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May 15, 2007

木曽御嶽テレマーク

木曽御嶽山BCスキーの記録です。

・山行名:御嶽BCスキー
・年月日(自):2007/05/10
・年月日(至):2007/05/10
・リーダー,メンバー,他:石原
・人数計:1
・装備:テレマーク
・天候:5/10 吹雪・ホワイトアウト・雷
【コースタイム】
5/9 自宅21:00発〜御嶽ロープウェー山麓駅2:00
5/10 木曽御嶽山
 御嶽ロープウェー山頂駅9:25〜山頂稜線スキーデポ地点12:00〜剣ヶ峰12:35〜スキーデポ地点13:15〜ロープウェー山頂駅14:24

 御嶽は4月21日のリベンジ。この時は強風・ホワイトアウト・雨のため、山頂を踏まずに9合目で引き返した。

 週間予報ではまずまずの天気のはずだったが、5月10日は雨が降るとのこと。とりあえず行ってみてから判断することにする。朝はまだ晴れており、御嶽山頂も見える。ロープウェーの切符売り場のお兄さんによると、午後から天気が悪化するとのこと。なんとか行けそうである。天気が悪化する前に山頂を踏み、さっさと降りてくればよい。ゴンドラの始発は9時。平日ということもあり、登山者は私1人だけある。4月に9合目まで登っているので、ルートはわかる。

Ontake1

 かなり腐った雪をシールをつけて登る。樹林帯を抜けると風が強い。やがて雪も降ってきた。この時点ではまだ山頂が見えていた。ところが天気の変化の方が私の登るスピードより速かった。出発してから2時間ほどで完全に吹雪状態でホワイトアウトとなった。前回は雨だったが雪ならばまだましである。しかし、あられ状態の雪は顔に当たると痛い。雪がクラストしだしてからはスキーアイゼンを装着して登る。このスキーアイゼンはテレマーク用のもので、板に直接付けるタイプ。松本の登山具店ブンリンのオリジナル。よく効き、かなりの登高力がある。ガシガシと登り、山頂への稜線へ出る。この時点で雷が鳴り始めるが、スキーをデポし、剣ヶ峰まで行くことにする。

Ontake2  稜線は強風と吹雪で顔を上げることができない。なんとか根性で剣ヶ峰に到着。これで日本の3000m峰は全山制覇である。さあ急いで下山だ。雷のピカとゴロゴロの間隔はほとんどない。しかし、ホワイトアウトで視界はまったくない。降雪でトレースも消えている。コンパスを頼りに歩き始める。気がつくと急斜面にいた。「しまった稜線をはずしている。」登り返すとさっきの剣ヶ峰だ。「やばいリングワンデリングしかけている。」今度は慎重にコンパスで方角を確かめ。稜線をはずさないように進む。雷はいっそう激しくなり、ピッケルの金属部分が帯電して音を出し始める。生きた心地はしない。なんとかスキーのデポ地点付近に戻ってきたが、ホワイトアウトと積雪でスキーが見つからない。雷はいつ落ちてくるかわからない。焦る。もっと見つけやすいようケルンを積むなどしておけばよかったと後悔する。とりあえず登りに通った小屋の付近まで降りてみる。ここで自分のトレースを見つけ、それを追って登り返してみる。「あった。」これで一安心。強風と雷の恐怖の中、スキーをすばやく装着した。

 いよいよ滑走。アイスバーン状態の急斜面を慎重に横滑りと斜滑降で高度を落とす。ホワイトアウトでの滑走は平衡感覚がおかしくなる。滑っているのか止まっているのかがわからないことも。それでも下りはあっという間だった。雷の恐怖を感じなくなったところで、新雪滑りである。わずか数時間の間にだいぶ積もっていた。ちょっと重めだが、テレマークターンが決まるのは楽しい。無事、スキー場へ続く尾根に出る。これでもう迷うことはない。あとは滑りを堪能する。前回は悪雪でテレマークターンどころではなかったが、腕を上げたのか雪質がよいのか快適である。しかし調子に乗るとこける。まだまだ修行が足りない。樹林帯の中もぎこちないながらも滑りきり、あっけなくロープウェーの山頂駅に出てしまった。前回は駐車場までスキー場を滑ることができたが、すでにスキー場は営業を終えていることもあり、滑れない。ゴンドラに乗って下山した。

 この日は全国的に荒れ模様の天気であったようだ。雷に打たれずになによりであった。木曽温泉で汗を流し、翌日の乗鞍岳のために乗鞍高原へ向かう。

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