2回分になります。ワカン組にはゴンドラ往復券を購入してもらいました。

早速、ゴンドラに乗車して、栂の森へ。ワカン組は栂の森から歩いてもらい、スキー組はさらにリフト1本を乗り継いで、林道入口に滑り込みます。スキー組がシールを付けたところで、ちょうどワカン組が登ってきました。

ここから実習開始です。林道上ですが、早速、雪崩の走路を横切ります。トレーニングなので、教科書通りに間隔を開けて通過してもらいます。歩いているうちに晴れ間も見えてきました。よい1日になりそうです。

早稲田小屋からはパーティーを5名1組の2つに分けました。1パーティーは私が、もう1パーティーはコージさんに見てもらいます。ここからはすでにあるトレースに頼らずに、自分たちでルートファインディングしながら、ヒヨドリ西尾根まで登ってもらうことにします。先頭を交代しながら、ラッセルして進みます。

教科書に従うとすれば、急なオープンバーンは避けて、木をつないで登っていきます。凸状の斜面も避けます。フカフカの新雪が深く、急斜面であるので、ラッセルはそう楽ではありません。ラッセルに不利なワカン組が意外に健闘していました。私は最初は一番後ろから指示したりして付いていきましたが、ついラッセルしたくて先頭に出てしまいます。いけない、それではみんなの練習にならない。そんな感じで楽しみながら登って、尾根上に出ました。

天気がよくなって、実に気持ちのよい尾根上です。これならば予定通り親沢も滑走できます。その前にデモを兼ねてピットを掘ります。2日前にも掘っていますが、結果は同じで、コンプレッションテストでもはっきりとした弱層は見つからず、結構雪は安定していそうです。

さて、シールを外して親沢への滑走です。念のため、間隔を開けて滑ってもらいました。一昨日と同じく、激パウ状態でした。標高1809m付近の傾斜が緩くなり、開けたところまで滑りました。

コージさんに続いて、みんな気持ちよく?滑ってきます。

Hiyo1 Hiyo2

ワカン組も歩いて下りてきたところで、2人1組でピットを掘ってもらいました。

Hiyo3

各雪の層の柔らかさなど積雪の観察をしてもらい、バーブテストとコンプレッションテストを行ってもらいました。雪面から15cmほどのところに密度の薄い層はあるものの、破断面は不明瞭でという結果でした。コージさんがいろいろとアドバイスしてくれたので、大変助かりました。

その後、エクステンドコラムテストを行ったところ、破断の伝わりは無し。ルッチブロックテストではジャンプした時に問題の層のところでずれました。

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その上の層はスラブにはなっていないので、起こっても点発生の雪崩でしょう。急な凸上斜面を避ければ大丈夫でしょう。総合的にはおおむねgoodの評価でした。

これで一通りの実習が終了です。急な凸上の斜面は避けて、再び親沢を登り返しました。尾根に戻ってからは、そのままドロップポイントの東側にある小ピークまで登りました。ここでシールを外して、いよいよ最後の早稲田小屋までのパウダー滑走に入ります。ワカン組は先に行ってもらいました。

まず私が先にいただきます。南面でも激パウです。ただワカン組に追いついたところで前転してしまったのは、ちょっと恥ずかしかった。その後は一瞬で早稲田小屋でした。後続はめいめいのペースで滑り降りてきました。後は林道を滑るだけですが、私は雪崩の走路になる木の薄いところへ飛び込み、ショートカット。ここも雪が軽くてよかったです。

スキー場に滑り込んだら、最後の長いスキー場の下りに備えて、栂の森のレストランで大休止です。ワカン組はまっすぐ下山してしまいました。いつもながら圧雪された硬くて長いゲレンデは疲れました。私が疲れるぐらいなのだから、テレマーク1年目の女子2名にはきつかったかな? 全員ゴンドラ降り場に無事到着し、ここで解散となりました。この後、男性陣だけで「きざし」にラーメンを食べに行きました。

私にとっては実に充実した4日間でしたが、皆さんはどうだったかな?

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January 25, 2011

アバランチセミナー2011 1日目

代休4連休の後半2日間は所属する山岳会のために雪崩講習会を行いました。

私は昨年、JAN(日本雪崩ネットワーク)の5日間の雪崩講習アドバンスセイフティキャンプを受講し(その時の記録)、雪崩に対する貴重な知識と経験を得ることができました。その後、私が所属する山岳会のKさんより、その時得た知識と経験をぜひ会に還元してほしいと頼まれました。以前から、会員の雪崩に対する意識が低いなと思っていたこともあり、会のために喜んで承諾し、このような機会を持つに至りました。

以下、その報告です。

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(概要)
アバランチセミナー
主催:川崎橘山想会
対象:川崎橘山想会会員(参加者8名(講師2名除く))
日程:1月22日(土)〜23日(日)
実施場所:1月22日(土)白馬村ウイング21
     1月23日(日)ヒヨドリ峰周辺

実施内容:
1/22
午前:雪崩リスク・雪崩現象・雪崩地形・積雪の基礎・捜索と救助・行動判断(机上)
午後:セルフレスキュー訓練(ビーコン捜索とプロ−ビング)(屋外)
   積雪の不安定性評価・翌日の説明(机上)

1/23:行動判断(ルートファインディングなど)
   スノープロファイル
   積雪安定性テスト
  (バーブテスト・コンプレッションテスト・拡張カラムテスト・ルッチブロックテスト・)

持ち物:ビーコン・ゾンデ・スコップ・登行具(シール・スノーシューなど)・滑走具(スキー・ボード(スノーシュー・ワカンも可))・スノーソー・栂池周辺の2万5千分の1地形図・一般冬山装備

テキスト:山岳ユーザーのための雪崩リスク軽減の手引き(出川あずさ・池田慎二著 日本雪崩ネットワーク)
使用教材:DVD「The Fine Line」日本語字幕付き(ビジュアライズイメージ株式会社)
     ソウルスライド2010付録DVD

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1日目(1月22日)

1日前はJANのセイフティキャンプでも使用する白馬村のウイング21の多目的室をお借りし、机上講習とビーコンを利用したセルフレスキュー訓練を行いました。この日は前日の晴れから一転して、朝からしんしんと雪が降り続いていました。

まず面発生表層雪崩の凄まじさを知ってもらうために、You Tubeで集めた雪崩動画を観てもらいました。その後、「山岳ユーザーのための雪崩リスク軽減の手引き」の内容を液晶プロジェクターを利用して説明しました。一通り説明した後は、DVD「The Fine Line」のトレーニングビデオを観てもらいました。このビデオには説明した事がすべて含まれていて、内容の復習と整理に大変役立ったものと思います。午前中に「積雪の不安定性評価」以外の説明を終えることができました。

午後は雪が降る中、ウイング21の前の田んぼで、まずは、12月に参加したビーコンクリニックの時と同様に、各自のビーコンの性能比較を行いました。これは自分のビーコンの性能を知ってもらうことが目的です。離れたところに発信にしたビーコンを置いて、自分のビーコンがどれくらいの距離で電波を捉えることができるかを確認してもらいました。その際、置いたビーコンの向きを変えるなどもしました。結果は、やはりピープスDSPが一番でした。
次に、ビーコン捜索に慣れてもらうために、2人1組になって、1人のビーコン1台を雪に埋めて、もう1人がそれを捜すということをやってもらいました。

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その後は4人ずつのパーティー2組に分かれてもらい、複数埋没の訓練を行いました。片方の組が3台のビーコンを隠して、それをもう1組のパーティーが捜す。その際にリーダーを1人決めて、そのリーダーに従って役割分担を行う。この頃にはビーコン捜索に十分に慣れてきたこともあり、全てのビーコンを5分以内で捜し出すことができるようになっていました。最後にゾンデの使い方についても学んでもらいました。

捜索訓練を終えた後は、再び部屋に戻ってもらい、翌日に行う積雪の不安定性評価について説明を行い、翌日の行動について説明し、とりあえずこの場は解散としました。
その頃には、2週間前にJANの2日間のセイフティキャンプを受講したサポート役のコージさんも合流し、みんなで買い出し等に出ました。

この日の宿泊は十郎の湯です。混雑していて、なかなか入浴できませんでしたので、まずは夕食を済ませまました。その後は10人で借り切っている8畳の部屋に移動し、大宴会に突入です。入浴後も宴会は続き、12時ぐらいまで続いたでしょうか? 寝た時の記憶はほとんど残っていませんでした。

2日目に続く

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January 24, 2011

悪天の天狗原と The Dayの裏ヒヨ

休日出勤の代休を利用して行ったスキー山行の前半2日間の報告です。

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1日目:悪天の天狗原

【山域】白馬 天狗原
【場所】長野県

【日時】2011年1月20日(木)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 雪
【コースタイム】栂池林道入口8:52〜成城小屋9:51-58〜天狗原手前(2150m付近)11:18-32〜成城小屋11:50〜栂池高原スキー場12:10

代休4連休の初日は冬型が強まり、大雪でした。朝からしんしんと雪が降り続いていた。スキー場ですでに視界が悪い。平日の栂池は閑散としていて、なにか寂しい感じがする。一応、ゴンドラは動き出したので、とりあえず天狗原を目指して、行けるところまで行ってみることにする。

ゴンドラと栂の森のリフト1本を乗り継いで、いつもの林道入口に滑り込みます。当然ながらこのような悪天の日に山に入る人などいませんので、ノートレースのところを1人でラッセルをしなければならなかった。新雪で林道がのぺーっとなっていて、不明瞭になっていたが、通い慣れた林道であるので迷うことはない。この時点で視界は十分にあり、風も強くはなかった。林道をショートカットできるところはして、1時間ほどで成城小屋に到着した。雪が軽いのか、それほどラッセルは苦にならなかった。

成城小屋からは斜度も増してくるので、急なところはキックターンもまじえて登っていく。標高2000mを超えた辺りから風も強くなり出し、視界も悪くなってきた。雪もそれまでのフカフカの新雪から風で締まったウインドスラブに変わってきた。天狗原手前の斜度が緩くなる標高2150m辺りで、ついに吹雪とホワイトアウトとなってしまった。気温も−20℃近いのではないだろうか。体感温度的にはもっと低い。このまま耐えていては顔が凍傷になってしまうので、登りはここまでとして滑走準備に入る。強風の中での滑走準備は結構きつい。

視界が効かないので、GPSに頼ろうとしたが、オレゴン450TCは低温で電源が落ちてしまい、肝心の時に役にたたない。自分のトレースはすでに風で消えてしまっているので、コンパスだけが頼りである。登ってきた方向の南東に向かって慎重に滑走する。ホワイトアウトで平衡感覚がおかしくなり、何でもないのに転倒してしまう。

ようやく視界がよくなってきたところで、往きに通ったところの木に付いた目印を発見できた。あとはもう大丈夫である。これでまともに滑ることができる。激パウだったが、成城小屋まではあっという間であった。

Tenguhara1 Tenguhara2

あとは林道を戻るだけ。こんな天気の日に山に入る変わり者が私以外にもいたようである。自分が作ったトレースがより明瞭なものとなっていた。この日は結局、深夜までしんしんと乾いた雪が降り続いた。

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2日目:The Dayの裏ヒヨ

【山域】白馬 裏ヒヨ
【場所】長野県

【日時】2011年1月21日(金)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 晴れ時々曇り
【コースタイム】栂池林道入口8:45〜早稲田小屋9:00〜ヒヨドリ西尾根9:45-10:30〜親沢滑走終了地点11:10-25〜若栗の頭12:10-25〜白馬乗鞍スキー場12:40-55〜栂池高原スキー場13:20

2日前の朝は晴れであった。北アルプスの峰も見えている。大雪の次の日は待ちに待ったThe Dayであった。

前日に引き続き。閑散とした平日の栂池高原スキー場のトップから林道に滑り込んだ。なんと林道にピステンがかかっている。昨日のラッセルは何だったのだろうか。早稲田小屋までは楽ちんであった。

早稲田小屋からは、ヒヨドリ西尾根のドロップ地点を目指して、急斜面をキックターンを繰り返しながら登る。ほぼ真北に登るという感じである。今日も1人ラッセルで、汗がにじむ。トレースを使わせてもらうと30分で登れるところだが、尾根まで45分かかった。

念のため、尾根の北側でピットを掘ってみた。積雪は2m80cm、1月3日にも同じところでピットを掘ったが、その時より1mは増えている。コンプレッションテストでは、積雪上部から17cmぐらいのところの層が圧縮破断したが、不明瞭で凹凸のある断面だったので、凸上の急斜面さえ避けれ ば問題はなさそうである。おおむねgoodの評価と言える。

早速、シールを外して尾根北側の親沢へドロップ。何の抵抗もなくスーッと板が進んでくれる。まさに激パウ! 真っ白な雪面にシュプールを刻んでいく。

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静寂に包まれたこの場所にいるのは自分だけである。雪面にあるのは自分のシュプールだけである。

最初は広い親沢も、下るにつれて次第に狭くなっていく。

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V字状の狭い部分を通過していく。このような場所は雪崩が起こった時に地形の罠になる。小さいスラフでも全身が埋まってしまうかもしれない危険箇所である。しかし、今日の雪質であれば、急な斜面上部をトラバースしない限り、おそらく大丈夫であろう。

しばらく進んでいくと、沢が少々広がる。若栗の頭に向けて登り返さないといけないのであるが、どこから登り返せばよいか、地図を広げた。その時、突然後ろから来たスキーヤーに声をかけられた。誰も来ないだろうと思っていたので、つい驚いてしまった。

そのスキーヤーも白馬乗鞍スキー場へ行くということで、大変ご親切に登り返し地点を教えてくれた。さらに少し下ったところで、支流が合流する開けたところであった。おまけに先頭でラッセルもしていただいた。私も交代しようと急いだが、結局、追いつけなかった。おおよそ真東を目指して斜面をトラバースしていくという感じである。

若栗の頭に着いたあたりからガスが出てきた。先導してくれたスキーヤーは最後の挨拶をして、急なブナ林を黒川沢へ消えていった。私もその後をに続く。なかなか気持ちのよいブナ林であった。急斜面を滑り終えると、あとは緩やかな黒川沢を進む。

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ここまで来るとガスも晴れて、再びよい天気となった。スリット状の堰堤をくぐると、もう白馬乗鞍スキー場はすぐであった。

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白馬乗鞍スキー場からはスキーを担いで、車道を25分歩いて栂池高原スキー場に戻った。この日はまさにThe Day。思う存分、激パウを堪能した1日であった。

下山後に食べた栂池のラーメン屋「きざし」の肉ラーメンは、とろけるチャーシューとあっさりとしたスープで結構美味しかった。

 

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January 20, 2011

休日出勤の代休で今日から4連休:白馬へ

先週末は大学入試センター試験のために休日出勤でした。
その代休を取って、今日から4連休です。
もちろんバックカントリーです。
白馬へ来ています。

今日は1人ラッセルで白馬乗鞍岳を目指しましたが、悪天(吹雪とホワイトアウト)のため、天狗原の手前で引き返してきました。
さすがに平日のこのような日に人はいませんでした。

雪は軽くてよかったですよ。
一瞬で終わってしまいましたが...
ただ、森林限界以上はウインドスラブができているので、要注意です。

土日は山岳会で雪崩講習を主催します。
明日は親沢を横断してみようと思いますが、もちろん雪崩には気を付けます。
余裕があれば、ピットを掘ってみようと思います。
主催者が雪崩に遭ってはシャレになりませんからね。

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January 15, 2011

新兵器 3pinBCクロカン

今シーズンの新兵器!
フィッシャーのBCX675とカルフのXCD GTです。

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テレマークスキーは、ブーツのハイカット化と板のファット板で、アルペンスキーと同じ方向に進んでいます。
しかし、テレマークスキー本来ののよいところは軽快な道具で登ったり滑ったりができるところ。
それを忘れてはいけません。

そんなテレマークの方向性に疑問を抱く一部のテレマーカーは、BC(バックカントリー)クロカンというものに注目しています。
BCクロカンはブーツを剛性化し、エッジの付いた細板を用いることで、クロカンの滑走性をあげたものです。
一般にBCクロカンのビンディングはクロカンと同じものが主流ですが、合成皮革ブーツの中にはテレマークに馴染みの3pinのものもあります。

BCX675はそんな3pin合成皮革ブーツで、軽くて柔らかいです。
革靴よりも剛性がないです。

XCD GT はステップソールの板です。

これらの道具を使うと、歩くのも滑るのも楽ちんです。
ただし、乗りこなすのは大変です。
しっかり板のセンターに乗って、自ら体を落としていかないといけません。
ファット板やハイカットブーツでは道具に操られる感がありますが、こういう軽快な道具では自らの力で操れないと乗りこなせません。

1月4日にこの道具でゲレンデを滑っていて、大転倒してしまい、むち打ち症になりました。
それでも懲りずにこの道具で行きます。
まだこの道具でバックカントリーに行ってはいませんが...

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January 13, 2011

金剛山の積雪

今年初の金剛山に朝トレで登ってきました。
水越峠から積雪があり、上部では10cmほどの積雪でした。

Kongo1 Kongo2

立派な冬山です。
オープンバーンがあれば滑りたくなるところですが、残念ながら杉の植林ばかりで木が混んでいます。

金剛山錬成会の会員には、年輩の方でもすごい登るのが速い人がいます。
今日も後ろからあおられて汗だくになってしまいました。

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January 12, 2011

祝日本スキー発祥100年

明治44年(1911年)1月12日に、オーストリアのレルヒ少佐によって、日本に初めてスキーが伝えてから今日で100年です。

スキーの祖先型はテレマークスキーです。
ここはスキー発祥の原点に戻って、革靴・細板、そして1本杖で滑ってみたいですね。

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January 10, 2011

再び栂池高原へ

この3連休は再び栂池高原へ来ています。
今回は山ではなく、娘のスキー学校の送迎と自分のテレレッスンのためです。
久しぶりに受けたヒロ師匠のプライベートレッスンで、最も重要な1ポイントは、やはり内足に乗るときに甲とすねをお互いに近づけて抜重でした。
今シーズンの課題として意識していきたいと思います。

連休1日目は晴れていましたが、昨日はしんしんと降る雪。
今日も小降りになっていますが、まだ雪は降り続いています。
風もあります。
山は激パウでしょうが、雪崩に気を付ける必要がありますね。
ゲレンデでもパウダーが味わえそうです。

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January 09, 2011

白馬 ヒヨドリ峰

前日は道の駅小谷で車中泊。この日は14:15に家族が長野からのバスで栂池に到着するので、待ち合わせまでの時間を利用してヒヨドリ峰と親沢の上部を偵察してきました。1月22日〜23日に行う雪崩講習会の現場の下見も兼ねました。

【山域】白馬 ヒヨドリ峰
【場所】長野県

【日時】2011年1月3日(月)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】林道入口8:44〜早稲田小屋9:02〜ヒヨドリ西尾根のコル9:32-10:15〜親沢1750m付近10:16-10:40〜ヒヨドリ西尾根のコル11:27〜ヒヨドリ西尾根小ピーク11:36-11:55〜早稲田小屋12:02〜林道入口12:05〜駐車場12:25

天気は見事な快晴。後立山連峰がきれいに見えていた。いつも通り8時にゴンドラに乗り込み。さらに栂の森のリフト1本に乗り、林道入り口にトラバース気味に滑り込む。いつもの栂池の風景で、バックカントリーに入る人は多かった。

早稲田小屋までは前日に入ったと思われるトレースを進む。早稲田小屋からヒヨドリのコルまでのトレースもしっかりあった。途中、雪崩講習のためのピットを掘る適当な場所はないかと見渡しながら、ハイクアップしていく。早稲田小屋から尾根までは30分ほどであった。

時間もあるので、親沢の上部を偵察することにする。念のため、ピットを掘ってみる。その私の横を1名のテレマーカーが滑っていった。新雪は10cmほどと薄く、その下は安定したこしまり雪だった。コンプレッションテストで破断はまったく生じなかった。ただ新雪の層だけはバーブテストでずれたので、点発生の小規模な雪崩は急斜面で起こる可能性はあったが、おおむねgoodという評価だろう。

親沢へ最初の急斜面を滑る。重い雪である。ちょっと前の自分であればターンできずに転けてしまっただろう。なんとかテレマークターンできるのは、なんだかんだ言っても多少上達はしているのであろうか。滑ってきたところを振り返る。

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平坦になったところで休憩して登り返す。天狗原方面を見渡す。

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意図的に雪崩の危険のないルートを選んで進むが、尾根上はシェラカブラで歩きにくい。最後のコルへの急登は木をつないで登る。一応、これも雪崩講習のための下見。登り切ったコルから親沢を見下ろす。

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大休止して、早稲田小屋への滑走に入る。南面になるので、雪はさらに重い。それでもテレマークターンができないほどではない。早稲田小屋からは林道を直滑降で進み。あとは長いスキー場の下りである。重雪で疲れた足にはつらいが、のんびりと滑り降りた。それでも待ち合わせ時間にだいぶ余裕がある時間に下山できた。白馬の雪と比べると、鳥海の雪は激軽パウダーだったなと思う。

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January 08, 2011

蔵王 刈田岳

新年は山岳会の先輩であるSさんの酒田の実家で迎えました。元旦は午後から湯殿山スキー場で軽く滑てから宮城蔵王へ向かった。新年最初の山行は蔵王刈田岳であった。

【山域】蔵王 刈田岳
【場所】山形県

【日時】2011年1月2日(日)

【メンバー】マメゾウムシ
【天 気】 雪
【コースタイム】澄川スノーパークトップ9:42〜蔵王エコーライン終点近く11:14-23〜澄川スノーパーク駐車場12:15

刈田岳は2002年の3月30日に澄川スキー場からスキーでアタックしたが、強風で山頂直下で断念。今回は9年ぶりの挑戦であったが、残念ながら結果は同じく、山頂近くで強風ホワイトアウトで引き返した。ここはしっかり冬型の天気であった。

登山口は澄川スノーパークである。この日は小雪が舞ういまいちの天気であった。リフトが動き出すのは9時。9時にツアーコースを滑るスキーヤー・ボーダー、および樹氷観光客を乗せた雪上車が3台出発していった。リフトは3本乗ることになるが、そのリフト券として登山券1200円を購入する。リフトのトップでバックカントリーに出る支度をしていたのは私以外にボーダーが2人であった。

久しぶりの刈田岳はリフトトップからの取り付き点をすっかり忘れていた。とりあえず地図に従って、ノートレースのところを西に進む。5分ほどで雪上車のトレースの上に出た。ボーダー2名もその上を歩いていた。このトレースは途中から蔵王エコーラインを進むことになり、忠実に進めば確実に山頂へ行ける。

途中からスキーのトレースに従って、ショートカットに入る。雪上車のトレースの上は雪が締まっていて、スノーシューを履いたボーダーの方が速かったが、ショートカットに入るといつの間にかボーダーは後方に見えなくなってしまった。やはり新雪はスキーが一番である。

エコーラインに出たところで雪上車で登ったスキーヤー・ボーダーが滑ってきた。ほとんどがゲレンデスタイルであった。このあたりから視界が悪くなってきたので、安全を考えてエコーライン上の雪上車のトレースを行くことにする。長いトラバースを終えて、カーブが続きだしたところからショートカットしながら進む。

山頂は近づいてきたところで、視界がさらに悪くなってきた。GPSではエコーラインの終点付近となっているのだが、強風とホワイトアウトで、それ以上進めなくなってしまった。それより上に登ってもアイスバーン状態。ウエアはバリバリになり、ストックも霜がついて白くなってしまった。仕方なくここから滑ることにする。

中央ツアーコースがあるはずなのだが、わからない。仕方なく、登りと同様にエコーラインをショートカットして滑ったが、ホワイトアウト状態なので雪の状態や地形がわからず、何度か転けてしまった。長いトラバースは傾斜がなくスキーが滑らない。

トラバースが終わったところからようやく本来滑るべきツアーコースに入れた。雪はウインドパックされた重雪。傾斜もあまりなく、つまらなかった。あっという間にスキー場へ出て、駐車場着でした。9年前も同じだったような。

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下山後は遠刈田温泉で汗を流し、実家で過ごしていた家族と合流のため、白馬栂池へ向かった。およそ400kmのドライブだった。

話は変わりますが、鳥海山に行く前にテレマーク板のビンディングをハンマーヘッドからボレーのスイッチバックに代えました。ハンマーヘッドは悪くはなかったのですが、いちいちワイヤーの強さを変えるのが面倒。そのために小さなドライバーが必要でしたし、雪が入ると動かない。スイッチバックはツアーモードがあるので、そんな面倒はいりません。シール登行の時に山スキーのようにつま先から足が上がります。こんなに足が軽くなるとは思いませんでした。これまでより登りがかなり楽ちんです。一度これを知ってしまうと、ステップソールの板を除いてツアービンディング以外は使えませんね。

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January 07, 2011

年末の鳥海山(湯ノ台から)

年末の鳥海山スキー山行の報告です。

【山域】鳥海山
【場所】山形県
【日時】2010年12月29日(水)~31日(金)

【メンバー】CL S先輩、M先輩、Y先輩、マメゾウムシ
【天 気】 12/29 曇り時々雪、11/30 晴れ後雪、11/31 雪
【コースタイム】
12/29 鳥海高原牧場T字路10:43~林道最初のカーブ12:14~緊急幕営予定地14:58~山雪荘15:30-16:30
12/30 山雪荘7:51~林道終点トイレ11:09-11:15~滝ノ小屋11:40-12:30
12/31 滝ノ小屋7:28~トイレ7:49~山雪荘9:28~鳥海高原牧場T字路10:40-11:30

1日目(12月29日)

12月28日は、講義を終えて、雑用をこなし、午後早めに大阪を出発した。北陸道経由で800kmのロングドライブであるが、途中の徳光ハイウェイオアシスで温泉に入ったりなど、のんびりと運転した。高速を下りて、村上辺りからみぞれ混じりの風雨となった。道の駅「庄内みかわ」で車中泊したが、暴風と雷でほとんど眠ることはできなかった。朝には暴風雪警報が出ていた。

朝には暴風も治まり、一安心。山岳会の先輩達との待ち合せ場所である酒田駅に向かう。東京からの高速バスに多少の遅れは生じたものの、無事、先輩達と合流できた。S先輩の酒田の実家で山へ入る準備をする。車はここに置かしていただけるとのことで、安心である。S先輩の知人に登山口である鳥海牧場まで車で送ってもらう。帰りも連絡すれば迎えに来てくれるとのことで、大変有り難い。

今回のメンバーは私を含めて4人。S先輩とM先輩はスキーはラッセルの道具という伝統的な山屋さん。ただし、Y先輩はスノーシューで、深い新雪でのラッセルに少々不安を感じる。この不安が現実のものとなる。

吹きっさらしの牧場を滝ノ小屋を目指して出発する。
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雪は風でパックされていて重めである。トレースもなく、全員20kgほどの荷を背負っているので、ラッセルはきつく、足取りは重い。5月の駐車地点、すなわち最初のカーブまで1時間半もかかってしまった。そこからは雪がだいぶ軽くなった。ストックもズボーッとほとんどが雪の中に入ってしまう。そのためかスノーシューのY先輩との差があっという間に開いてしまう。スキーの後でもスノーシューは沈んでしまい、苦労しているようである。スキーはトップは沈むほどではないのだが、重荷が堪える。Y先輩との差は開くばかり。

そんな感じなので、予想以上の時間がかかり、この日のうちに滝ノ小屋まで行くのは難しくなってしまった。仕方なく15時となったところで、幕営の準備をすることに。地図的には山雪荘の近くである。山雪荘の鍵は借りていたので、宿泊することはできる。M先輩は設営準備、S先輩はY先輩の迎え、私は山雪荘までどれぐらいあるか偵察に行く。山雪荘は15分ほど進んだところであった。
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テント泊より小屋泊まりの方がかなり楽である。特に荒れた時など。ここは小屋泊まりに変更である。自分の荷をデポし、引き返してS先輩のザックを運ぶ。再び引き返そうとしたところで、S先輩が登ってきた。Y先輩も比較的近くまで来ているとのこと。全員が山雪荘に着いたのは16時半になっていた。

山雪荘はそれほど大きな小屋ではないが、石油ストーブがあり暖かい。トイレも屋内にあり助かる。ビールで乾杯し、快適な夜を過ごすことができた。

2日目(12月30日)

翌朝は晴れていた。天気予報では明日から大荒れになるそうである。疑似晴天だろうか。とりあえずまだ滑ってもいないのだから、滝ノ小屋まで行くことにする。多少荷が減ったとは言え、ペースは前日とかわらず。やはりスノーシューのY先輩との差は開く。途中から鳥海の姿も見えるようになる。
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傾斜が急になり出したところから、林道をショートカットして進む。最後のショートカットで林道終点の駐車場にあるトイレが見えた。もう滝ノ小屋も近い。
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トイレで後続のスキー2名を待つ。今回は待ち時間が長い。やはり全員スキーに熟達していないと東北・北海道の山は厳しいと思う。トイレからはほぼ夏道沿いに進む。少し登って、適当な所から沢を渡り、あとはトラバース気味に進めば滝ノ小屋である。鳥海山の姿も美しい。
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滝ノ小屋に着くと、単独のスキーヤーも上がってきた。牧場から3時間で上がってきたそうだ。トレースを使えて空身だとこれだけスピードが違う。次回は軽量化をはかる必要を感じる。

荷物の整理を終えて落ち着いたところで、Y先輩の迎えに行くことにする。そのついでに、下山時にホワイトアウトになった時を想定して、林道まで赤旗を立てることにする。沢を渡ったところでシールを外して、滑走に入る。実に軽いパウダーである。あっという間にトイレに出てしまった。ちょうどそこにY先輩の姿を見かける。思ったより早い。スノーモービルが登ってきてくれたおかげで、ラッセルせずに歩けるようになったとのこと。ついでなので、私はさらに下まで滑ってパウダーを堪能する。いやー気持ちがよい。重荷から解放されたのもあるが、実に爽快であった。適当なところで登り返して、S先輩とY先輩に追いつき、一緒に小屋へ戻った。

携帯で天気図を確認すると等圧線が密な強い冬型。山は大荒れになる典型的な天気図である。確かに外の視界は悪くなっていて,雪も降り出している。山の教科書に従うのであれば、即下山するべきだろう。とりあえず赤旗は立ててあるので、林道まで出られれば、迷うことはない。とりあえず今晩はここに泊まり、明日下山することにする。明日下山となれば、持ってきたお酒はもう飲み干すしかない。この晩は寒かったが、盛大な宴となった。

3日目(12月31日)

朝、用を足すために外に出ると10cmほどの新雪。雪は降っているが、風も弱く視界はある。脱出は問題なくできそうである。私の朝食はカレーで、重いものはなるべく減らす。今回は食事は全食各自持ちである。

シールをつけて出発。沢を渡ったところで私はシールを外す。他のメンバーはシールをつけたままトイレまで下った。スノーシューのYさんも下りならば登りほど苦労は無いようである。トイレまでは軽いパウダーをスーッと滑ってしまったが、重荷を背負っての滑りは結構大変である。ザックに体を揺さぶられてしまう。トイレからは本日のメインの林道ショートカットである。重荷なので攻撃的には滑れないが、雪は最高である。スーッと板が進んでくれる。

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ただ、転倒すると重荷と雪が深くて起きれない。まずはザックを外して、それから起き上がる。どうもショートカットから林道に出たところで転けることが多い。段差になっていることが原因だ。先輩スキーヤー2名はパウダー滑走は苦手なようで、なかなか降りてこない。待ち時間が多い滑りである。

山雪荘が近づくと、ショートカットできるところは少なくなり、林道を忠実に下るところが多くなる。Yさんは前日のスノーモービルのトレースのおかげでだいぶ助かっているようである。今日は山雪荘に人が入っていたので、S先輩が挨拶に出向く。「お酒はたくさんあるから泊まっていけ」と勧められるが、下りることにする。途中、登ってきた新潟の3人のパーティーとすれ違う。この天気予報でよく登るなと思うが、その後、天気予報とはだいぶ異なった天気となったので、彼らは登頂できたかもしれない。あとは3人パーティーが付けたトレースの上を行けば、スキーは滑ってくれる。一番乗りで鳥海牧場に到着した。

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遅れて、M先輩、その後にS先輩が到着。Y先輩はさすがにスキーには勝てない。だいぶ遅れて到着。鳥海山荘まで30分ほど歩いて、迎えの車を待つことにする。その間はもちろん生ビールで乾杯。しんしんと雪が降り続いていた。迎えの車で酒田に戻って、まずは温泉に入り、S先輩の実家で宴会。先輩2名は夜行バスで神奈川へ帰ったが、私はそのままS先輩の実家に泊めていただいた。

翌朝の新年は穏やかな天気で、鳥海山が山頂まで見えていました。結果論になるが、下山しなかったならば登れていたかもしれない。もちろん山頂部は晴れていても強風だったかもしれない。今回の寒波は山陰を大荒れにしたが、こちらはその影響がなかったようである。天気の判断はなかなか難しいが、今回の下山という決断は正しかったと思う。たまたまこのような結果になっただけのことである。どんな時でも、このような教科書通りの判断さえしていれば、事故に遭う可能性はきっと低いにちがいない。

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January 02, 2011

年末年始山行途中報告

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

鳥海山は滝ノ小屋までしか行けませんでした。
正月は大荒れになるという天気予報に従い、31日に下山しましたが、下山した翌日に鳥海山の姿が見えていました。
天気予報に裏切られた感じです。
それでもパウダーはおいしくいただきましたが、なにぶん重荷を背負っていたので、攻めの滑りができなかったのが悔いに残ります。

今日は蔵王の刈田岳を澄川スノーパークから登りましたが、頂上近くで強風ホワイトアウトで引き返してきました。
鳥海も含めて冬にリベンジしたいところです。

どちらも詳細は後日報告致します。

3ピンBCクロカン、すなわち合成皮革ブーツと細板をゲレンデで試してみました。
最初は初心者に戻ったようでしたが、慣れてくるとそこそこ滑れるようになりました。
プラブーツ太板ではごまかせた悪いところはこういう道具ではごまかせませんね。
テレマークスキーの矯正によいように思いました。

これから白馬へ移動してファミリーと合流です。
明日は合流前の時間を利用して、天狗原方面へ行ってみようと思います。

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