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November 25, 2007

注意!立山みくりが池温泉にクレバス

11月22日〜24日に単独で立山へバックカントリースキーに行ってきました。
その際、危険な目に遭いましたので、同じ事が起きないように詳細を報告いたします。

入山日である11月22日の室堂は、吹雪で視界不良でした。
それでも雷鳥沢のテント場までは問題ないだろうと思い、スキーにシールをつけて歩き始めました。
視界不良のため、時々登山道を外しかけることはありましたが、登山道沿いに立っている棒のおかげで迷うことはありませんでした。
ところが、みくりが池温泉の建物の10m手前あたりで、いきなり雪を踏み抜き、隠れていたクレバスに落ちてしまいました。
場所は、室堂から雷鳥沢へ向かって、登山道からわずか2〜3m右側のところです。
深さは最深部までは4mはありました。
私は雪面から2mぐらいのところで仰向けに引っかかっていました。

落ちた直後は上から顔の上に雪が落ちてきて、鼻や口に入り、危うく窒息しかかりました。
雪崩で窒息する理由がよくわかりました。
なんとか手で雪をどけ、正常に呼吸できるようになりました。
しかし、20kgを超えるザックの重荷と装着していたスキーのため、しばらく身 動きが取れませんでした。
助けを呼んだりもしましたが、たまたま登山者が通らない時間だったのか、応答はありませんでいた。
そのうちなんとかザックの左肩のベルトをゆるめることができ、重いザックを外すことができました。
スキーも外し、これで体がフリーになり、助かったと思いました。
ただ油断していると体や装備がさらに底に落ちてしまいますので、雪を踏み固めて足場を作り、なんとか立つことができました。

次は2mの雪壁をどうやって登るかですが、新雪でひじょうに不安定な状態。
まずはスキー板とストックを背伸びして、雪面へ上げました。
しかし、ザックは重くて上がらない。
スコップで雪を階段状に固めることで、なんとか脱出することができました。
かなり体力的も消耗し、精神的にも参りました。

翌日は浄土山の斜面でパウダーを楽しみましたが、落ちたときに左膝をひねったようで、予定を1日繰り上げて24日に下山しました。

今年は11月としてはひじょうに雪が多く、室堂で2mほどの、吹きだまりではそれ以上です。
みくりが池温泉付近でもすでに雪庇が発達しています。
好天の時は問題ないですが、視界不良時は注意が必要です。
室堂周辺だと思って油断しない方がよいです。
11月末日までアルペンルートが運行していますので、これから立山へ入る山スキーヤーもいることと思います。
私のような失態を起こさないよう、視界不良時はくれぐれも気を付けて行動してください。

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Comments

無事でよかったです。

Posted by: くろ | November 25, 2007 at 11:01 PM

ほんとに気をつけて下さい!!

Posted by: ルリ | November 26, 2007 at 12:39 PM

ご心配をおかけしました。
それでも帰ってきたら、次はどこへ滑りに行こうかと、また考えています。
アホですね。

今年は危ない目に3回。
1回目は5月の木曽御嶽でホワイトアウトと雷、2回目は恵那山黒沢で滝をスリップ、そして今回が3回目。
ちょっと数が多い。
4回目は命を落としかねない。
ここで気をつけねば。

Posted by: マメゾウムシ | November 26, 2007 at 02:27 PM

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