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January 26, 2011

アバランチセミナー2011 2日目

アバランチセミナー2日目の報告です。(1日目へ

2日目(1月23日):ヒヨドリ西尾根経由で親沢往復

【山域】白馬 ヒヨドリ峰周辺
【場所】長野県

【日時】2011年1月23日(日)

【メンバー】CLマメゾウムシ、コージさん、川崎橘山想会会員8名
【天 気】 曇り時々晴れ
【コースタイム】栂池林道入口9:05〜早稲田小屋9:32-41〜(ルートファインディング実習)〜ヒヨドリ西尾根10:28-(積雪不安定性テストの実演)-11:07〜親沢滑走〜標高1809m付近11:11-(積雪観察および各種テストの実習)-12:47〜ヒヨドリ西尾根小ピーク13:16-25〜滑走〜早稲田小屋13:31-47〜栂池高原スキー場13:55-14:00

6時前に起床。二日酔いの不快な目覚めでした。昨晩はよく飲みました。

トイレを済ませ、各車単位で十郎の湯を出発。雪は止んでいました。途中のコンビニで朝食と行動食を購入し、とりあえずゴンドラ駅前に駐車するために、栂池高原スキー場に向かいます。さすがに日曜日だけあって、ゴンドラ始発前から次々と車が入ってきます。

ゴンドラ運転開始の8時に全員が集合。今回の装備の構成は、テレマーク5名、ATスキー2名、ワカン3名と実にバラバラです。実に山屋らしいという構成ですが、テレマークが半数を占めるのは山岳会としては異端かもしれない。スキーヤーは2名で1セットの回数券を購入しました。これはちょうどゴンドラ2回分と栂の森リフト2回分になります。ワカン組にはゴンドラ往復券を購入してもらいました。

早速、ゴンドラに乗車して、栂の森へ。ワカン組は栂の森から歩いてもらい、スキー組はさらにリフト1本を乗り継いで、林道入口に滑り込みます。スキー組がシールを付けたところで、ちょうどワカン組が登ってきました。

ここから実習開始です。林道上ですが、早速、雪崩の走路を横切ります。トレーニングなので、教科書通りに間隔を開けて通過してもらいます。歩いているうちに晴れ間も見えてきました。よい1日になりそうです。

早稲田小屋からはパーティーを5名1組の2つに分けました。1パーティーは私が、もう1パーティーはコージさんに見てもらいます。ここからはすでにあるトレースに頼らずに、自分たちでルートファインディングしながら、ヒヨドリ西尾根まで登ってもらうことにします。先頭を交代しながら、ラッセルして進みます。

教科書に従うとすれば、急なオープンバーンは避けて、木をつないで登っていきます。凸状の斜面も避けます。フカフカの新雪が深く、急斜面であるので、ラッセルはそう楽ではありません。ラッセルに不利なワカン組が意外に健闘していました。私は最初は一番後ろから指示したりして付いていきましたが、ついラッセルしたくて先頭に出てしまいます。いけない、それではみんなの練習にならない。そんな感じで楽しみながら登って、尾根上に出ました。

天気がよくなって、実に気持ちのよい尾根上です。これならば予定通り親沢も滑走できます。その前にデモを兼ねてピットを掘ります。2日前にも掘っていますが、結果は同じで、コンプレッションテストでもはっきりとした弱層は見つからず、結構雪は安定していそうです。

さて、シールを外して親沢への滑走です。念のため、間隔を開けて滑ってもらいました。一昨日と同じく、激パウ状態でした。標高1809m付近の傾斜が緩くなり、開けたところまで滑りました。

コージさんに続いて、みんな気持ちよく?滑ってきます。

Hiyo1 Hiyo2

ワカン組も歩いて下りてきたところで、2人1組でピットを掘ってもらいました。

Hiyo3

各雪の層の柔らかさなど積雪の観察をしてもらい、バーブテストとコンプレッションテストを行ってもらいました。雪面から15cmほどのところに密度の薄い層はあるものの、破断面は不明瞭でという結果でした。コージさんがいろいろとアドバイスしてくれたので、大変助かりました。

その後、エクステンドコラムテストを行ったところ、破断の伝わりは無し。ルッチブロックテストではジャンプした時に問題の層のところでずれました。

Hiyo4

その上の層はスラブにはなっていないので、起こっても点発生の雪崩でしょう。急な凸上斜面を避ければ大丈夫でしょう。総合的にはおおむねgoodの評価でした。

これで一通りの実習が終了です。急な凸上の斜面は避けて、再び親沢を登り返しました。尾根に戻ってからは、そのままドロップポイントの東側にある小ピークまで登りました。ここでシールを外して、いよいよ最後の早稲田小屋までのパウダー滑走に入ります。ワカン組は先に行ってもらいました。

まず私が先にいただきます。南面でも激パウです。ただワカン組に追いついたところで前転してしまったのは、ちょっと恥ずかしかった。その後は一瞬で早稲田小屋でした。後続はめいめいのペースで滑り降りてきました。後は林道を滑るだけですが、私は雪崩の走路になる木の薄いところへ飛び込み、ショートカット。ここも雪が軽くてよかったです。

スキー場に滑り込んだら、最後の長いスキー場の下りに備えて、栂の森のレストランで大休止です。ワカン組はまっすぐ下山してしまいました。いつもながら圧雪された硬くて長いゲレンデは疲れました。私が疲れるぐらいなのだから、テレマーク1年目の女子2名にはきつかったかな? 全員ゴンドラ降り場に無事到着し、ここで解散となりました。この後、男性陣だけで「きざし」にラーメンを食べに行きました。

私にとっては実に充実した4日間でしたが、皆さんはどうだったかな?

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