July 05, 2018

金剛山丸滝谷にてワンゲル部沢登り訓練

沢登りを行う部員が増えてきたワンゲル部ですが、まだ学生だけで行ける技量にはなっていない。リーダーを任すからには、しっかりロープワークができないといけない。そこで金剛山丸滝谷にてワンゲル部学生に沢登り訓練を行った。

【日程】2018年7月1日(日)
【山域】生駒・金剛・和泉
【渓谷名】大和川水系 石ブテ谷 丸滝谷
【メンバー】ワンゲル部学生7名、OB2名、マメゾウムシ
【天候】晴れ
【コー スタイム】青崩9:05〜石ブテ東谷入渓地点9:18-37〜東谷との二俣9:59〜下の丸滝(滝の登攀および懸垂下降の練習)10:34-13:02〜上の丸滝(リード及び確保訓練)13:11-16:25〜六道の辻17:00〜青崩17:50

参加者は部員7名、サポートのOB2名、そして私の計10名と結構な大所帯。全員に目が行き届くか、そして効率よく訓練ができるかが問題だ。青崩に9時に集合した我々は、石ブテ谷東谷へ向かう。天気はよく、30℃を越える暑さだ。

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入渓すると、暑さも緩む。

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早速、最初の滝がお出まし。

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特に問題はない!

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石ブテ谷東谷と丸滝谷との二俣に到着。正面は東谷にかかる7m滝。

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丸滝谷を進む。

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スイスイと問題なく進む部員たち。

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最初の訓練場である下の丸滝に到着。ここで滝の登攀訓練。まずはOBのIくんにリードで登ってもらうが、上部で手こずる。上部は右手に逃げれば突破できるが、左へ登ると行き詰まる。

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この滝は登攀レベルが高いということで、ロープをフィックスして、部員には本番を想定してフリクションノットでの確保で登ってもらうことにする。

ここでヒヤリ・ハット発生。登攀中の1名のフリクションノットが効いておらず、落下した際に、結構な距離をずり落ちてしまった。何事もなかったのはよかったが、重大なミスである。以後はフリクションノットの効き具合をしっかり確かめさせてから登らせることにした。

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滝登りの後は、懸垂下降の練習。

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懸垂下降での事故は死に直結するので、しっかり手順を確認させる。

リードおよびセカンドの確保も練習させたいが、下の丸滝は登攀レベルが高いので、比較的容易に登れる上の丸滝に移動することに。

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まずは私がトップで登って、セルフビレイ用の支点をつくる。それからセカンドの登り方の見本を見せるために、私の確保でOBのIくんに登ってもらった。

13時を過ぎていたので、もう他パーティーは上がってこないと思っていたら、想定外の10人ほどの大人数パーティーがやってきた。我々はここで訓練なので、先に登ってもらうことにする。せっかくつくった支点も外す。

このパーティーは初心者が多かったようで、全員が通過するのにえらい時間がかかった。その間、他のメンバーはずっと滝下で待っている状態だった。支点を作り直して、これから指示を出そうという前に、なんと1回生の部員が確保無しで登って来てしまった。他パーティーに長時間待たされたせいもあるが、これはたいへん危険なことである。それも経験のない1回生になぜ登らせたのか?

これは本日2つめのヒヤリ・ハットであった。リーダー以外のメンバーにおいては、リーダーからの指示があるまで勝手な行動をしないように徹底させないといけない。

指導する側のOBIくんを滝下に下ろして、リードおよびセカンドの確保練習についての要領を部員たちに伝えてもらう。私が滝上でセルフビレイの取り方およびセカンドの確保の仕方について指導し、滝下ではIくんがトップの確保の仕方について指導する。

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念のため、滝にロープを1本フィックスし、トップはフリクションノットでそのロープに確保を取る。もちろん滝下にもトップを確保するビレイヤーがいる。

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トップが登ったら、支点にメインロープでセルフビレイを取り、セカンドの確保を行う。

この流れを2人一組で行ったが、セルフビレイの取り方など要領が悪く、かなりの時間がかかってしまった。全員が一通り終えた時点で、16時を大きくまわっていた。この一連の作業を正確に素早くできるようにならないと、学生だけで沢に行かすことはできない。普段からしっかり練習してもらいたい。

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そのまま沢を詰めて登山道に出る。1時間もあれば下山できるのが、金剛山のよいところだ。

多くの問題点が露呈した今回の訓練だったが、なによりもリスク管理を徹底させないといけない。普段からのロープワークの練習も重要だ。

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