保全生物学
昨晩は今日の1限に講義があるにもかかわらず、結構飲んでしまいました。おまけに最後はラーメンでしめてしまいました。これでは中性脂肪値が再び上昇してしまいます。今後は気をつけます。今日の1限の講義科目名は「保全生物学」でした。実は後期は1限が3日続きます。寒くなってくると結構大変です。今日は少々二日酔い気味だったこともあり、歯切れがない講義で反省です。この科目と前期にあった「環境統計学演習」という科目は私には結構しんどい科目です。なぜならば私はこれらの専門ではないからです。おまけに私は最近の保全に関する研究について批判することが多い。生態学会大会では保全の講演が実に多いのですが、ほとんどが科学的一般性とはほど遠い内容で、特定の地域や生物に話題がしぼられた狭い内容のものがほとんどです。いくら保全が重要と言ってもこれでは保全生物学という学問の発展は期待できないように思います。今度の新潟大会でも実にそのような発表の申込が多いです。そのような人間が「保全生物学」を教えているわけですから、しんどいしんどい。なんとか生活史の進化や個体群生態学の内容を入れることで対処しています。ただ、さすがにそれだけでは保全生物学から離れてしまいますので、たまには専門でない保全の話題をしています。今日はα多様性やらβ多様性やらを紹介しましたが、自分が使っていない指標を説明するのは実にしんどかったです。
午後はあいかわらず生態学会大会企画委員会のレスポンスに追われていました。ちょうど公募シンポと自由集会のプログラム原稿が明日締切ということもあり、それらが次々とメールで送られてきます。その受領返事を出すのも面倒な仕事です。そうそう自由集会にしても公募シンポにしても日程希望のわがままが多すぎます。こんなわがままを聞いているととてもプログラムなど組めません。次の大会からはもう日程希望は受け付けませんのでよろしく。
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