January 31, 2012

越前甲

牛岳の翌日は福井と石川の県境にある越前甲に行きました。夏に大日沢を遡行した加賀大日山の隣の山です。

【山域】越前甲
【場所】福井県・石川県

【日時】2012年1月29日(日)

【メンバー】なべさん、しまさん、マメゾウムシ
【天 気】 晴れ
【コースタイム】国道416除雪終点7:30~稜線鞍部9:24~越前甲山頂10:44~エントリー地点10:51-11:20~北面最低点11:39~稜線鞍部12:18~国道416除雪終点12:50

今日のメンバーは前日のしまさんに加えて、お馴染みのなべさんの計3人。道の駅しらやまさんに6時に待ち合わせし、勝山へ向かった。

登山口は国道416号の除雪終了地点。この国道は石川県側にもあるのだが、福井と石川の間は車の通行ができない。出発時は気温が低く、北からの風も強かった。

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7時過ぎに出発。しばらく林道を歩く。林道には昨日のものと思われるトレースが残っている。今日のラッセルは楽そうだ。

出発して30分程で林道を離れ、杉林の中を登る。雪がモナカ気味なのが気になる。ここから、ラッセルをなべさんから私に代わる。杉林を抜けると越前甲が眼前に現れた。高圧電線が横切っているのは少々見映えが悪い。

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越前甲の稜線鞍部を目指して進む。南斜面で日射と風の影響を受けるためか、表面はパック気味である。昨日の快適パウダーとはだいぶ違う。所々、雪庇などが崩れて起きた小規模な点発生雪崩の跡がある。稜線鞍部が近づくにつれて、木の少ない斜面をトラバース気味に進むようになるので、念のため、間隔を開けて進む。

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標高980mの稜線鞍部に到着すると北面から強い風が吹き付けていた。

山頂から東に伸びる稜線の南側には雪庇があるので、稜線の北側の樹林帯の中を進む。雪はパックされているが、カリカリではない。

標高1100mぐらいから樹林帯が狭くなり、傾斜も急になってきたので、さらに北側の無木立斜面にまで出て、シール登行をする。ところがこれは失敗だった。明らかに雪面がスラブ化していて、自分が歩く振動が雪に伝播していくのがわかる。案の定、自分が進む前方に直線的にシューティングクラックが入った。これはやばい。このままでは面発生表層雪崩を誘発する危険性が高い。間隔も開けていなかったので、雪崩れたならば全員巻き込まれるだろう。みんなに「雪がやばい」と伝えて、とりあえず、斜め前方上の木のあるところを目指して慎重に進む。あとは木と木ををつなげながら、無木立斜面を避けて、なるべく稜線に沿って進んだ。雪は板状になって割れることからも、積雪はかなり悪い状況だ。

この場所は東斜面であるが、風と日射の影響を強く受ける斜面のようだ。おそらく前日からの強風によって新雪表面がスラブ化したのだろう。また昨晩は雪があまり降らずに、気温が低かったため、スラブ化した層とその下の新雪の層との間に再結晶化した密度の低い脆弱な雪の層ができたと思われる。

ヒヤヒヤものであったが、やがて斜度もゆるみ、なんとか無事に山頂についた。一安心だ。山頂からは白山が見える。

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予定では山頂から北面の谷を滑るつもりであった。しかし雪の状態を考えると、往路を樹林に沿って戻るのが教科書通りだろう。だが登ってきた斜面の雪の状況は最悪だ。通りたくないというのもある。

念のため、北面の谷へのエントリーポイントで、ピットを掘ってみた。

P1040653_2 しまさん撮影

積雪深はプローブで測ったところ、3m以上。新雪が1m以上あり、その中には弱層は確認できなかった。危険なのは、おそらく風の影響を強く受ける東斜面に限るのかもしれない。とりあえず、北面の谷を当初の予定通りに滑ることにした。しかし、リスクがないとは言いきれないので、なべさんを先頭に雪の状態を確かめつつ、1人ずつ間隔を開けて滑っていった。

滑走開始当初は、雪の表面が若干固かったが、標高を下げるにつれて雪は快適なパウダーと変わっていった。

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テレマークターンは楽しい!

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しまさんはBCクロカンでスイスイと!

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まったく問題はなかった。この選択は大当りだった。谷の中は風もなく穏やかだった。往路を戻っていたならば、樹林の中を慎重に高度を下げるだけだったかもしれない。

標高870mぐらいの斜度が緩くなったところから、シールを付けて稜線鞍部を目指して登り返した。

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40分程で稜線鞍部に到着。白山の眺めがいい。

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あとは往路のトレースを辿って下るのみ。雪はパック気味だったが、それほど滑走に支障はなかった。

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わずか30分で駐車地点に到着。登りはヒヤヒヤものだったが、結果としては満足な滑走ができた。北陸の渋い山を案内してくれる’しまさん’と’なべさん’に感謝である。

下山後は勝山の横倉鉱泉という温泉に行ってみたが、残念ながら営業していなかった。仕方なく、しまさん、はまさんと別れて、そのまま帰路についた。

長くバックカントリースキーをやっていると、やはり積雪が不安定な時に遭遇することがある。私の経験としては、2009年4月に行った会津駒ヶ岳以来の危ない積雪であった。この時は、小規模ながらスキーカットで雪崩が起きた。今回の経験は、スラブの特性を知ることができたという点では、ある意味勉強になった。今後、雪崩事故に遭わないためにも、この経験をリスクマネージメントに役立てていくつもりである。

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January 30, 2012

牛岳(富山県砺波市)

冬型の天気が続いていたので、再び北陸へパウダーを求めて行ってきました。

【山域】牛岳
【場所】富山県

【日時】2012年1月28日(土)

【メンバー】しまさん、マメゾウムシ
【天 気】 雪
【コースタイム】湯谷スノーシェッド出口7:19~牛嶽ヒュッテ8:55~稜線10:29~牛岳山頂11:12-32~牛嶽ヒュッテ12:21~湯谷スノーシェッド出口12:43

牛岳は富山県砺波市にある標高987mの低山である。前夜は大雪で北陸道が通行止めになるなど大変だったが、なんとか集合場所の道の駅庄川に辿り着くことができた。

今回のパートナーであるお馴染みのしまさんと合流し、登山口へ向かう。湯谷(ゆのたに)温泉近くのスノーシェッド近くの路肩が広くなっていて、そこに車を駐めた。雪は前夜から降り続いている。

P1040575 しまさん撮影

7時19分に駐車地点を出発。しまさんは今回も軽快なBCクロカンだ。いきなり杉林の急登を登り、尾根に取り付く。今回はトレーニングということで、先頭ラッセルで行きます。

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尾根に登り上げると斜度は多少はゆるやかになる。出発してから2時間弱で牛嶽ヒュッテに到着。ここに泊まって宴会というのもよさそうだ。

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さらに登って行くと、杉林からブナなどの落葉広葉樹に変わる。

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途中、急に痩せ尾根の様な感じになり、そこを30分程歩いた後で、再び広々とした斜面になった。滑るにはなかなかよい斜面だ。

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西稜線に出て、40分ほど東へアップダウンを繰り返して進んで、ようやく山頂に着いた。風は弱くてよいのだが、雪は相変わらずしんしんと降り続いていた。

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腹ごしらえをして、シールを外して稜線を戻る。しまさんはステップソールのBCクロカンなので、こういう時は有利だ。私は普通のファット板なので、結構難儀してドロップ地点へ戻った。

いよいよ滑走だ。雪は重めのパウダーだが、滑走に問題はなかった。

P1040602 しまさん撮影

しまさんもBCクロカンで心地よく滑り降りてくる。

P1280875

雪煙も上がります。

P1040607 しまさん撮影

ファット板は浮いてくれるので、自然と飛び気味になってしまいます。

20120128 Ushidake M from Taisuke on Vimeo.(しまさん撮影)

あとは、登りトレースを辿って下るのみ。あっという間に駐車地点に到着だった。

帰りの支度をしていると、1台の車が止まり、おじさんが出てきた。これから牛岳に登るのだという。誰かのトレースを当てにして来たとのこと。ん...

下山後は南砺市の華山温泉に行き、汗を流した。その後、しまさんと金沢にて回転寿司を食した。回転寿司としてはなかなかレベルが高く、おいしかった。しまさん、ご馳走様でした。

北陸の山は低山でも侮れませんね。こんなにバックカントリー向きの山があるとは。しまさん、どうも有り難うございました。その晩はまたも道の駅しらやまさんで車中泊しました。

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January 23, 2012

テレマークスキー関西講習会2012

1月20日(金)〜22日(日)にハチ北スキー場で開催された第9回テレマークスキー関西講習会に参加してきました。

昨年はバックカントリーの予定を入れていて参加しなかったので、2年ぶりの参加でした。関西講習会は豪華な講師陣による講習会だけでなく、関西のテレマーカーとの技術・情報交流の場でもありますので、参加しないわけにはいきません。

以下、その報告です。

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1日目

休暇を取って、1月20日(金)から参加した。この日のハチ北は小雨だった。ウェアが濡れる。

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講師3人による1日目の開会式。

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左から、川上敦さん、植木庄司さん、畑あやの(アジャ)さん。川上さんは日本のテレマーク界の神様、植木さんは革靴職人、アジャさんは日本最速女レーサーと、テレマークスキー界では有名なお三方だ。

私は川上さんのクラスを受講。川上さんは指導員に指導する立場だけあって、ひじょうに洗練されたソフトな滑りをする。午前中は狭いスタンスで外足に乗った滑り、午後は内足に乗った滑りを行い、内足の使い方の大切さを指導いただいた。なかなか模倣するのが難しい技術だった。

川上さんに特に指摘されたのは足首をもっと柔らかくという点。ブーツをT3からT2ecoに変えたということもあるが、足首の使い方は、まほろばの滑りでも重要。今後は注意したい。
ちなみに川上さんは私の滑りをみただけで、私がまほろば系であることを見抜いてしまった。私の滑りとヒロ師匠の滑りには似ているところがあるのかな?

初めて知ったのだが、テレマークスキー教程にあるツーステップターンは川上さんが確立した技術だそうだ。

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2日目

土曜日からは、多くのテレマーカーが参加した。合計104名だそうだ。関西でこれだけのテレマーカーが集まるのは凄いと思う。あらためて正式な開会式。

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真ん中におられるのが、今回の講習会の中心人物である坂根一弘さん。三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクールのテレマーク主任インストラクターをされている。このようなテレマークスキーの大規模な講習会が関西で開催されるのは、ひとえに坂根さんのおかげだ。大変有り難く思う。

この日からはベーシック上級クラスに参加した。講師は世界のアジャさん。アジャさんはレーサーなので、必然的にレーシングテクニックでも重要な内容となった。広いスタンスでのターン後半の外向・外頃姿勢を徹底的に練習した。天気は曇りで、視界はいまいちでしたが、そのおかげか人は少なく、スムーズにリフトに乗車できた。

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前日の川上さんのソフトな動きとはまったく正反対なダイナミックな動き。バックカントリーでも急斜面での滑走では外向姿勢は重要だ。まあ、だいたいこの日の課題はこなせたように思う。

夜は懇親会。

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じゃんけん大会では勝てず、残念ながら景品を手にできませんでした。

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3日目

最終日の講師はアジャさん同じくレーサーの上野英孝さんだった。テレマークだけでなく、アルペンスキーでもご活躍されている。この日は受講者全員が男性ということもあり、かなり運動量のある激しい内容となった。

内容は切り替え。ストックを突いてから、外足を出すという動き。ヒロ師匠のレッスンでも、クロスオーバーをしてからターンに入るということをやったが、それと近い内容だ。違うのは、上半身を谷側に投げ出すぐらいの動きをすることと、ターン後半に極端な外向姿勢を取ることだ。必然的に動きはダイナミックなものになる。

このような練習は急斜面がよいということで、ハチ北名物の急なコブ斜面である北壁で行った。天気は回復して、陽が差すこともあった。

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ただし雨の後なので、斜面は荒れ気味であった。いきなり転倒したりもしたが、教わった通りに谷方向に上半身を投げ出し、ターン後半に外向姿勢を取れば、安定して滑れることも実感。転倒する時は必ず内倒してしまっているときだ。

上野さんは平然とコブの急斜面をカッ飛ばしていた。4〜5本ほど北壁を滑ったが、さすがに終わりの方は、膝がガクガクになり、制動がかけられないほどだった。

バックカントリーでは登りに半日以上かけても、下りは1時間ほどで終わってしまったりする。ゲレンデで3日間滑りまくるというのは、バックカントリーとは違う筋肉の使い方だった。そのためか、膝に疲れが出てしまったのかもしれない。

最後に上野クラスとアジャクラスの合同で記念撮影。

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怪我人がでることもなく、無事閉会式となった。

P1220863 坂根さん

P1220864 ビーテック代表の川上さん

P1220865 三浦雄一郎&スノードルフィンスキースクール代表の杉原整さん

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今回、講習会に参加して、いろいろと学んだが、おそらくすぐには身につかないものがほとんどだろう。一方で、普段滑っている時に、学んだことを意識していれば、ある場面で、「こういうことだったんだ。」と、わかることがあったりする。自分のテレマークの技術の幅を広げるという意味では、そういう経験は重要だ。

また、「自分の滑りはこれだ。」というものもある。私自身はレーシング的なダイナミックな滑りよりも、やはり、まほろば系のソフトな滑りの方が向いていると思う。バックカントリーでは雪崩のリスクを考えると、斜面に振動を伝えないソフトな滑りができた方がよい場面が多いだろう。そのあたりは技術を取捨選択して身につけていけばよいようにも思う。

技術はもちろん重要ではあるが、講習会ではお互いの交流も重要である。関西講習会で知り合ったテレマーカーとバックカントリーでお会いすることが、これまでに何度かあった。そのような出会いを通して、将来的に一緒にバックカントリーに滑りに行くこともあるかもしれない。このような機会は貴重であり、大切にしていきたいと思う。

坂根さんを始め講師の方々や主催者の皆さんには、このような機会を設けてくれたことに厚く感謝申し上げたい。

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January 18, 2012

白山周辺 鳴谷山

野谷荘司山の翌日は、当初はテレ仲間のしまさんと2人で鳴谷山の計画だった。ところが、前日に一緒だったなべさんとはまさんが加わり、他にMUさん、そして小松労山(ブルーベル)のNさんとMさんが加わって、合計7人の大パーティーで鳴谷山に行くことになりました。山頂から滑走できたのは、大人数だったおかげ。2人だったならば、ラッセルで疲れてしまい、とても山頂までは行けなかったでしょう。以下、その記録です。

【山域】鳴谷山
【場所】石川県

【日時】2012年1月15日(日)

【メンバー】しまさん、なべさん、はまさん、MUさん、Nさん、Mさん、マメゾウムシ
【天 気】 曇りのち雪
【コースタイム】白峰の林道除雪終了地点7:14〜尾根取り付き地点10:14〜1249m林道合流地点12:00〜稜線13:00〜鳴谷山南ピーク13:27〜滑走開始地点13:45-14:04〜1249m地点14:20〜尾根取り付き地点14:49-56〜除雪終了地点16:04

道の駅しらやまさんに6時に集合。途中でブルーベルの2名も合流し、3台で白峰へ。白峰から市ノ瀬方面へ少し行ったところから左の林道に入り、しばらく行った除雪終了地点に駐車した。

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前夜は道の駅では雨だったので、少々雪の状態が不安だったが、そう悪くはない。7時過ぎにシール登行を開始した。しまさんは今回もBCクロカンだ。重いテレマークはもう履けないようだ。

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だらだらと長い林道歩きが続く。そうラッセルは大変ではないが、さすがに3時間も続くと飽きてきた。多少、アップダウンがある林道なので、帰りもそれなりに時間がかかりそうだ。

尾根に取り付くと、傾斜が急になり、ラッセルがきつくなる。雪は少々重めでモナカ気味であった。杉林を抜けると、なかなかよいブナ林になった。

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途中、林道との合流地点を越えて、尾根取り付きから3時間ほどで稜線に出た。本来のピークはまだ先だが、ここが滑走開始地点になる。

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最初はとても稜線まで行けないと思っていたが、さすがに7人もいれば行けるものだ。前日のことも考えると、新雪の時期にピークまで行くには、それなりのパワーか人員が必要と感じる。せっかくなので、前日と同様にピークまで向かうことにする。

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多少のアップダウンを繰り返して、鳴谷山の南ピークに到着。ここでホワイトアウト状態になり、風も強くなった。

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三角点のある北ピークへは、1回下がって登り返すことになる。標高はほとんど変わらない。行ってもシールを付けたまま戻らないといけないので、ここまでとする。とりあえず、登頂写真を。

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シールを付けたまま、稜線のドロップ地点まで戻る。腹ごしらえをして、支度ができたら、いよいよドロップだ。

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最初の滑り出しは斜度もあり雪もフカフカで快適だった。前日と同様に激パウで歓声があがる。下に行くにつれて、多少雪は重くなっていったが、滑りにはそう支障はなかった。みんな笑顔で、尾根の取り付き点まであっという間に滑り降りてきた。

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あとは林道を滑っていくだけ。BCクロカンでステップ付きのしまさんが先行する。途中、登りになるところが厄介だったが、1時間ちょっとで駐車地点へ戻ることができた。ここで解散となり、それぞれ帰路についた。私は白峰温泉総湯で汗を流してから、福井経由で帰路についた。

鳴谷山はこの林道歩きが長くて大変なのか、1月に登って滑走したという記録はあまりないようだ。今回、うまく行ったのは大人数で力量が揃っていたからであろう。この2日間は実に充実したパウダーランができた。

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January 17, 2012

奥飛騨 野谷荘司山

先週末は白山周辺の山を滑ってきました。まずは奥飛騨の野谷荘司山の記録です。

【山域】野谷荘司山
【場所】岐阜県

【日時】2012年1月14日(土)

【メンバー】なべさん、はまさん、ノルさん、マメゾウムシ
【天 気】 曇り時々雪または晴れ
【コースタイム】白山スーパー林道除雪終了地点7:14〜鶴平尾根取り付き7:37〜1602m小ピーク10:30〜ジャンクションピーク11:20〜野谷荘司山12:05〜ジャンクションピーク12:17-31〜白谷滑走〜除雪終了地点13:22

前夜に集合場所である道の駅白川郷に到着。すでに東京からのはまさんの車が駐まっていた。6時半に金沢からのなべさんとノルさんも集合し、トヨタ白川郷自然学校の近くまで移動する。車は白山スーパー林道の除雪終了地点に駐めた。我々以外にも大阪からの1パーティーも野谷荘司山に入るとのこと。2パーティー6人で出発する。

しばらくは傾斜の緩い白山スパー林道を進む。鶴平尾根に取り付くと傾斜が急になり、膝までのラッセルとなった。6人でラッセルの先頭を交代しながら進む。周りの木々はブナだ。

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尾根はさらに急となり、幅も狭くなる。ラッセルはよりハードなものとなる。こういう時に活躍してくれるのは国際山岳ガイドの資格を持つノルさんだ。我々日本人とは馬力が違う。ラッセルの半分は彼がやってくれた。彼がいなければ山頂到達も難しかったかもしれない。

やがて木が少なくなり、視界が開ける。幅の狭い尾根をなんとか切り返しながら進んでいく。

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1602m小ピーク付近を通過中。

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出発から4時間かかって、ジャンクションピークに到着。

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滑走開始はこのジャンクションピークからになるので、野谷荘司山の本当のピークまで行かなくてもよかったのだが、元気なはまさんが「行こう」と言うので、みんなで行くことに。

いったん下って、登り返して、ジャンクションピークから45分かかって山頂着。そのままシールを付けたままジャンクションピークまで戻りました。

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先週に白谷を滑ったパーティーで沢に落ちた人がいたとのことで、当初は鶴平尾根の東側の谷を滑る予定でした。しかし白谷の無木立斜面を見せられると、滑走せずにはいられません。もう1パーティーも白谷を滑るとのことで、一緒にドロップすることにしました。

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1797mの山にこんなに素晴らしい斜面があります。雪はフワフワで深く、激パウです。思わず歓声をあげてしまいます。各自が思い思いのシュプールを描いていきます。白谷にして正解でした。

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やがて谷は狭くなり、一部、沢に穴が空いているところがあります。注意しながら右岸側を滑っていきます。堰堤もトラバース気味に越えていきます。

林道に出ると、すぐに白山スーパー林道に合流です。あとは往きのトレースをジェットコースターのように滑れば、すぐに出発地点に到着でした。

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登りに4時間以上かかっても、下りは1時間もかかりませんでした。滑ってきた野谷荘司山を振り返ります。今シーズン1番の激パウでした。いやー、実によかった!

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下山後は五箇山の五箇山荘で汗を流し、翌日の鳴谷山のために石川へ移動しました。

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